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 蓮ダム・三重道の駅3箇所 [三重]


'08 7月1日(火)
どうもはっきりしない天気がつづく。
朝起きてみると、どうも晴れらしい。
では、出かけよう。

・・・と思って近所のスタンドで唖然とする。
180円何がしの表示でハイオクか、と思ったらレギュラーの価格だった。
今日は値上げの7月1日。

最近、坂道・信号のエンジンストップを心がけているので燃費が格段に伸びたのだが、敵は格段に手強く、当方の小手先ワザが通用するような相手ではない。

うむ、かくなる上は・・・と考えるのはとりあえず後にして、もう家を出てしまったので本日は行くしかないだろ。

天理ダムの裏道、県道247を通過していると、もうお昼過ぎ。
おかしな。
朝出たハズなんだが。
ま、いいか。
では本日は「笠そば」でソバを食べましょう。
(^^/
笠山荒神参道前の「笠そば」。
野菜直売場もあり、ちょっとした道の駅という雰囲気。
山の中にポツンとある施設で、平日のことでもありあまり人もいないだろと思っていたのだけど、ソバ専門の食堂は意外なことにほぼ満席になっていた。
掛けそば450円〜
 

昼食を済ませばもう1時半。
この前開発した山道を遊び榛原から大宇陀に抜け、まっすぐ国道166を三重県側につききる。
 
奈良・三重県境の高見峠。
トンネルを抜けるとR166は勾配をクリアするため一周ループする。
峠を越えてすぐに蓮ダムに抜けられる横道がある。
国道では丁度ダンプとトラックに前をふさがれてしまったので、栃谷まわりで蓮ダムに行くと決定。

のどかな山里の道が続く飯高町栃谷。

奈良県の大台ケ原の山の重なりがいつも見えている。
三重県側からは稜線が比較的峻険にみえる。
山と川のコントラストがヨーロッパアルプスを思わせる飯高町青田付近。
 
やがて蓮ダム周辺の景勝地に入っていく。
この辺は奥香肌(おくかはだ)峡というらしい。
三重県では奈良県曽爾村と接して香落渓(かおちたに)と称する景勝地もあり、「香」の字がいつもくっついているのはなぜ?と考えるのは後にして先に進む。

蓮(はちす)ダム。

周辺の道路はよく整備されていて、交通量はほとんどない。
国道166のバイパスとしてバイクツーリングでは理想的だが、ちょっと横道にすぎるか。
ダムの近くで野生のサルの集団を道路上に発見。
カメラを取り出すが、さすがはサル、構えた頃にはもう斜面の樹がゆれているだけ。

ダムのそばにある展望台に登っていると、都心の会社でサボっているヨメからメールが入り、しばらく相手する。
だいたい、ヨメは居眠りしそうになるとメールをよこしてくるのだ。
眠気さましの相手をするのも夫の義務か。

ホテル・スメール。
駐車場にバイクも数台停っていた。
コーヒー休憩というところだろうか。
なかなかおしゃれなリゾートホテルのようだ。
ところで「スメール」というのは smell だろうか? 奥香肌渓の「香」ということか? だとすればちょっと安直では? smellの語感は「香り」ではなくて「臭い」だろ?

カナで書くとスメルのハズだが、スメールと伸ばすのもなんか臭いか・・と思うが、深く追求するのは帰宅後にして先を急ぐ。

再び国道166号に合流する。
国道といっても沿道の家の軒をかすめるような両側で1車線部分もある。
しかし大阪あたりの生活の猥雑さはなくて、のどかな田舎町の風景。
ゆっくり走ろう。

道の駅飯高。

大きな施設で、日帰り温泉もある。
どこかで温泉に入る予定にしていたが、蓮ダムで時間を潰したので省略。

広い野菜直売上を見学していると6本50円のきゅうりが目に付き思わず購入。
見るとかなり曲がっている。
逆に言うと最近のスーパーでは曲がったきゅうりを見たことがない。
普通はきゅうりは適当に曲がってるのではないだろうか? まっすぐなきゅうりを無意識に当然と思っていたのは、よく考えるとあぶないことなのかも知れない。
と、考えるのは後にして、ジャガイモ・トマト・にんじん等も購入し、先を急ぐ。

ようやく国道368と交差。
これでやっと奈良方向に還れる。
三重県に入ってしまうと他の周回ルートはない。
途中に国道422というのがあって曽爾村方向に還る国道368のショートカット が出来そうな雰囲気だが、途中で未開通区間がある。

R166とR368の重複区間にある道の駅「茶倉」からの眺め。
飯高とは違って、こじんまりとした道の駅だが、高台にある公園内のログハウス風の施設。
ここが奈良県への旋回点になるので休憩しようと思ったら、もう閉店していた。
もう5時。
う、7時までには家に帰らないと夜のスイミングスクールに遅れる。

国道368の奈良方向への入り口。

あの山の重なりの中に入っていくのである。
林道もどきの山道を多少急いで登っていると、ブラインドカーブのひとつを曲がりきったところで 上から軽4輪トラックがぬっと姿を現し、急ブレーキ。

登り坂道+曲がり角の急ブレーキ。
一年ぶりくらいで立ちごけしてしまった。
トラックのおじさん達がバイクを起こしてくれ、大丈夫です、と犯行現場から逃げるように立ち去る が、実は飯高で買ったトマトの一個は大丈夫ではなかった。
林道もどきの山道といってもれっきとした国道だ。
夕方5時過ぎのラッシュ時には適度に交通量がある。

山道部分を抜けると急に快適な直線道路になる。
道の駅「美杉」付近の静かな夕方。

快適に走行していくと道の駅「伊勢本街道みつえ」にぶつかる。
もうここは奈良県御杖村である。
左に折れると国道の番号がひとつ繰り上がりR369になって曽爾村に通じる。
ここから家まで休憩ナシで一時間強。
プールには間に合った。

ところで奥香肌渓のホテル・スメールだが、確認すると smell ではなく smeallと 綴ってある。
あちゃ。
しかし、smeall という綴りでは意味がわからん。
辞書にも載ってない。
なにか臭い。
臭いますね。
さては、と大体の事情は推察できるのだが、まあいい。
プールで一泳ぎし疲れたので、深く追求もせず眠ってしまったのである。

origin: [三重県蓮(はちす)ダムと道の駅3箇所を周る] 2008/7/3(木) 午後 7:50
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