潮岬・熊野灘 針テラス

 野迫川村 [奈良]


'08 7月21日(月)
連日気温35度。
午後はよいこモードでちゃんとお昼寝するに限る。
いくら連休でもこれじゃ、日中バイクで遠乗りする気にはならない。

ヨメが近所の市営プールでやってる運動プログラムを見学に行けという。

それは筋肉! 脂肪やに! 
と議論は伯仲するのだが、35度で炙られれば肉汁たらたらと染み出し丁度食べごろなのは確か。

暑いけど、昼からヨメを積んでバイクで九条プールに行く。

市営プールだけど、今年からコナミに運営を委託し、ちょっとした運動プログラムを実施している。
圧倒的に中高年女性が主体のようで、ちょっと怖い(^^;

やはりもうすこし待ってシニア料金適用になってからコナミに行くか、とか、結論出せず。

せっかくタンデムで来たんだから、いつものジャスコに行くのもナンなので、野迫川村に行く?
とふと出来心でR24号に向かう。

昨日ヨメがジャスコにおいてあった雑誌の記事の中学校の廃校利用宿泊所の写真を見せてよこし、
「野迫川村ってどこ?」というご下問があったのだ。
確か、高野龍神スカイラインの横の奈良側が野迫川村だったよな。

というわけで野迫川村に。

地図も持たずに出てきてしまったが、高野山までのルートは開拓済み。
R24から京奈和道で橿原、大和高田バイパスで葛城山のふもとまで行き、県道30で
のどかに金剛山のふもとを伝って五条から再び京奈和道で橋本。
先々週白浜に行ったルートである。

京奈和道は自動車専用道路で信号もないので橋本まではあっという間。
「和歌山県橋本市」という表示を指差す。
ヨメとは初めての和歌山。

橋本から、この前のようにR371を選択、玉川峡から高野山に登る。
このあたりから天候があやしくなる。
地上が猛暑だとてきめんに怪しい雲が渦巻き始める。

R371の途中の九度山方向に向かうバイパス。

向こうの玉川峡を偵察行くヨメ。

        ↓
    「たいしたことな〜い」

ちなみにヨメのヘルメットは私が常用していたOGKのもの。
実はSHOEIの新しいヘルメット買ったのだ。
今までのとは販売価格にして3倍の差。
もちろん、んなもの定価で買うわけはないが(^^/

前回はのどかだったR371の高野山登坂だが、さすが連休最終日、高野山帰りの車が
ひっきりなしに下りて来る。
というか、もう皆高野山から帰る時間帯になってるのだ。

これから登る車はあまりないが、玉川峡の適当な川辺で水遊びをするのに道端に停めてある車が多く、
車同士対面してしまって立ち往生してる場面にも2,3度遭遇。

とても高野山上まですっと行けそうにないので、途中で富貴方向に行く側道に折れることにする。

この道も昨秋に探検済み。
たしか、この道でも野迫川村に通じているはず。

交通量はほとんどなく、のどかな田舎道だが、野迫川村方向へはジグザグの登り山道になる。

「あ、これが廃校になった中学校!」
「違うよ。
高野町立富貴中学校の表札出てますよ。
失礼だね。


ちょっとしたトンネルを抜けると和歌山県高野町から奈良県野迫川村になる。

野迫川村最初の観光施設「高野豆腐伝承館」横公園。
開館してるのか、してないのか、中はおじさん達が雑談に興じている気配があり、ちょっと入りにくい。
今回はパス。

鄙びた山村の家並みがつづき、廃校中学校利用宿舎ももうすぐか、と思ったが、実は
これからが本番の登り道だった。

奈良県の「村」は実に広大な行政単位。
ちなみに隣の十津川村は日本で一番大きな村(面積)ということになっている。

雲行きが怪しく、雨も降ってくる。
あやうく山中で遭難か、と思った頃やっと野迫川村役場のある地区到着。

ヨメは学校を見るたびに「これが廃校!」と叫ぶが、いづれも立派な建物ばかりだった。

高野龍神スカイライン方向に行くT字路付近でしばらく様子を探るが、廃校がこんな村の
中心にある訳はない。

もう夕方になっている。
ヘルメットも脱ぐ間もなく、あわてて退散。
ちょっとした出来心で来たので、こんなに家から遠いとはあんまり考えてなかったのだ。

途中「雲海眺望所」の標示がある場所で記念撮影。

せめてヘルメットくらい脱げよと思うが、なんせ新品のSHOEIなんで(^^;
高速走行時の風の抵抗が違う。
100キロ超えても細かくブルったりしないのである。
←それが普通なん?知らんかった(^^)
残念ながら雲海ではなく、雨雲が上方に渦巻いていたが、なるほどの山の連なりだ。
晴れていれば雲海が出ればさぞかし壮大な眺めだろう。

「廃校宿舎はどこかわからんかったけど、この景色見えたので来た価値はある。

とヨメの野迫川村撤退に際するお言葉。

帰りは県道733、53経由で奈良県側のR168に下っていく。
R168への合流点猿谷貯水池。
秋に見た紅葉の景色が目に浮かぶが、今は曇天の真夏の夕方である。

道の駅吉野路大塔で何か食べようと思ったが、すでに閉店。
向かいのうどん屋さんもソフトクリームだけの販売になっている。

出来心で高野山まで行っちゃったので、お昼食べてなかった。

5条市までひた走り、
再び金剛山麓の県道30に接続し、
大和高田バイパスを駆け抜け、
結局橿原でジャスコに飛び込み食料品売り場に直行。

生もの惣菜が半額になる時間である。

origin: [帰りにちょっと野迫川村に立ち寄る] 2008/7/23(水) 午後 4:47
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