湖東 大島・串本・白浜(2)

 白浜(1) [和歌山]


'08 12月30日(火)
12月30日朝。
天気はあまり良くないが、正月を白浜で過ごすことにしてとにかくヨメを積んで出発。
←最初の休憩地、葛城山麓公園。
南紀での暖かい正月を期待し、まずまずのスタート。
橋本まで五条道路(京奈和道)で行き、今回はR480号(西高野街道)・R370で高野山を迂回し、有田川沿いを海に向かうことにした。
どのみち高野龍神スカイラインは通行禁止。
前回に広川町まで行ったので見知った、のどかな道をたどる。
 
R480号沿いの物産商。

何だか雲行きが怪しくなってきた。
R370号を経由して再びR480で有田川沿いに出ると、何と雨が降りだしてきてしまった。
雨の可能性もあったのだが、降ってくれば引き返して翌日に順延しようと思い、雨具の用意をしてこなかったのだ。
しかし、高野山を越えれば引き返すも行くも同じことである。行くしかない。
山間の天気は変わりやすく要注意。甘く見てはいかんのだ。
前途多難なスタートに。

道の駅「しみず」で昼食休憩。

やっと何とか天気は回復。
薄日も射してきた。

有田に出てから横着し、高速(御坊道路)で南田辺ICから一気に白浜へ。
←円月島の夕日。陽射しはあるが、強風で頭の毛が逆立っている。

三段壁の宿舎でサイドケース二個を下ろし、夕食は「とれとれ市場」向かいの「いただき亭」で。
やはり海産物が豊富でおいしい。
気分はもうお正月。

白浜(1)  大島・串本・白浜(2) [和歌山] とれとれ市場・白浜(3)
'08 12月31日(水)

31日大晦日。天気は良くなりそう。
朝の三段壁では釣り人がへばりついている。
正式には潮岬で一月一日の初日の出を拝むのが当地の作法だが、天気が良さそうなので大晦日だけど潮岬に行くことにする。
道の駅「志原海岸」前。

空が青い。

次の道の駅「イノブータンランド」前。

いい天気になってきた。
行き会うバイクも増えてきた気配。

エビとカニの水族館前の日本童謡の公園前。
抜けるような空の青。山の緑。紺碧の海と白い波。なかなかの写真スポット。
いい陽気になり、公園内では道に寝そべっている猫も、人間ものんびりと遊んでいた。
潮の岬の正午。
陽射しがきつい。
次いで大島に渡る。
向かいは串本、のちょっと先の古座辺り。

↓大島の突端、樫野崎灯台で恰好をつけるヨメの晴れ姿(100枚中唯一のアタリ・・)。
 
串本のスーパーの、ちょっとした無料の茶のサービスもあるコーナーで昼食休憩。
もちろん寿限夢氏のブログで一躍有名になった、ここの「さんま寿司」を賞味。
安くておいしいのでもう一本土産に買って帰る。
 
帰りは古座の大橋から山側に入り、古座川伝いにR371に出、付近の山道を試す。
←古座の一枚岩。


山側は奈良に比べ岩肌が険しく露出しているところが多く、男性的な印象。
その後、日置川の上流の県道36号辺りで大きくR42を迂回して白浜山側から帰る予定に。

途中で日が暮れてしまって道に迷い、やっと朝来駅近くでR42に出るまで少々不安だった。
ちょっと調子に乗り過ぎたか(^^;
湯崎のスーパーで食料を買いこみ、宿舎で年越しをする。

夜、白良浜まで新年のカウントダウンの花火を見に行く。
寒かったが、町は路上駐車の車で一杯だった。


大島・串本・白浜(2)  とれとれ市場・白浜(3) [和歌山] 白浜(4)有田
'09 1月1日(木)


一月一日。

白浜は強風。
とにかくバイクで出かけようとすると、雨まで降ってくる。


仕方がないので元旦の遠出はあきらめ、堅田の「とれとれ市場」にでも行き、宿舎で温泉に浸かって
のんびり過ごす、と作戦変更。
←大規模海産物販売場の「とれとれ市場」
正月早々大変な賑わい。駐車場は大阪ナンバーの車で一杯だった。
不況で正月は海外より近くの白浜で、なんて人も多かったのか。

 
場内のマグロの解体即売。
一切れ4000円以上の大トロも売れていた。
広い場内で試食をして回る。
中にはさんま寿司の試食なんかもあり、結構飽食してしまう。
イワシの干物とか佃煮とか塩鹹いものが多く、次回は白飯持参で来る必要があると痛感(笑)。
湯崎のダイソー、白浜駅近くのオークワ等を周り、アドベンチャーワールドや白浜空港の入り口を見学し、午後は宿舎でのんびりと温泉に浸かって元旦を過ごす。


とれとれ市場・白浜(3)  白浜(4)有田 [和歌山] 青山リゾート
'09 1月2日(金)


2日。相変わらず天気は怪しいが、そろそろ帰宅ツアーを決行。
←朝の白浜海岸。
強風で煽られる波頭が冷たい。


「とれとれ市場」に立ち寄り、鯖寿司、うすかわ饅頭等土産に買う。

メンドくさいので高速で一気に帰る案を提案するが、「ただ走ってるだけではつまらんに」とヨメの一蹴。
どのみち、白浜の出口付近では帰宅ラッシュで渋滞気味。
 
えいや!と適当に山側の道に逸れると県道29号。
高野龍神スカイラインまで通じている、なかなかのどかでいい道だった。
奇絶峡。
そそり立つ岩肌が特徴的な男性的な和歌山の景勝。

山側の道の駅「備長炭記念公園」。
静かで落ち着いた山村風の雰囲気。
しかし、紀伊半島の冬の山道はそんなに甘くはない。
「高野龍神スカイラインは積雪のため通行不能」という看板を過ぎると、とたんに急に険しい冬景色になる。
雪をいただいた山頂が遠望でき、路肩にも雪。
そして、ヘルメットに雹のごときものが当ってくる音。
とにかく寒い。
南国和歌山を期待していたのに、それはないぜ。
幸いすぐR425の分岐点に到達。右に行けば龍神街道だが、もちろん左折し山を下る。
道の駅「水の郷 日高川 龍游」。

先客のツーリンググループのバイクもあり、暖かい昼食にもありつけ、ようやくほっとした。


後はR424をひたすら下る。
ヨメは途中の椿山ダムが良かったと言うが、運転者は蛇行する濡れた道を追うのに必死で、景色を眺める余裕なんかない。

やっと海側の有田に出たのは午後4時過ぎ。
つべこべ言うヒマもなく、阪和高速に乗る。

しかし、高速のETC入り口に入るのにも大渋滞。まともに正月のUターンラッシュに出くわす。
高速の路肩走行を期待して侵入。
しかし、有田→海南はトンネル続きですり抜けの余地はまったくない。
じりじりとしか進まず、今更高速道路を降りることもできない。
でも、トンネル内気温はオンボードコンピュータの表示では28度。
暖かくて助かった。

海南を過ぎればやっと交通が流れ出し、紀ノ川SA、岸和田SA、香芝SAで道草喰いながら一気に帰宅。どうも海南までは車線の工事で通行規制があったらしい。
紀ノ川SAで半円形のきれいな虹が出た。


天候には苦労したが、ヨメとバイクで白浜行き三泊四日、たっぷりと正月の休みを堪能できた。


みやげの鯖寿司で久しぶりに家で飲んだビールがことのほか旨かった。

翌日3日、知人宅の御年始に行くついでに普段の奈良県周遊コースを走ったが、凍てつくような寒さ。
とすると、やはり南紀和歌山はアレでかなり暖かかったのかも。


origin: [正月は白浜に行く] 2009/1/5(月) 午後 3:05
湖東 青山リゾート