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白川ダム ![]() |
信楽・伊賀 [滋賀/三重] |
'09 7月28日(火)
日曜日である。 せっかくだから1000エンに割り引いてもらって高速道路を走ろうと思うのだ。 しかし、ウチからはなかなか1000エンの一筆書きルートにならない。 とにかく名阪道路を走り、亀山ICで新名神につなごうと思う。 名阪道路には針テラスもあり、よく利用させてもらっている。 しかし、無料の高速仕様道路(国道25号線)で交通量が多く、時として渋滞もある。 幹線産業道路で、お仕事中の貨物車両のすき間を走行するのは結構疲れる。 タンデムで後ろに乗っていても疲れる、とのヨメの証言もある。 奈良県部分から三重県に入ると平地になり、周囲に工場も多く景観もよくない。 途中で我慢できずに側道に降りてしまうこと多々。 で、この日はまだ奈良県の山添ICまでの忍耐しかなかった(苦笑)。 予定変更。並行して走る国道25号の旧道をたどることにする。
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三重県に入っても時折田舎町を抜けるだけで、名阪道路脇のような工場地帯には見えない。 それに大型貨物車は通行せず、たらたら走行するには快適。 時折名阪道路がちらりと見える距離だが、周囲の景色さえエライ違う。 しかし、これではとても亀山ICまで行けないのだ。 適当に端折って、滋賀県方向にショートカットし、信楽ICまで行くと予定変更。 地図では伊賀上野からR422のルートしかクリアには見えないのだが、よく見ると手前の 大内ICから県道138ってのがあり、R422の途中までショートカットできるようだ。 県道138を試すことに予定変更。 伊賀上野の市街地に入る手前の農村から山側に向かうので、見通しがよく楽しく走れる。 やがて山道にさしかかり、しばらく登ると中腹に左折する道路が分岐している。 左:信楽温泉・タラオCC との道標があり、ここからでも信楽方向に行けそう。 しかし、そのまま登りR422への合流を目指す。 先ほどから雲行きが怪しかったが、山間に分け入るととたんに来た! 集中豪雨。 あわてて木陰で雨具を着込み、シューズカバーも装着する。 濡れるのは本来平気なんだけど、足元がぐちゅぐちゅになるのはかなわない。 シューズカバーは必需品だ。 完全装備で走り出す。 しかし、雨足がつよく、シールドに激しく水しぶきが当たり、よく前が見えない。 これではどうしょうもない。 山間の道で建物の影もない。 木陰にバイクを停め、雨具をつけ、ヘルメットをかむったまま立ちすくむ。 いっそ、標準装備しているキャンピングチェアーを広げ、この恰好で昼寝でもしてやるかとも(困笑)。 雨が小降りになってきたので、目的地を信楽ICから平和堂信楽店に予定変更して(笑)出発。 平和堂(滋賀ではよく見かけるスーパー)の屋根付き駐輪所で雨具をバイクに広げ乾かし、 売り場奥自販機前休憩所で持参のコーヒー、自作手作りケーキ(^^)を食し、読書に励む こと一時間。 衣服も乾き、雨も上がる。 しかし、もう高速道路走行に出かける時間・気力とも雨中に消失。 信楽からの帰り道を検討。 通例ではR307や県道5号で京都府和束町あたりから奈良に帰るのだが、山越えをしたときに見た 「信楽温泉・タラオCC」への道が気を惹く。 どうやら、そちらが本来の県道138号伊賀信楽線らしい。 では県道138号を調査する。 しかし、地図では見るからに怪しい道で、確かに滋賀県の信楽付近から出て三重県伊賀市に入っている のだが、途中がはっきりと示されていない。道の中間は県道を示す色が抜けていて、得体の知れない ジグザグの白い道になっている。 面白いじゃないか。 実に面白い道だった。 基本的には山間の舗装林道だが、途中で片側だけ舗装、舗装しかけ、舗装未満、舗装もどき、舗装だまし 等があって楽しめる。 しかも「舗装もどき」を抜けると、横手に「信楽温泉多羅尾の湯・タラオCC」という立派なゲートが あり、手入れの行き届いた芝生に分け入る滑らかな高級道路が延びているではないか。 まあ、よくあるゴルフ場の入り口風だが、外と中の道路の落差ははなはだしい。 これが単にゴルフ場なら素通りするのだが、ここでは日帰り温泉風の名称も併記してあるので心強い。 ためらわず、ずかずか高級道路に土足で踏み込む。
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![]() それまでの狭い山道から広々としたゴルフ場の眺望が拡がるこの落差は楽しい。 |
では多羅尾の湯に行く。 日曜祝日一般料金¥1500。 料金を確認し、多羅尾の湯から出る。 また出直します。(^^; ゲートから元の県道138を下る。 この部分は山の斜面に道路があり、時に伊賀平野の眺望が拡がる。
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やがて、行きに通ったR422へのショートカット道への分岐点に出る。 なるほどなぁ。こうなってたのか。 山を降り、木津川を渡ると「岩倉峡公園→」の看板がある。
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![]() 涼しそうな道路沿いの渓谷。 キャンプ場やつり橋、雰囲気のあるコーヒーハウスもあり、真夏の涼をとるには良さそうだ。 |
大内ICから名阪道路で帰宅しようと思ったが、本日は乗りかかった船で、伊賀市から国道25号旧道 だけで帰ることにする。 基本的には地元の車しか走っていない田舎道である(大内IC→福住IC同等区間)。 名阪道路はムリでも、この25号旧道ならウチのヨメでも楽に走行できるだろう。 のどかに走れるのだが、何回も名阪道路の下をくぐらされ、同じような光景が続くので、
いい加減アキてきてしまうのが難点かな。 origin: [豪雨で信楽から逃げ帰り、国道25号旧道を極める。] 2009/7/28(火) 午後 2:21
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