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月ヶ瀬温泉 ![]() |
美杉リゾート [三重] |
'10 1月26日(火)
1月26日(火) 火曜日は県外ソロツーの日と昔から決まっているのだが、ちょいと出遅れ昼食後とにかくバイクを出す。 行く先決まらず、バイクにまたがったまま道路地図をながめ長考5分。 初心貫徹、先週未遂に終わった「君ヶ野ダム湖」に別のアプローチで行くか。 前回は三重県名張市方向から南下したのだが、県道39号が不通。 急遽「メナード青山」に人生の目的を安直に修正。 今回は国道369号で奈良県曽爾(そに)村・御杖(みつえ)村あたりから北上する。 出遅れたので、あわて気味に国道369三ケタキロ/h速で曽爾村・御杖村通過。
三重県に入り国道368でとりあえず道の駅「美杉」で初休憩。 |
![]() ここから、君ヶ野ダム目指して県道43号、北上開始。 初めての田舎道なので日が暮れてしまうと、ちと怖い。 |
![]() 陽射しが明るいと「よし、行こう!」なんて気合も入る。 しかし、もう陽が傾いているのでは?と少々不安も。 |
![]() 津・松坂という伊勢湾沿いの市街地にも近いので、どんな山間にもちょっとした集落がある。 逆算すると私の地元、奈良はちょいと過疎地が多いか。 |
途中道を間違えて出発地点にいつの間にか戻っていた。 昔からある県道より最近出来た農道の方が立派なので、ついそちらが本道だと思ってしまう。 30分ほどロスしちまったよう。 のんびりと走るにはいい場所だが、今はまだそんな季節ではない。 とにかく日暮れまでには決着をつけよう、とアセリ気味。 やがて君ヶ野ダム湖が見えてくる。 |
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山間の静かなダム湖との印象。
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ダムの堤防道路を渡ると「レイクサイド君ヶ野」という公営宿泊施設がある。 HPでは日帰り入浴可能ということだったのだが、玄関に定休日との表示。 寒いので温まろうと思ってたのに残念。 シーズンオフは閉まっている? 県道43→県道29でダム湖の山側から来たのだが、帰りは県道15を使用し やって来た国道368にユーターンすることにする。 ダム湖を下ると、すぐJRの線路があり、急に拓けた町場風情になる(伊勢竹原)。 してみると、山間の静かなダム湖と見えたのは裏道から来たおかげだったようだ。 県道15はJR線路と川筋に沿った見通しのいい農村道路だった。
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軽快に走行中、対岸に廃墟になった遊園地風施設(?)発見。 「美杉リゾート 火の谷温泉」? ははぁん? 橋を渡り見学しようとしたが、人気がない。 お子様ランチ風の施設の屋根は取ってつけたように楽しげだが、無人なのでちょいと不気味か。 「日帰り入浴はホテルアネックスへ」の看板があり、とりあえずそこ、見学に行く。 |
![]() 外見は病院のような無愛想な建築だが、ロビーにはグランドピアノもあり、確かに観光ホテル風である。 ただしシーズンオフの冬場の夕方だからか、ここにもまったく人気なし。 レセプションに一人だけ詰めている背広姿の方に案内を乞う。 風呂場は地階。1050円。 入浴してしまうと帰りはとっぷり暮れた冬の山道になるなぁ、と思い躊躇するのだが、せっかくなので覚悟を決める。 先週は青山リゾートのホテルシャンベールで1200エン、
本日は美杉リゾートのホテルアネックスで1050円。 ちょいと贅沢してるか(^^; |
![]() ANNEXは建物だと「別館」といういう意味だ。 「ホテル別館」かい? 後でパンフレットを見ると、どうも「魚久」という旅館が「本館」らしい。 多分「魚久別館」というノリの直訳だろう・・・。 |
もひとつついでに、青山リゾートの「ホテルシャンベール」は schoen vert と綴るらしい。 ドイツ語 schoen とフランス語 vert の重箱読み。 schoenを「シャン」と読ますのもちょいとムリでっせ。 かなり怪しげなイメージにさいなまれ、帰りの冬の夜道の不安にも悩まされたが、
覚悟を決めて入ってみると、この温泉施設は 抜群に良かった(^^)/ |
![]() 地階にあるが、建物が山の斜面なので大きく視界が開け、邪魔な目隠しの衝立もなく(少なくとも男湯は) さすが「野天風呂」(ヤテンブロ)と称すだけのことはある。 実は立ち上がれば、眼下に川筋を走る県道15が見え、そんなに辺鄙な場所ではないのだが、 野天風呂に漬かっていれば山奥の秘湯の雰囲気(^^)。 |
![]() ぬめぬめとしたゲル状の木の表面の感触。 いかにも田舎の風呂という風情。 まあ、冬の夕暮れの寂しげな風情も加担し、廃墟の中の忘れられたホテル(すんません)という 私の好みのアスペルガー系趣味性もあるのだが。 |
![]() すっかりのんびりさせていただきました。 |
湯上りでホテルを出れば、とっぷり暮れなずむ山間の夕刻。 振り返ってホテルを見れば、客室に一つの明かりもなし。 うむ、これで採算とれているのか、とひとごとながら心配になる。 この風呂は潰れてもらっては困るのだ。 皆さん、是非1050エンで漬かりに行ってください。 タオルは手提げ袋に入れて頂けるので、妥当な値段だと思いまっせ。 ・・と、いって、誰もいない忘れられた野天風呂という雰囲気が無くなると、またそれはそれで困るのだが。 帰りはやはり夜の山道をすっ飛ばして帰ることになった。
外気温は0度以下。 途中、あたたかい飲み物で暖をとりもしたが、約一時間で湯上り効果が消滅。 やはり冬場の日帰り温泉は自宅から一時間以内の所に行くのが良かろう。 origin: [君ヶ野ダム湖と美杉リゾート(三重県)] 2010/1/28(木) 午後 7:21
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