和佐又山 多武峰・明日香

 大宇陀 [奈良]


'11 1月3日(月)
左様なワケで、長い間バイクで散歩する機会がなかった。
まだ私は一応生活の足として毎日乗ってはいたのだが、ちょいと足を伸ばして、というような気候ではない。
ヨメに至ってはもう2ヶ月乗っていなかった。大阪では自転車と50ccで事足りる。
 
1月1日、天気が良さそうなので午から久しぶりに2台ででかけることにした。
しかし、正月早々、ヨメがシャーベット状の雪を踏んで転倒。
ハンドル・クラッチレバーがひん曲がり、片側のフラッシャーもちぎれたが、なんとかエンジンがかかったので
そろそろと一月一日の名阪道路を制限速度内で走り、なんとか帰還というハメに。
 
よく知らなかったのだが、この正月は各地とも大雪で大変だったようだ。
年末30日夜にも、私の赤バイクが急にパンクし近所の終業寸前のレッドバロンに持ち込んで修理してもらった。
これは実はパンクではなく、スポーツクラブの駐車場でいたずらで空気を抜かれたのが真相のようだった。
よく考えれば、チューブレスタイヤの空気が急に抜けるわけがない。
このときもペコペコのタイヤで何とか帰還したが、このいたずらは命に関わるので悪質。
キリで穴空けると器物破損で刑法にひっかかるが、バルブから空気を抜くだけなら罪にならないと思っているのか。バルブのキャップは元通りはめてあった。わからんことをするヤツじゃ。
 
とにかく、年末の終業時に赤バイク、正月初始業時に黒バイクと、レッドバロンのメカニック諸氏には立て続けにお世話になりました(^^;
 
1月3日、赤バイクのタンデムで元旦に挫折したコースに再挑戦。
新しく開通した多武峰(とうのみね)−明日香線(K155)に榛原・大宇陀経由で行こうとしていたのだ。
 
元旦よりマシだが、雪はまだ残っている。
あまり野菜がなかったが、笠山荒神笠そば直売所ではこんな感じ。
 
道路に雪はなく、道の駅大宇陀に到着。
しかし野菜直売所は閉まっていた。
足湯が開設されていたが、これも正月中は休みだった。
宮奥ダムからトンネルで多武峰に抜けるつもりで、裏道のあきのの湯に向かう。
あきのの湯の隣接の広大な敷地は「心の森」とか称する公園になっていた。
いやあ、道の駅の足湯であるとか、しばらくぶりで来てみると、随分様子が変わってしまっている。
この公園は10月から開園しているということだが、正月なのに雪のためか広大な敷地に人の気配がない。
多武峰に抜けてから決行する予定だったが、広い雪原の眺めはのどかで、ここで昼食休憩に決定。
ガスバーナーに火をつけ、コーヒー、カップヌードル等作製。
ついでに新兵器「湯たんぽ」にもカロリーを装填して抱いて暖をとる。
「湯たんぽ」は結構便利。冬のキャンプの必携グッズだよ。
 
さて、昼食後いよいよ宮奥ダムに抜けようとしたが、舗装していない間道の土道は積雪でどうしょうもない状態。
転倒して満身創痍になったヨメの黒バイクが頭をよぎり、迷わず撤退を決意。
結局、この正月休みの数ヶ月ぶりのツーリングは大宇陀「心の森公園」の雪見で幕になった。
 
origin: [雪の散歩 2台→1台(タンデム)] 2011/1/9(日) 午後 3:37
和佐又山 多武峰・明日香