曽爾高原 下北山・行者還峠

 下北山スポーツ公園(泊) [奈良]


'11 4月29日(金)
寒いのはイヤだし、暑いとおっくうだし。
では今じゃないか。絶好のキャンプシーズン到来。 
昨年より折にふれ調達した新兵器を含め、キャンプ用品を2台のバイクに満載。    
 
先ず、家族連れが少ない、ただの原っぱの山岳キャンプ場和佐又山に行ったのだが。
天気はいい。気候もいい。連休初日の行楽日和。
穴場と思っていた和佐又山キャンプ場だが、ゲレンデ上方の林間ではかなりのテント数。
ヒュッテ前の広場では2,3の山岳テントがあるだけで、まだたっぷり余地があったのだが。
 
しかし、風が強かった。
家を出て、京名和道を走っているとまともに風がぶつかってきた。
う、やばい。新兵器のタープは風にはやたら弱いのだ。
 
和佐又山サイトを見て回ったのだが、どうも風の勢いが不安。
山小屋を見学して出ると、大阪のソロライダーがやって来、たんたんとキャンプを申し込んでいた。
ちょいと会釈をし、情報交換。
和佐又山のリピーターだそう。
昨日はマイナス一度だったという。
アウトドア初心者の我々にはちょいと敷居が高い。早々に退散する。
 
で、そのままR169をたどり、下北山スポーツ公園へ。
奈良県の最深部で和歌山、三重の県境に近い。
まだ沿道に桜が残っていて、のどかな感じである。
入り口事務所に近いフリーサイトはすでに満員状態。
バイクでキャンプ組も多数。
 
池原ダムの堤防下の広いフリーサイトには余裕あり。
風が怖いので、ダムの上方にあるライダーハウスの方も偵察に行ったのだが、「せっかくテント持ってきたのに」とヨメが
キャンプを主張。
実際、後で事務所で聞けば、ライダーハウスの方は満室だったようだ。
 
あまりいい眺めではないが、これだけの壁があると風は大丈夫だろう。
 
完全にファミリーキャンプ場で子供がうるさいが、いたしかたなし。
テント・タープを設置する。
 
入場料500円x2、バイク300x2、計1600円也。
 
設置と簡単に言ったが、まだタープのレイアウトがうまくいかず、大難航。まあ、いいか。こんなもんで。
 
ちなみに、昨年から増えた用具はこのタープの他、寝袋x2、エアマットx2、そしてイワタニ産業製の三点セット、バーナー、ランタン、ストーブである。
 
まあ、これだけ揃えたんだから、今更ライダーハウスというわけにはいかんのだ。
 
 
バーナー、ストーブはこれまでも日中のツーリングで使用してきたが、さすがランタンは今回初めて使用する。
 
これまで使用していたLEDライトではなく、ホンモノの火の暖かさがある。
写真では真っ白な光りに見えるが、白熱灯風の色合いで十分明るい。
 
まあ、これで夜もキャンプ気分。
 
 
これ、イワタニ3点セット。
 
バーナー、ランタン、ストーブ。
昨夜は全部使用したところ、ボンベが足りなくなった。
 
実を言うとこの他に携帯扇風機も持っていったのだが、さすがに今回出番はなかった。 
 
 

下北山スポーツ公園(泊)  下北山・行者還峠 [奈良] 石津緑の森公園
'11 4月30日(土)

 
はい、おはよう。
 
のどかなキャンプ場の朝。
 
昨夜は日帰り温泉にも行かず、食料はすべて持参、キャンプ場料金だけでがんばってます。、
 
で、のどかな朝を読書でもして過ごそうと私は思っていたのだが、ヨメは十津川温泉から和歌山に抜ける案を主張。
さあ、行こ!とせきたてる。
 
では早々に撤収。
 
しかし、今度もバイクの荷物つくりに手間取り、大難航。
そうこうしているうちに、自動車2台がぎりぎり隣に詰め寄って来、傍若無人気味の若者グループがサイトを縄張り、野球に興じる様子。「あのテント越えたらホームラン」とか、他のテントに気遣う様子はない。
結局、とても朝の読書どころではなかったようだ。
 
とか何とかでぐったり疲れましたよ。
トイレ休憩にいった日帰り温泉の休憩所で寝転んでいると眠気が襲ってくる。
和歌山までは無理かもなぁ。
 
十津川までは行くことにして、県道425号十津川線に向かうとカンバンがあり、途中で落石があり不通とのこと。
うむ、引き返す以外にない。
R169を真っ直ぐ引き返すのももったいないので、R309に折れて行者還岳経由で天川村までいくことにする。
R309の登り道は路面に砂利が多く手こずったが、それだけのことはあった。
天候がくだり気味で色が冴えず残念だが、濃い緑と桜の淡い色が混ざりこみ絶妙の景観にありつけた。
やっと最高地点、行者還トンネルに行き着き、コーヒー休憩。
 
山岳地帯を過ぎれば、白い川石が特徴的な川筋である。
では御手洗(みたらい)渓谷にもひさしぶりに行って見るか。
写真を撮っている私を放って勝手に行ってしまうヨメ。
 
天川村の御手洗渓谷着。
 
ここでも、色が冴えず残念だが、まあ、本番はもみじの赤が冴える秋だろうね。
小さくて分かりにくいが、私のリクエストに応えてつり橋をゆすっているヨメ。↑
 
まだ昼食をとってなかったので、道の駅「黒滝」でちょいと串こんにゃくでも買い食いしようとヨメに小銭を手渡したのだが、ヨメは「ここのは小さい!」と購入せず。
もっとも、ひと串を2人でたべようと100エンしか渡さなかった私もセコイか。
 
つまり、今回のツーリングではキャンプ場料金以外、ついに一銭も使わなかったということになってしまったのである。
 
少なくともキャンプ用品購入費のモトはとらなきゃ。

 

origin: [バイクでキャンプ入門 下北山スポーツ公園の2 (2台)] 2011/5/2(月) 午後 10:00
曽爾高原 石津緑の森公園