蓮ダムと南ドイツ 菟田野

 美杉リゾート [三重]


'11 10月8日(土)
10月8(土) 9(日)
9月の土日は合唱団の特別練習とやらで潰れ、この連休にやっとバイク2台で繰り出すことができた。
奈良県曽爾村にある私専用マル秘キャンプサイトで下のファームガーデンで買った栗ご飯とカップヌードルで昼食。
日中は陽射しがまだ強く、持参のタープで日陰をつくる。
陰に入ると寒いと言い、中途半端な位置でカップヌードルをすするヨメ。
 
曽爾高原ファームガーデンは秋の本格連休到来でかなりの賑わいだったが、大きな施設で営業していたバイキングレストランは今年は休業し、栗入りまぜご飯弁当の販売だけになっていた。
バイキングレストランでは人手がかかるので・・というハナシだった。
地元のオバちゃん達が大勢で田舎風の食材を出してくれてたのだが。
昼食休憩後、御杖高原牧場を経てR369に抜け、三重県美杉リゾートに行く予定。
 
名物のすすきは出揃っていたが、道路がかなり傷んでいた。
時折土嚢が積んであって路肩が崩れている部分もあった。
今年は災害の被害が広範囲及び、修復が間に合っていないようだ。
もしかしたら、このまま放置され崩壊するにまかせる道や地区が増えていくのかも。
 
御杖高原牧場からの道路に出現した生々しい地崩れ現場。
右側の山が崩れ、大量の植林材が道路を完全に塞いでいる。
災害復旧ボランティア専門家として材木の撤去を試みようとするが、実力の差が違いすぎあきらめて引き返すヨメ。
 
 
地震や台風の圧倒的な力。
当初から私は自然に抗うつもりなどないのだが、この惨状を見るとさすがに心は痛む。
復興・あるいは復旧することがあるのだろうか。
 
道を迂回し、再び曽爾村に引き返しR369に乗ったのでかなり時間を食った。
 
道の駅「御杖」を過ぎると三重県。台風の被害など忘れて快適に裏道伝いに美杉リゾートに。
JR三松線を越えるとき、一時停車をした車があった。
この線は数年前の台風で不通になり、そのまま復旧していない。
線路はバリケードで封鎖されている。踏み切り前に一旦停車する必要はないはずだ。
 
ホテルアネックスの貸切露天風呂→
ヨメがポンパレで入浴券を格安購入。
入浴には一人一枚必要と思い複数枚購入してしまっていたのである。
もちろん、一枚で何人でも入浴できますので。
かなり割安で手軽に山奥の鄙びた温泉気分を味わえるので
まあ、いい買い物と追認することにする。
日帰り大浴場の方を二人で入浴するより安いのだ。
 
 
以前はかなりさびれたような印象があり、三松線不通の影響等で失礼ながら失敗したリゾート開発投資だな、とか思ったりたのだが、ポンパレや楽天市場に頻繁に企画を出し、今ではかなりにぎわっているようだ。
この春には我々もノルディックウォーキングの催しに参加した。
若い従業員が精力的にメディアを使い企画を立ち上げている印象。
私もブログを通じてそれなりに宣伝してきたので、この影響もかなり大きいと思われる(←それはないか(^^;)
 
曽爾村迂回やヨメの長身づくろいのおかげですっかり時間を食い、夕刻5時過ぎの帰路になる。
道の駅「御杖」を過ぎると完全に夜。
前回も確か、日没後の山間の寒さに往生した記憶があるが、また同じ轍を踏んでしまった。
東吉野分岐近くのトンネルを抜けたところでバーナーで湯をわかしコーヒー休憩。
ちゃんと携帯ヒーターも用意していたのだ。
コーヒーよりも少しとろみのあるインスタントスープの方で暖が取れ、体が温まったところで出発。
 
しかし、ヨメのCB400SSのエンジンがかからない。
人間は熱いスープで温まるが、その分だけ寒気の中に放置されたバイクが冷えてしまう。
セル音が次第に弱っていき、終にスタートボタンを押してもぷすーうと不発になるのみ。
 
仕方が無い。私が400上に立ち上がり、奥の手のキックスタートを試みる。
真っ暗な中でガクンガクンやっていると、見かけた通行中のライダーのどなたかが様子を見にきてくれる。
「キックをオニのようにやってるんで・・」とか。
このとき、ギャラリー出現のおかげでエンジンがスタート。やれやれ。
 
もうバッテリーの寿命かいな、とよく調べてみればなんと・・・! 
このバイク、自賠責はまだ有効だが車検切れ。
 
この夏からあまり乗る機会がなかったのでまったく忘れていたのだ。
 

美杉リゾート  菟田野 [奈良] 美杉村
'11 10月9日(日)

しかし、翌日もいい天気。
とにかく車検に出さないと、と私は主張するのだが、「今日も乗って明日持っていく!」と道交法違反を確信犯として行使するとヨメが主張。もちろんわが家ではヨメが強い。
                                           ↑ 菟田野(うたの)の農道を偵察に行くヨメ
 
先がわからない道は小回りがきかない大型バイクは無理なので、とヨメを偵察に出すと快く斥候に出てくれた。
ヨメが一人で知らない道を先行することは今まで無かった。
 
ヨメが偵察し設定したポイントで路上ラーメン昼食。
のどかな田舎風景で、いい秋の気候だった。
本日は笠山や大宇陀の野菜直売所めぐりをし、夕方にはスポーツジムに行く。
 
ツーリングとしてはこの近辺をしばらく探索して帰宅する。
道端に落ちている栗拾いをし、大宇陀何とか公園でコーヒー休憩。夕方にはスポーツジムに到着。
お天気もよく快適なツーリングだった。
 
10月10日(月・祝)
とにかく近くのレッドバロンにヨメの黒バイクを持っていく。
車検をやめて、250ccの手頃なバイクがないか物色する。
車検不用の250ccに買い換えてもいい頃である。
しかし800ccと伴走するには250ccでは無理があるのでは?
 
ヨメに質問:「私が死んだ後もバイクに乗る?」 回答「乗らない」。
ヨメのバイクはあくまで2台ツーリングが前提で、ひとりで乗り回すつもりはないようだ。
野菜直売所回りの荷物スペースを確保するのが主たる目的で2台で走行しているのであるらしい。
 
結局、バイクを買い換えるより4輪軽トラックにシフトチェンジする方が先決との結論に至る。
かくて当面400cc黒バイクは継続使用することとし、車検一式を申込んだのである。
 ↑ 日曜日の菟田野の某所にて

origin: [曽爾・美杉と菟田野の路上ラーメン (2台)] 2011/10/12(水) 午後 2:56
蓮ダムと南ドイツ 美杉村