菟田野 宇陀

 美杉村 [三重]


'11 10月23日(日)
10月23日(日)
                                                                                       (三重県津市美杉にて)
雨のち曇りの予報だが、なんだか朝から雨は降っていないので今日は美杉リゾートに行かねばならない。
前回は曽爾村経由だったので、今回は名阪道路上野・名張からR368を南下することにする。
黒バイクは昨日の夕方車検受け取りにいき、後輪のタイヤを換えたので1000キロは慣らし運転と言われたのだが、まあいいわい、どのみちヨメのバイクのことだ。
 
気温は丁度のツーリング日和。名阪を降り、相変わらず名張市街地で迷ったがR368は市街地を過ぎ比奈地ダム(ひなち)を越えると山間の走りやすい道になり、川沿いの夾路もあって曽爾村経由よりは変化があって走りごたえもある。
津市の美杉地区に入り、名張川の橋の上から畔の木立が少しだけ色づいているのを観察。
そろそろ秋かな。
この橋を越えると再び奈良県になり、なんとなく景色がいつもの奈良県風になる。
いつもの道の駅「御杖」で少々野菜を買ってまた三重県側に走り出す。 
県道15号沿いの川原のウチの野外昼食スポットで露天ラーメン。
 
最近、バイクで繰り出す主たる目的が野外でラーメン昼食を食うということに集約してきた感がある。
 
近郊各所にわが家の野外昼食スポットが開発済みで、いつでもどこでも自在にイスとテーブルを並べ野外昼食が可能なのだ。
 
雨上がりなので地べたにシートは無理。イス・テーブルは必需品。
 
野外で食べると何でもおいしい。
単なるカップヌードルとイオンで夜8時半から半額になるオニギリだけなんだが。
 
本日も満足、満足(^^)。
 
そして、珍しくヨメの先導で美杉リゾートへ。
もう今月2回目。
いつも通っている道なんだが、県道662との交差点で右に行くか左に行くが解らず、後ろの私の方向指示ウィンカーを盗み見ようとする。
いい加減、道おぼえてくださいよ。
今回は例のポンパレで購入した貸切露天風呂のチケットが10月で期限切れになるというので、前回と連続してホテルANNEXにやってきたわけだ。
ホテルのレセプションで前回のように貸切露天風呂を申し込み、前回のようにレセプション嬢に「もし、あなたとわたくしが二人で入るとしたら何処にしますか?」と問い、「私なら・・」と推薦を受けた風呂に決めて準備してもらう。
 
え?もう準備できた?いやに早いのでは?
とロビーに呼びにきてくれるレセプション嬢をみて思っていると、風呂の準備完了ではない。
なんと、ホテル側の販売リストにヨメのチケット番号は全部使用済みとなっているのだそうである。
「確か3回分購入したハズだけど・・」とあわてるヨメ。
 
館内のWIFIでヨメのポンパレ購入口座の履歴を検索すると確かに2回しか購入していない。
大体、何やかやと格安チケットの類をやたらと買いまくるので管理ができていないのだ。
やれやれ。
10月で期限切れなので、雨予報なのに無理してやってきたのに。
 
仕方が無いので、正規料金で・・というのは普通の人。
私は迷わず「そしたら大浴場に入浴します。」
 
・・しかし、本日は(というか本日も)広い大浴場に相客の姿はなく、男・女浴場とも結局我々の「貸切」だったのだった。
 
入浴後、午後4時。
これから帰れば日暮れ前には帰宅できるだろうと思ったのだが、帰路すこし色気が出て「スカイランドおおぼら」(キャンプ場)の看板の方角に登ってしまった。
かなりの急な山道をたらたらと登っていくと、最後にそれなりに広いサイトがあるキャンプ場に到達。
なかなかよさそうなキャンプ場だが、もうシーズンオフなのか誰も人影はない。
山上の風はちょいと厳しそうである。
このまま道の駅「御杖」を越えたあたりまで山を縦走して降りられるハズだが、狭い山道は定かではなく、ヨメのことだが黒バイクは慣らし運転中、安全策をとって元の分岐点に引き返した。
 
結局、道の駅「御杖」で日が暮れはじめ、おまけに雨もぱらつきだしてしまう。
曲がりくねった山道で対向車のヘッドライトに照らされ、ヘルメットの水滴の乱反射で前がまったく見えなくなる。
夜の雨の恐怖。こういうときはやはり道端で雨宿りすべきだね。
 
やっと道の駅「大宇陀」にたどりつきコーヒー休憩。
幸いこちらでは雨は止んでいたようだ。夜になったがそんなに寒くもない。
 
今回は防寒対策は万全だったつもりだが、雨対策がちょいとおろそかだった。
ヘルメットの曇り止めや撥水剤、雨用靴カバーとかは常備する必要があるか。
なんだかまた荷物が増えてしまうなぁ。
2台で行っても荷物を満載するんは私の方だけで、ヨメは何も載せずに走っている。
今回、珍しく先導してくれたヨメの身軽なバイクを後ろからとくと見ることができ、あらためて人の世の絶対的不平等に思い至る次第であった。
origin: [初秋の美杉村(2台)] 2011/10/24(月) 午後 6:03
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