天理ダム・やまなみロード 平湯

 飛騨金山の森 [岐阜]


'12 4月28日(土)
       (4.30 上高地にて) 
D0 序
「月・火と休んで9連休にした! バイクで九州行く! 土曜日朝から出るからね!」
「そんな、急に言われても・・」
 
今年は寒くてなかなかその気にならずバイクにも乗らなかったが、いつの間にかGW連休直前になってしまった。
ヨメが突然発作的にGW中の有給休日予定を勤め先に申請、私に事後通知したのはGW二日前。
「ゴールデンウィークだぜ。バイクでどうやって行くん?簡単に宿もとれないし。」
「フェリーでちゅっちゅと行けば直ぐよ。この土日が天気で後は曇り雨らしいから。」
「とにかく九州は無理!」
「なら、北海道!」
「  ・・・   (絶句)」
 
協議の末、昨年のGW飛騨高山ツーリングに少し継ぎ足し、「長野のビーナスラインをバイクで走りに行く」ことに決定。
実をいうと当初富山のアルペン・ルートで合意したハズだが、いろいろ徹夜で調べて見るとバイクで踏破するような道路の名称ではない。急遽ビに変更(^^:  この方面、まったく無知なのだ。
 
 
D1 4月28日(土)  → 飛騨金山の森cmp
 
とにかくバイク2台にテント寝袋積み込んでウチのガレージから出発!
 
ヤル気満々のヨメの不敵な笑み。
 
 
 
昨年は普通道路で岐阜白川郷まで行ったのだが、今年は高速道路を使い距離を稼ぐことにした。
 
快晴の名阪道路・伊賀ドライブイン(上り)
 
とにかく暑い。
 
 
 
 
 
 
 
亀山ICから東名阪高速に乗り、御在所SAの裏の空き地の潅木の陰で昼食。
 
食っているのは朝の残りモノ。
 
 
桑名東ICでR258に一旦降り、揖斐川沿いを北上して名神大垣ICまで繋ぐ。

昨年岐阜高山から帰還したルートだが、高速マップで検索するとこのルートが最も安上がりで時間もさほど変らないのだ。
 
ただし、普通道路での信号待ちはこの暑さではちょいとつらい。
 

 

大垣ICから名神、一宮JCTでつつがなく東海北陸自動車道に抜ける。
名神の反対側、下り車線では早くも渋滞中。東京からの帰省の車か、事故か。
 
400ccのヨメと速度の打ち合わせ。
だいたい2台のツーリングなのに後ろのヨメは車間を空けすぎ、よく他の車に割り込まれてしまう。その度に私が路肩でハザード点けて車にやり過ごしてもらうハメになる。
かと思えば、私が超安全速度で走行車線をキープしているのに、後のヨメは勝手に追い越し車線に飛び出していたりする。
90キロから100キロの間で走行すると合意。
 
暑いが快調に北陸東海自動車道を北上。そんなに車も多くない。

休憩で立ち寄った川島PA。
ハイウェーオアシス・アクア・トト・ぎふ?
なんちゅうネーミングじゃ?
 
ちかくには近未来風スペースエレベーター状の訳もわからんオブジェが空に突き出し、広大な河川公園が隣接し、巨大な水族館もある。
水族館の名称が「アクア・トト・ぎふ」?
高速のサービスエリアと地域の娯楽施設・公園を兼ねたかなり大掛かりな施設である。
暑い日には水辺の濃い緑が涼しげでつい池の周りを一周散歩させられてしまう。
 
快晴のゴールデンウィーク初日で、遊戯施設や遊歩道は子供連れで大賑わい。
 
ここで少し長居をしてしまった。
 
 
 
急いで下道ツーリング開始地点の郡上八幡ICに。
 
 
 
 
 
郡上八幡IC高速出口
「幾らだった?」「1900円かな。」
ヨメの400ccにはETCを付けていないので休日割引はなく、手動でカード支払い。
東名阪亀山→桑名東が980円、〆て3000円以内か。そんなところだろう。
 
ここからせせらぎ街道を北上して高山に行けば、まるで昨年GWの岐阜ツアーの帰路の逆行である。
だから今年は郡上八幡から昨年の続きをはじめる、という位置ずけでもある。
高山に北上する「せせらぎ街道」と別れ、下呂に向かうR256に入る。
いきなり180度のつづら折れの上りが続き気勢をそがれるが、そこは奈良県山間の酷道で鍛えた腕、なんとか登りつめれば後はのどかな飛騨の田舎道。
 
 
道の駅「和良」でトイレ休憩し、ついでに川べりのキャンプ場を見学。
 
 
 
 
 
里の川遊び用のファミリーキャンプ場のようだ。我々向きではないな。
 

もう夕方である。
そろそろ本日の野営地をきめねば。
リストアップしてきたこのあたりのキャンプ場の中から選んで適当に電話。

「飛騨金山の森キャンプ場」に電話すると、「空いてますよ」との返事。
では、そこに行くことに決定。
 
飛騨金山の手前で県道86に左折、ほとんど交通量のない川沿いの道である。
 
野営地も決まり、ゆっくりと休日初日のツーリングを楽しむ。
このあたりではサクラも残っていて、のどかな川辺の光景に色を添えている。
 
 
 
 

飛騨金山の森キャンプ場到着。
川遊び用のファミリーキャンプ場だが、深い谷間に位置し山間キャンプの趣もある。

ゴールデンウィーク初日だというのにかなり空いていて、せせこましくはない。
あ、良さそうだね。
 
管理事務所で好青年がはきはきと応対してくれる。
一泊3150円+ゴミ処理費300円 計3450円。

管理棟に一番近い区画を借りて陣地を設営したので、ヨメは以降ダンボールをせしめるとか、湯を沸かさせて魔法瓶に入れさせるとか、この好青年をコキ使ったのである。
 さて、夕食。
キャンプ定番の飯盒炊飯でカレー。
 
ちと寒かったが、無料のシャワーを浴び、好青年に翌日のお薦めツーリングルートを教えてもらい、初日は無事終了。


origin: [GW信州野営ツーリング (2台 6泊7日) の1] 2012/5/8(火) 午前 11:12
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