蓼科 諏訪湖・のぞきど森林公園

 蓼科東急リゾート [長野]


'12 5月2日(水)
D5 5月2日(水)蓼科白林台cmp → 蓼科東急リゾートH 
貸切キャンプ場で朝食を取っていると、早くも雨の気配。
今日明日と雨予報、バイクでのたのた移動してはいられない。
 
白樺湖、蓼科近辺で天候の回復を待ち、週末の快晴を待ってビーナスラインの再挑戦という心づもりもあったのだが。
どうも蓼科もパッとしないので、このまま南下して諏訪湖周辺の宿にでも、との案に傾く。
ま、その前に一応、蓼科東急リゾートホテルを見学に行くことにする。
地図で見れば蓼科山麓一帯のゴルフ場・ホテル・別荘地全て東急資本開発占有テリトリーである。
湖畔のゴルフ場から立体交差している右折道をたどると白樺林を過ぎ、次第にスノッブな香りが漂ってくる。

流石の東急リゾート、白樺湖周辺中小デベロッパーの苦戦をヨソに、がっちりと景観を囲い込み、優雅な避暑地蓼科の品格(というイメージ)を維持しているようだ。
 
東急蓼科リゾート到着。
ゲストセンターにはレストランやコンビニもあり、観光客の姿もある。
雨模様の中にも高原リゾートの華やぎが感じられる。
 
昨日の寂れた白樺湖・蓼科湖周辺の夢の跡貸切キャンプの日本経済低迷に同期してしまった憂愁が、少しく回復気配。
蓼科リゾート、いいんでは?
 とりあえずメイン施設の蓼科東急リゾートホテルの駐車場にバイクを停め、館内を見学。
重厚な木造のロビーからの吹き抜けから見る、ゆったりとしたソファーのある喫茶室には暖炉。
 
ポーチの向こうには静かな散策用庭園が拡がっている。
 
雨の外界をものともしない、この落ち着いた暖かさの安心感。
今朝、出立してきたテント泊との落差は言うまでもない(^^;
 
一昨年には白馬東急Hに宿泊していて、密かに蓼科東急リゾート泊も考えなくはなかったのだが、GW期のリゾートホテルであるからして。
 
おそるおそるフロントで空室と料金を訊ねる。
 
充分リーズナブルであった。
宿泊即決。
リーズナブルとは昨日の宿泊費(キャンプ場フリーサイト)のおよそ10倍と思っていただきたい。
 
ついでに雨で連泊の可能性も考え、翌日分の料金も訊ねておく。
本日は平日、翌日はゴールデンウィークの休日。部屋代は三倍に。
翌日の宿泊はさすがにちょいと保留(^^;
 
チェックインは午後2時なので、その間駐車場に赤バイクを停めて置き、身軽な黒バイクに二人乗りし、改めて蓼科周辺探検に出発。
朝から宿泊地が確保でき、雨模様にも関わらず心は軽くごく自由である。 
先ず東急蓼科リゾート周辺の別荘地や共同所有型集合住宅を見てまわる。
 
次。
「大滝キャンプ場も一応見学に行こう。」
 
東急リゾート道路を降る途中で野生の鹿の親子に遭遇。

一旦蓼科湖に降り、ビーナスライン途中のカーブから大滝地区に分け入る。
 
急に景色が田舎田舎し、見知った奈良の山間の雰囲気になる。
 
車ではちょいとしんどいだろう、と思えるくらいの山道を登りつめると「大滝キャンプ場」。
 
どこか懐かしい掘っ立て小屋風の管理事務所からオーナー・管理人のオバさんが出てき、キャンプ場の説明をしてくれる。

わざわざ山を登って見学に来た、ということで「まあまあ、入りいなぁ」と管理小屋兼談話室になっている「掘っ立て小屋」にご招待を受け、コーヒーの接待にあずかる。
懐かしいマキストーブがある談話室。
 
小屋は手造り、備品は中古廃品の再利用。
大阪下町バブル前期の町工場事務所の趣も。
 
コーヒーが湧く間、専らもうひとりの管理人・共同経営者のオジさんが話しの相手をしてくれる。
 
実はこのお二人とも大阪人で、趣味が高じ、シーズン中はこちらでキャンプ場を経営している山仲間ということだ。
 
管理人のオジさんとスタッフなのかキャンプ客なのかよーわからんバイク乗りの好青年。→
 
この素朴な山のキャンプ場と東急リゾートホテルとの落差もかなりのもの。
 
都会風を狙った蓼科湖周辺の3キャンプ場、ビーナスライン上方の整備が行き届いた「桜ヶ丘キャンプ場(プライベート)」、ペンションあり、高級リゾートホテルあり、蓼科の奥行きは、どうして侮れませんね。
 
「あ、雨降ってきた!」の声に急ぎ山を降りる。
「また、会いましょう!」と見送ってくれたのだが、早くも10分後再会を果たすことになるとは。
急ぎすぎてヨメが背もたれにかけていたリュックを忘れてきた。
昨夜夜桜ライトアップをしていた蓼科湖畔の神社風寺では満開の桜の木々が見事である。

すみません、真っ赤な山門を鳥居と遠目に見てしまい、神社と間違えて拍手打ってしまいましたが、よく見れば鐘突堂や金堂のあるよく整備されたお寺でした。
 
蓼科山聖光寺・桜の名所。
雨にもかかわらず、ひっきりなしに車で参拝客が集まってくる。

 
縁起によると、近年トヨタ資本が設立助成したお寺のようだ。
そういえば、この並びにはトヨタ迎賓館、東急リゾート坂上にトヨタ研修所、ビーナスライン上のプライベートキャンプ場と、蓼科にはトヨタ資本の力も見え隠れしている。
ま、白樺湖とはメンテナンスへのガバナンスに対するファィナンスが少しくディフェランスであるな。 
桜で埋め尽くされた広大な境内には恰好の雨よけテントとベンチがあり、ここで昼食にする。

 
←傘で隠し密かに湯を沸かし、境内でラーメン昼食を取るの図。
 
 
 
 
 
 
さ、もういいだろう。
白樺林の道をたどり、蓼科東急リゾートホテルにチェックイン。
飛び込み当日予約なのにガーデンビューの広い部屋に落ち着くことができた。
これで雨の一日も快適に過ごせる。
 
テーブルには飯盒をディスプレイし、雨で果たせなかったキャンプの夢を僅かに繋ぐ。
さっそく別館(東急ハーベストクラブホテル)にある温泉施設「鹿山の湯」に漬かりに行く。
 
「温泉まででしたら送りますよ」と言うので、歩いても僅か3分の距離を玄関からホテルのマイクロバスで送迎してもらう。
 
風呂上りに庭園を散歩。
 
丘陵を生かした林の中の散歩道風のレイアウト。
チャペルでは明日の結婚式の準備をしている。
 
 
 
 
 
 
 
 
ガーデンというには広大で、池の周囲を幾重にも小道が取り囲み流石のリゾートホテルの風格。

 
隣接するゴルフ場とも境界はなく、土手から自由に行き来できてしまう。
 
そこから入っちゃいかんらしいが、ま、誰もいないので(^^;
 
散歩終了後、雨具を着け黒バイクに二人乗りで夕食を調達に出る。
 
予算の都合上、ホテル内での夕食は割愛させていただきましたので。
 
ややこしい田舎道をたどり、初日に行きそびれたJAスーパーに行く。

一番近くのスーパーということになるのだが、やはり茅野市郊外住宅地でかなり遠かった。
規模もさほどでもない。
 
即、行き着けのイオン系列ザ・ビッグに回ることにした。
頃もよし、半額札がそろそろ貼られる頃である(^^)
 
しかし、帰還する頃にはとっぷりと暮れてしまい、オマケに雨も本降りになり、夜のビーナスラインをタンデムで走行するハメになってしまった。
夜・雨・二人乗り。
たっぷり小一時間かけ、絶対安全運転でやっと帰館。
部屋で多量の半額パッケージを処理し、
風呂場で多量の洗濯物を干し、
ロビーのインターネット設備で情報を収集。、
 
本日は広いツインで、思い切り大の字になって眠ったのである。


origin: [GW信州野営ツーリング(2台 6泊7日)の5] 2012/5/14(月) 午後 2:53
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