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針テラス・野外活動センター [奈良] |
'12 6月10日(日)
6・10(日)
あまり天気は良くないな。でも雨にはならんようだ。
「野外ラーメン」にしますか。
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ガソリンスタンドで行程を打ち合わせて、名阪道路一本松ICから農道林道探索をする予定だったのだが。
お昼ごろの名阪道路は空いていて、暑くもなく寒くもなく、体をくすぐる走行風が実に快い。
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- なんで一本松で降りず、針に来たのよぉ!
- 道、空いてて気持ちよかったんで(^^;
雨模様の週末が多かったので、GW信州ツーリング以来、針周辺の近場をウロウロするだけだった。
おかげでこのあたりの農道・林道・廃道にやたらくわしくなってしまった。
今まで国道・県道・広域農道ばかりを走っていて、マンネリ気味。
少々うんざりだったが、人跡(車跡)未踏の細道に死ぬ気で分け入ると全く新たな視界が拡がったりする。
針テラス周辺の近場でも、まだまだ未踏の秘境はあるのである。
ただし、微細な農道や林道は関係車両以外通行禁止。事前の走行許可が必要なことは言うまでも無い。 .(^^;
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梅雨入り前の日曜日。
久しぶりにバイクで満員の針テラス。
満車は賑やかでいいのだが、やたらとエンジンを吹かして自己顕示するグループも混じりだす。
大型バイクでぎっしりの針テラスには、きゃんきゃんやたら吼えたがる子犬は近寄らなかったものだったが。
ま、いいや。
他人のマナー違反より、先ず自分の反省すべきだろう。 (^^;
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先ず、このような林道がある。
よく周辺を探してみれば、ほとんどハゲて消えかけた注意書きが放置してある。
「農業・林業車両以外の走行は事前に許可を得ること。
奈良県林道協議会」
HPで探してもそのような団体は見つからない。
どのようにしたら許可証を得られるのか明示されていない。
悩んだ末、ここに事後許可を申請することで代えさせていただきます。
「この林道の走行を報告いたしますので事後許可願います。林道協議会殿」 これでいい? (^^;
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実を言えば、この林道に至る旧道も通行止め。しかし林道を走行するには通行しなければならない。
このような正規の規格公道以外の道は道路交通法の範囲外。
後は全て自己責任。
もちろん、すべてのゴミ処理や自然保護に気を配るのは当然のことだ。
道端の野いちごももちろん摘んではいけません。
しょっぱくもなんともない?
(^^;
本日の野外ラーメン場。
林道内の池の畔。
車の通行するようなところではなく、地元の林業者が適宜作業や見回りにくるための道である。
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世界の喧騒から忘れられた異界への通路。
古来、山中には隠された平家の落ち武者部落やサンカの小屋、あるいは天狗堂やおむすびころりんの抜け穴があり、別の世界へと通じているのだ。
桃源郷もしくは冥界へと。
前回はイノシシの鳴き声・気配がそこら中でしていたのだが、今日は鳥の声だけ。
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昨夜伊丹十三監督の「静かな生活」を二人で見たので、大江健三郎のことを思い出した。
子供時代、四国の谷間で神隠しに合い、川に入ってカワガニをがしがし喰っていた時に発見されたこと。
山は異界への入り口である。
鬱状態になった大江健三郎サンの再生のイメージにアッシジの聖フランシスコの回心があったと、四国でおセイさんが語る場面。
「アブなくなると木の下に逃げ込んでしまう人で、オーストラリアには森があるから」。
私も山中で独り闇にまみれて隠れていることが多いのだが、もちろんヨメは海がいい!というタイプ。
一切の言語の兆しがなかった大江光が、ふと聞こえてきた鳥の声に反応し、コミュニケーションの通路が開く、感動的な体験を健三郎(山崎努)が語る場面。「クイナです!」
鳥はいつも異界とこの世界との黎明で鳴いている。
再び県道80や25から針テラスに戻りトイレ休憩。
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エラい晴れてしまった。
快晴の午後のベンチにはゴロゴロ談笑して過ごすライダー達。
梅雨直前の日曜日。
10分ほど走行し、奈良県青少年野外活動第2センターの見学に行く。
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広大な敷地に常設テントやベンチ・水場の施設が点在する奈良県営の大規模キャンプ場。
しかし通常誰もいないのである。
キャンプ許可者・見学者以外は立ち入り禁止である。
しかし、午後4時以降は職員がいなくなるので、5キロほどの別の山にある第一センターまで行って許可を得る必要がある。
尚、原則として受付10;00から16:00までですので。
(^^;
先週、第一センターを見学に行った。
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奈良県の野外教育施設で学校関係等団体優先だが、一般利用も余裕があれば受付ける。 よく整備された広大な施設なのに宿泊費は無料。 野外活動学生ボランティアの諸君が忙しくメンテナンスをしていた。 恰好の散歩道だが、当然ながら教育施設といった趣なので、ちょいと教育不能の私たちには違うような。 |
先週は第二センターにまわり、道端の駐車スペースで野外ラーメンを決行。
本格的施設見学を前に雨の気配で撤退を余儀なくされたのだった。
第二センターはフリーサイトもあり、よりワイルドでもう一つ広大なサイトである。
職員も常駐ではなく、管理棟には管理者の電話番号が掲示されているだけ。
完全に放置されているのかと思える程、青少年野外活動の気配はない。
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しかし、今回見学してみると快い林間の快適なキャンプ場だった。
しかも静かで人影もなく。
この第二センターは奈良県も存続をどうするか決めかねているようで、さる民間NPOに管理委託しているような気配である。
ホームページで検索しても、第一センターほどには子細が出てこない。
広大だが、ワイルドで人影もないので、おそらく幼少年の野外活動には管理責任上、使用しずらのではないか。
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ま、とにかく一般でも無料で利用できるのは確かなようだ。
しかし、予約は必要。
無料なのに、このようにあいまいで周知もされていないので、夏場の土曜以外は多分無人だと推察する。
立ち入り禁止の公共施設のはずだが、地元の人の恰好の夕方の散歩道になってる、ということにも。
まあ、なんでもいいや。 (^^;
カタイコトいわず、地元の我々も林道散策がてら休憩させていただき、静かな無人のキャンプサイトの木漏れ日の静寂を楽しんでりゃいいというものだ。(^^;
帰路も相変わらず「地元車優先」だの「関係車両以外通行禁止」(^^;だのを抜け、うんざりする日常をちょいと違った角度で走り抜ける休日。
いろんな道があるのだ。別にその道ではなくても。
ただし、他人の通らない道なら自力で出口まで行くしかない。
誰も助けてくれません。
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山から下り、ダイソーで熨斗袋買って、スポーツクラブによってひと泳ぎして帰着。
ああ楽しかったぁ!
やたらと (^^; マークが多かったけど。 (^^;;
origin: [梅雨のこぬ間にひとまわり (2台)] 2012/6/11(月) 午後 7:01
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