針テラス・野外活動センター 上津ダム

 明日香県道15 [奈良]


'12 6月23日(土)
昨日は梅雨の切れ目の快晴でさわやかに晴れていた。
しかしこの週末は下り坂の予報。
雨が降ってくるとやっかいなので、ご近所一周しかできないが、でも野点コーヒースポットの新企画、新しく道ができていて未だ走っていないところ等がある。
土曜の午から夕方、バイクで散歩するコースにはこと欠かない。
 

(1)新道と禁断の通行止め域探索 6・23(土)

名阪道路を走っている分にはまずまずの天気で、さわやかとまではいかないがまずは爽快レベル。
しかし土曜午後の名阪道路はやたらとトラックが多い。 
一本松ICを降り、山辺高校の裏から農道伝いに榛原・宇陀を走行。
いつも走っている近在だが、雰囲気を変えて広域農道をつないでいくと、今まで見えてなかった施設も発見(うだアニマルパーク)したりする。
 
宮奥ダムでトイレ休憩。
いつもながら冴えないダム公園。
せっかく水車も回っているのに、何か冴えないのだ。
しかし、ここのトイレだけは専用駐車場もあり(^^)便利に利用させていただいてます。
 
 
ここからトンネルを越え、多武峰を駆け上ると直接明日香に抜けられる。
高低変化もあり、道路は新しいのに交通量が少ないので楽しく走れるコース。
 
− 明日香?あの公園に?
 
− いや、今日は新企画、題して「禁断の通行止突破」だよ! 
− 何か最近ソレばっかり。
 

べつに意図しているわけではないが、昨年の台風12号の影響で、やたら通行止めが増えたのだ。

曽爾高原のウチの野外昼食スポットに通じる道路も通行止めが増えていた。

 

この道も久しぶりに走行しようと思っていたら→
しかし、このパイトンの配置具合には微妙なニュアンスがある。 私にはこう見える:
「車は通行禁止、ハイキングやサイクリング、それに近隣の方のバイクは入ってもいいでしょう」
 
まあ、どうだか分からんが、車は完全に通行できないので、静かで安全なハイキング・ランニング・サイクリングコースになっているのは事実である。
だから、エンジン音がうるさいバイクは遠慮してください。あくまで近隣の方だけ特別に、でっせ。
 「通行止め」に守られた山中に入ると、せせらぎがあり、木々が高く生茂り静かでひんやり涼しい。
 
雨の後なので湿気が満ちて肌寒いくらい。
 
道筋の横の適当なスポットで野点コーヒーを楽しむ。
 
10段変速の自転車のおじさんが通りがかったので通行止めの子細を訊く。
ここから峠までは通行できるが、下りの2キロほどで土砂崩れで道がふさがれてるそうだ。だから道としての機能はない。
この人、毎日自転車で峠まで往復しているという。
かなりの荒れた勾配で大変な体力が必要だろう。ゴクロウさま、である。
峠まで行こうとしたのだが、ヨメが荒れた道に怖気ずき、このあたりの静寂で満足することに。
 
湯を沸かし、コーヒー飲んで一眠りしていると、件のおじさんが下ってきた。
小一時間の登坂訓練コースだな。
 
他にもう一人、これは完全にスポーツ自転車でカラフルないでたちの若者が颯爽と登っていった。
 
颯爽と「通行止め」から出てくるヨメの勇姿↓
明日香村から高取に抜ける農道の眺望↓ 
本当は夕日が向こうの金剛山にかかっている時刻なのだが、本日は曇天。
 新しい農道伝いに高取まで走り、県道35号を抜けて京奈和道の新規開通部分を伝い橿原アルルに寄る。
 
京奈和道も僅かずつ部分的に開通しているようで、昨年は工事中だったのだが今年の春橿原高田ー御所が開通したようだ。
わずか3.7Kmだが、ちょっと小うるさい半市街地のちまちました道をまたいでくれているので、少し楽になった。
何よりもストレスのない明日香へのアクセスルートができたので、これからよく利用するだろう。
夕方ツーリングから帰宅するときに、市街地の背景にそびえる金剛山系に夕日がかかる光景が遠望でき、いかにも帰宅するという雰囲気になる。
もっとも、多分通常は橿原アルル(イオンモール)に立ち寄り、そのまま帰宅することはないとは思うが。
 
ということで、通行禁止でどうやら廃道になりそうな旧道とデビューホヤホヤの新道を繋いで走る本日の企画、面白かっただろ?
 

明日香県道15  上津ダム [奈良] 大和川河川敷公園
'12 6月24日(日)

(2) 山添村新茶まつりと上津ダム公園野外ランチ 6・24(日)
「今年もそろそろ」とヨメが言うのでHPで確認すると、やはりそうだった。
「山添村新茶まつり」 6・23−24。
それでは今年一年のお茶を仕入れに行くとしよう。
何せ、300円でウチで一年使えるお茶葉がつかみ取りできるのである。
相変わらず、農道・林道関係を伝って奈良県の北西端の山添村にアクセス。
 
夜より雨予報なので、珍しく昼前から出発。
 
最終的には国道25号の旧道を伝い、三重県上野市を少し掠めて山添村野菜直売所「花香房」に到着。
 
野菜直売所の裏にある広い園芸売店を見学し、新茶つめ放題300円に挑戦。
 
番茶とひげ茶があるが、番茶はもう大半が掴まれていってしまい、粉しか残っていない。
 
ひげ茶を紙袋に詰め込み、さらに口から盛り上げて山盛りにし、すかさず上から手提げ用レジ袋をかぶせて全体をひっくりかえし、茶摘み業務終了。 ごくろうさま。
 
これだけあればウチでは一年くらいは持つ。
 
では、近くの上津ダムに行き、野外ランチにする。
 
予報とは違うが、日が照りだしてきて暑くなった。
 
わずかに放水している上津ダム。
水の波紋がなかなか美しい。
 
昨日の宮奥ダムよりははるかに拓けた広大なダム湖である。
しかしここも特にとりわけ派手な観光スポットというわけではなく公園には常に人影はない。
 
名阪道路からも見えるので、一周していく車は多少あるのだが、駐車しているのは釣り客だけ。
公園に他の人影を見たことはない。
 
昨日、橿原アルルのスポーツ店でテントその他のキャンプ用品を物色したりし、どうもテントを新しく買ってしまいそうなのだ。
いろいろネット上でカタログを比較中で、本日はソロ用のテントを芝生で設営し、大きさ、その他の目安を確認するつもり。
このダム公園の本体は湖畔にあり、広い駐車場もある。
ところが、下からは見えない土手の上にもう一つ中途半端な小公園が作られている。
展望スペースのつもりだったのかも知れないが、それにしてはあまり眺望がきかない。下の湖畔の公園の方が湖面が広々と見通せる。
 
しかし、いづれにしてもただダム湖が拡がっているだけで、じっくり時間をかけて鑑賞する程の景観でもない。
だから、上の小公園にわざわざ登ってくるほどのことはない。
 で、誰も来ないのである。
それにしてはまあまあの芝生があり、多少の手入れはされているようだ。
 
しかし、何か中途半端なアジサイの植え込みと雑草交じりの芝生である。
 
私にはこう言っているように聞こえる:
「展望公園として設計したのですが、実際に登ってくる市民は皆無でした。せっかく税金を地元業者にばら撒いて作ったのに、利用実績がないと事業仕分けで落とされてしまいます。
平らで程よい草地に整備しましたので、どうかテント設営の試行モデルサイトにでもご利用くださいマセ」 
うむ、ならば私が手軽な昼食スポットとしてテント・タープ付きで使用し、一市民として公園利用実績作りに貢献する手間をかけるのにやぶさかではない。
むふふ。
 
本日の野外ランチは定番のラーメンではなく、朝、夫がオーブンで焼いた手作りの米粉入りケーキです。
 
ちなみに伝統あるわが家の夫の手作りケーキを「オットケーキ」と呼びます。
へへへ。
 
テント・タープや野外テーブルセットも並べ、気分は早くもキャンプ旅行。
天気予報とはうらはらに陽射しが強まり、さすがにテントの中で昼寝する気にはならなかった。
世界経済の混迷、日本の迷走、哲学の貧困をヨソに、タープの下でごろ寝で過ごす平穏無知な無垢の昼下がり。
 ダムサイト周囲の土地区画境界柱を勝手に引っこ抜いてしまうヨメ。
一体、何を考えているのやら?
 
帰路も自動車専用道路名阪国道に乗ればわずか30分の道のりを、農道・林道・あぜ道伝いにたっぷり2時間かけて帰る。
そのように走れば、日本はまだまだ、のどか平穏な国土である。
 
県道38号から笠道に登り、更に農家の私道・あぜ道をややこしく迂回し、流石に疲れましたよ。
 
最後の国道25号(旧道)に接続する新開通の農道起点付近で休憩。
田植え中のオバアさんにちょいと挨拶するヨメ。
すると次々にオクさん、オトーさんも軽4で現れ、行きがかり上ご一家と次々に挨拶・会釈するハメに。
田んぼの畝の中で腰を二つに折って作業する姉さんかぶりのオバアさん↑見える?
 
今年やっと道が開通し、ご近所以外の人も通るようになったのである。
バイクでやってきて、のんびりとソバ畑など眺めているヒマそうな二人が珍しかったのか、帰っていく我々にこのオバアさん、手を振って見送ってくれてました。

 

origin: [近在野外ランチスポット探索 (2台)] 2012/6/26(火) 午前 3:23
針テラス・野外活動センター 大和川河川敷公園