この近くの施設で合唱団の休日練習があり、週末の土・日とバイク２台で参加した。 

ちゃっかり玄関脇に駐車してある、ウチのバイク２台→

 

実は、ヨメが知人にライダー姿を公開するのは今回が初めて。

どこの合唱団でもそうなのだが、とみに平均年齢ハイパーインフレが顕著な集団で女性のライダー姿はレアな存在である。

 

大型ライダーの私より、ヨメが人気を独占、おだてれば何でもやってしまうヨメは、周囲の手拍子に合わせウィリーでひとまわり。　え？それはしなかった？

 

 

今週は月曜もお休みで、これも天候を見測りながら、そろそろと夕方散歩にでた。

 

家を出て、行こうとしていた山の方向を見ると完全に雨雲に覆われていて稜線がぼやけていた。

しかし、他はくっきりした青空も見えている。

 

仕方がないので近所のあぜ道を一周しイオン・モールにでも行こうとして、もういちど元の方向を見ると、もう雨雲は頭上をとおりこして反対方向に走り去っている。

なんと逃げ足の速い。

 

と、せせら笑っていると、いつのまにか頭の上に敵が駆けより、雨粒が上から飛んでくる。

むむ、やるな。

 

しかし、雨雲とケンカしても始まらない。

名阪道路を走る予定だったが、いつもの天理東インターに入らず、側道を登ってお茶を濁すことにする。

 しかし、案外こういうふだん幹線道路に隠されて目にもとまらないただの山道も、入り込めば奥が深い。

お茶を濁すなどとはとんでもない。

ここにも豊かな村や畑、おちついた山林の光景が密かに隠されている。

 

名阪道路の下の山道なんて、雨降りそうな日にでもしかまた踏み込むことはない。

得体の知れない小道の先にはうまくいけば思いがけない静かな秘境が展開していたりすることもある。

でも、普通は段々畑のあぜ道から山端の崖に消えてしまうことの方が多いのだが。

ちょいとした空き地があったのでここで野点コーヒーにする。 

昨日に引き続き、次第に町の明かりが遠くに煌き出す。

 

うむ、ここは自宅に近く、悪くは無い。

ただ背後に高く名阪道路米谷橋がそびえていて、よく吼える近所の迷惑犬同等のライダー達が吹かすバイクのエンジン音がうるさい。

残念ながら、静かに一日過ごせるような場所ではないな。