名阪道路米谷橋下農道 余呉湖

 R25 [大阪]


'12 9月22日(土)
*原題「越前福井大阪大学サイクリング部禍ツアー 1禍2台3泊4日」世論に屈し2015.2.3改題
本文中のネガティブキャンペーンも多少トーンダウンしておいた(笑)
 随分過ごしやすくなった。
もういいだろう、というわけで9月末までに消化すればいい夏季休暇枠3日を入れ、週末から5日の休暇をヨメが取った。 
さ!土曜から出発!とばかりヨメは急かすのだが、 
一体どこに行くん?
と計画を立てるのが少々メンドくさい私は、ご近所一周くらいで誤魔化したかった。 

今回はテントも新調するつもりだったが、なかなか決定できず、とうとう間に合わなかった。   
まあ、1,2泊なら今のテントでもいいだろ? 
いや!5日たっぷり使わんともったいない。 
この週末は雨予報だし・・ 
それでも行く!  

 と、生みの苦しみを経、土曜日はじっくり計画を練り、準備荷造りを周到にして日曜朝から出発、との妥協に至る。 
よく考えてみると、私は毎日知的自宅集約型無報酬労働をするだけの人だが、ヨメにしてみれば待望の夏休みなのだ。
「夏休み」の高揚感を私がブチ壊しちゃってはダメなのだ。   

9月22日(土)  
まず、イオンモールの本屋に行ってツーリング地図を買おうとしたのだが、ここで思わぬ事件発覚。
「あ、免許証大阪の実家に忘れてきた!」 
おいおい(^^; 

というわけで、土曜日はタンデムでの大阪往復に費やし、結局準備も何も・・。  

 今年のGWは中部高速を利用しての信州だったので、今回は北陸自動車道で日本海を見に行くか、と大まかに決め、まったくの泥縄式だが昭文社ツーリングマップル「中部・北陸」を買いに夜行った。   
ちなみにこのバイク用の地図シリーズは2種類のバージョンがあり、大版でリング製本のヤツが私の視力でも見やすかった。 
で、¥2940出して購入しようとしたところ、ヨメが少し小型の通常製本普及版が¥1600なのを見、セレナ(100エンショップ)の老眼鏡とセットにして買ってくれた。
実に頼もしいヨメじゃ。  


R24  余呉湖 [滋賀] 漁火街道
'12 9月23日(日)

9月23日(日)  
朝から雨。予報通りだが、昼からは快方に向かうとのこと。 
どうする? 
昼から行く!   

昼から出たのでは今日中に日本海は無理とは思うが、ヨメには逆らえず・・・。

お昼を済ませ、とにかく出発!   

京名和道・北陸自動車道伝いに行けば、夕暮れまでには余呉湖キャンプ場には確実にいけるだろう。   

ヨメは一度行った余呉湖に難色を示すが、どこまで行けるのか分からない。 
とりあえず4時までに余呉湖(木之本IC)に着いたならもう少し遠くまで、と心つもりする。

先ず給油。   
お、感心感心。 
本日は自分でガソリン入れてるじゃないか。  

 どうやら、天候も回復してき、陽の光も漏れてくる。  
 ここにして、ようやく私の気分もツーリング仕様になってきた。  
 少し曇りがちの方が暑くなくていいかも。  

  京名和道終点城陽出口。 
青空が見えている。   

奈良→京都に有料京名和道は中途半端でもったいない。 
急ぐ時以外は使わないのだが、今日は急ぐのだ。   
片側一車線でスピードはそんなに出せないのだが、緑の丘陵を縫って走る高速道はやはり気持ちがいい。 
気温も爽やか。 
駆け抜ける悦び。  

 巨椋ICから京滋バイパスに乗り、草津東から名神高速に合流。  

草津SAで最初の休憩。 

ふう。   名神は車線が多く、このあたり分岐も多いので高速道路に慣れていない私は少々疲れる。 
前方の案内表示と後方のヨメを絶えず確認してスピードを調整しなければならない。  

 ヨメはただ後を着いてくるだけなので元気である。 
各SA・PAでとにかく一息いれようとの私の主張は却下され、ひとつおきでの休憩と決定されてしまう。

名神最後の多賀SA。 
ここも次の北陸自動車道に入ってから休憩とヨメは主張するのだが。  

 観光バスも常に立ち寄る大規模SAである。 
昔、大阪発のスキーバスでやってきて、ここで夜中にうどんを立ち食いした記憶もある。 
完全室内自閉派の私にも、夜行スキーバスで志賀高原に行った、わずかばかりの青春があったのだ。 
その時には多賀がどこにあるのかも知らなかった。 
まさか今ごろになって、自分で高速道路を伝い多賀SAに来ているとは・・  

 とか言いながら多賀SA停車を納得させる。

ところが、SAに到着すると嬉々としていつまでも店を見て回るのがヨメである。  

 まだ4時前。 
余呉湖最寄の木之本ICまで20分もかからんだろう。 
さて、余呉湖を素通りして先に進むべきかどうか?  

 ここで、ツーリングマップルに載っている福井県のキャンプ場に電話してみる。 

しかし、不通。 
直接行くか?  

 もちろん、日曜なので空いているだろうが、大きな地図では細かい道順が解らない。  
だから、到着時間が読めないのだ。 
長考10分。 
考えているうちにすでに4時に。 
よし、ここは責任上安全策を取らねば。  

決定、本日は余呉湖泊! 
何か言いたそうなヨメの口を封じ、決然と宣言する。  

 米原JCから北陸道に入る。 
途端に名神の混雑がなくなり、すっきりとした見通しの良い高速道路になる。 
ちょいと風が強いかも。 
前回余呉湖には下道の琵琶湖畔道路で来たが、やはり風が強かったのを思い出した。

   北陸道木之本IC出口で。→   

幾らだった? 
とETC装備していないヨメに訊ねる。
3000円くらい。
 案外安いか。  

 三年前に一度来た既知の道をたどり、真っ直ぐ余呉湖。 
山間の北国街道と余呉湖畔道路。 
静かな初秋の夕方のたたずまい。  

 三年前はキャンプ初心者でロクな装備もなかったが、今ではかなりの物持ちになっている。 
今回は長期キャンプの予定ではないので飯盒等は省略したのだが。   
ツアー一日目は勝手知ったるキャンプ場の方がいいのだ。 
まだ時間も早いし、気候もいい。
安心してゆっくり設営できる。  

湖畔の国民宿舎「余呉湖荘」にテント持ち込みキャンプを申込む。
一張2000円。
「湖畔の岸辺は一応国定公園なのでテントは張らないで下さい。
斜面上の平らなところで」との注意。
本日、他には?と訊ねると「大丈夫ですよ。空いてます。」とのこと。←伏線注意
日曜日の湖畔にあまり人影はなく、キャンプ場にテントは皆無。
このGWに引き続き、このところキャンプ場にはわれわれだけという状況が続いている。
 
前回は団体と夜鳴き犬に悩まされた。もっとも雨でそれどころではなくなったのだが。
 
しかし、今回は貸切状態・好き勝手。時間も充分。
静かな湖畔を占有してのこの開放感。
 

われわれは充分若くこの上なく自由で、世界は時に美しい。

    ・・・          (← 1行削除 ^^) 

 いろいろそこいら試行錯誤の末、駐車場スペースに備え付けのパレットを三枚敷き、テント設営。   

後は気楽に黒バイクで木之本に食材の買出しに行く。 
夜は宿舎から地元のスーパーに買出し、というのがウチのキャンプ旅行のスタイルになってしまった。 
スーパーキャンプと称することにしようか。  

 平和堂食品館→  

 なかなかの品揃えで、野菜・コロッケ、おはぎ等仕入れる。

キャンプ場のテーブル・イスを借りて野外ディナー。 
メインは持ってきたカップヌードルだが、野菜サラダやデザートもある。  

久しぶりのテント泊である。 
寒くもなく・暑くもなし。 装備は万全。 
ワインの小瓶も寝酒に買った。  

 ツアー第一夜。 
二人して狭いテントの寝袋に収まり、顔を見合わせ思わずにんまりする。 

野外で眠れるこの嬉しさよ。  
 翌朝の光景を思えば心も浮き立つ。 

       ・・・        (← 1行削除 ^^) 

origin: [越前福井ツーリング 1禍2台3泊4日* (1)] 2012/9/30(日) 午前 2:17
名阪道路米谷橋下農道 漁火街道