余呉湖 エボシ岳

 漁火街道 [福井]


'12 9月24日(月)1
9月24日朝
陽が上り、気持ちのいい朝である。 ・・・. (1リフレーン省略以下同様^^;)
 
昨夜は広いサイトを占有していたので、タープを張る必要もなかったが、目隠し・日よけでタープも張った。・・・。
 
朝の食材も豊富で、キャンプ場のテーブルやイスを借用できるので快適に野外朝食が摂れる。・・・。
昨日はただ高速道路を走っただけだが、本日からいよいよ本格的に福井ツアーを開始する。・・・。
これからは基本的に晴れの予報。気分は高揚するハズだったのだが。・・・。
 
後ろの愛媛ナンバーのワゴンが目障りである。・・・。
 
そんなことに貴重な夏休みの時間を浪費してもしかたがない。・・・。
 
朝食後、湖畔にイスを持ち出し朝の湖の清冽な光のさざめきでデザートにする。
・・・。 しつこいか(^^;
 
しかし、このくらいやっておくとネットで越前福井を検索すると、この事例が直ぐ目に飛び込んでくるのだ。
そして私が生きている限り、この記事は削除しないし、適宜更新もする。
ネット上で風化することはない。
彼等は自分たちが犯した社会のルール違反の事実を背負い、この汚点を常にこうべに貼り付けてこれからの贖罪の一生を過ごさねばならないのだ。
 
君達はそれでもいい。実際に不正を行った当事者だから。
しかし、君達が所属クラブと大学の名の元で行った行為によって、仲間と学校全体、OB全員にどれほどの迷惑をかけることになったのかを思い測ることができるか?
ちなみに、私はフランスではゲーテの後輩にしてP,バレリーの孫弟子、ドイツではハイデガーの後輩兼孫弟子というアカデミックキャリアになるのだが、日本では君達の先輩にもあたることになってしまっているのだぞ。
(外国語学部の前身の上六トルコの並びの学校に一年だけ聴講に;;)

この時は私とヨメとの二人だけだった、しかし既に9月27日には余呉湖荘担当者もこのルール違反を知ることになった。
私がこの記事を発信することで、以降どれほど多くの人が大学への評価を下げることになるのか。
そこいらに寝そべってコーヒー飲んでいるだけの非生産的なただのオジンでも、一度怒らせてみろ。
とんでもない目にあうぜ!
まあ、いいか。
 
ヨメの夏休みである。
夏休みはこうでなきゃ!
というような光景が目の前にあるんだし。
 
まだ天候は完全に回復してはいなのだが、その分風は涼しく爽やかだ。
 
透明な湖の大気を木陰で呼吸する。
 
見ると湖畔遠くにそろそろ大学サイクリング部の自転車も湖の周回を始めている。
 
それはそれとして湖畔を行く自転車というのは、なかなか絵になる光景ではある。
それでは、そろそろオートバイで自転車共の後をしつこく追いまわし、煽ってやろうかと楽しい本日の計画を練る。
 
ヨイコの夏休みはそうこなくっちゃ!
 
しかし、あんな雑魚共にかかわっているヒマはない。
テントを撤収し、パレットをかたずけ、午前10時出発。
 
キャンプ場入り口付近のガレ場にたむろする大学サイクリング部を蹴散らし、爆音高く湖畔を出立する。
 
しかし、大学サイクリング部のサポート隊と名乗った一人と最後に目が合ってしまい、相手につられて、ついペコリと会釈してしまった。(^^;
私はどうしても、もう一つ憤怒の餓鬼道を邁進しきることができない。
 
ここで、余呉湖荘に返却するキャンプ許可プレートをどこかに落としてしまい、爆音高く立ち去ったが、すごすごと黒バイクでプレート探しに帰るハメに・・・。
なるところだったが、幸い余呉湖荘駐車場出口にいた宿泊客が「これ、落としてますよ!」と走って持ってきてくれた。
 
さて、いよいよ越前福井ツーリングの開始である。
国道365北国街道から。
平行して走る北陸自動車道との分岐点付近。
 
たまに道路工事現場に向かうダンプが通る他に交通量はない。
 
「交通量少ない爽快2車線」(ツーリングマップル)
付け焼刃的に買ったが案外役に立つ。
道路の状態も思いのほかよく、快適だ。
静かな山間を自由に走れる楽しさ。
この静かで美しい道。
真っ直ぐな直線を走っているのはわれわれだけ。
 
清潔な、とでもいいたい道路である。
 
いやあ、ここまでやってきたカイがありましたねぇ。
・・・
 
余呉高原スキー場を過ぎれば栃の木峠。
ここからが福井県。
写真を撮っていると、福井側からやってくる単独ライダーが通過していく。
おもわず手を上げて挨拶してしまった。
なんせ、圧倒的に交通量が少なく、久しぶりに人を見ような気になった。
 
ここからはつづら折れの道を福井に下っていく。
 
背の高い針葉樹林を縫って走る道。
朝の空気の中をひた走る爽快感。
 
・・・。
↑スペースが空いた、おまけ。
 
地図によると、このまま直進していくと敦賀湾を通り越してしまう。
山を降り「R8とR365のショートカット」(ツーリングマップル)と記されている県道207に左折する。
相変わらず車の姿はない。 
ソバ畑を眺めに停車したのだが、反対側の記念物風の建物の向こうにトンネルが見える。
 
「JR北陸トンネル出口」との表示あり。
なるほど。
ここからが雪国というわけだ。
・・・。

いや、有ってもだが。

まあ、京大卒でなければこのヘンは理解できまいが。
 
県道207を走るヨメ。
景色はウチの近所と変わりない。
しかし、圧倒的な人口密度の低さ。
ウチの近所の山道なら、どんなところにも集落があり、白軽四トラックが走っているのだが。
 
山中峠の山中トンネルに差し掛かる。
恐るべき手彫り風一車線のトンネルで、先に侵入した車両優先である。
壁面がでこぼこで、ライトをつけても反射しない。
感覚的には真っ暗な中を走行しているような気になる。
 
非常にコワいトンネルだが、安心して良い。
滅多に車はやってこない。
山中トンネルは大小のトンネル群の総称で、このように進入信号器が設置されているところもある。
ここは一応電化され、中は明るかった。
 
「旧北陸線の廃線跡」(ツーリングマップルだそう。
 
まあこの道、車では通行しない方が無難だろう。
バイクでなら非常に面白い道である。
もちろん、・・・だが。
 
 
 
 国境のトンネルを抜ければ日本海だった。
いやあ、とうとう日本海に抜けましたねぇ。
向こうは敦賀半島。
敦賀市街は左手奥で見えないのだが。
記念撮影する時くらいヘルメット脱げよ。
とは思うが、これはつい3日前に届いたSHOEIのネオテック新品である。
便利なサンバイザーがインテグレートされた最新モデルを30パーセント引きで入手。
 
終に日本海側に降りきり、国道8号線から敦賀市方向を見る。
ヨメもネオテック買ったのだが、指定した色目の在庫がなく今回は従来のOGK黒パンダヘルメット(オリジナル)で。
 
いやぁ、日本海である。
しかし、日本海である。
なんとなく海の色がくすみ、ハワイの緑の水平線とはいかないのだ。
まだ薄曇りなので、空の色ももうひとつか。
交通量は流石、普通にあり、バイクライダーもちらほら。
この後ろの方ともしばらく走り、R305分岐点ではお互いに示し合わせて信号無視をした。
なかなか青にならず、バイクでは感知信号が働かないし、歩行者用押しボタンもなかったのだ。
ウチのヨメが「行こ、行こ!」とけしかけ、遂に法を犯してしまった。
まったく、・・・、というワケだ。
国道305「漁火街道」に分岐し、最初の公園で昼食。
 
海を見ながらの野外ラーメン、コロッケもあった?おはぎの残りも食べた?
ヨメは余呉湖キャンプ場から持ち帰ったゴミをようやく近所のゴミ捨て場で処理。
ゴミ袋を持った主婦を発見、密かに後をつけて犯行に及んだという。
 
ちなみに余呉湖キャンプ場にはゴミ捨て場はない。
どうもキャンプ場としては、もう見捨てられつつあるようだ。
さて、漁火街道を走るワケだが、どうも海岸の光景は単調で、どこでも同じ、どこまで行っても同じ、というようなことになってしまう。
 
地図を見て適当な目的地を決めて、そこからは内陸に入って本日の野営地を決めることにする。
 
「日本海に面した露天風呂漁火」とね。
ん、じゃその辺まで。
 
越前カニミュージアム(日本初のカニのテーマパーク:ツーリングマップル)と一体になった施設に「露天風呂漁火」があった。
大きな施設だが、どこか田舎くさくアカぬけしていないところもある。
お風呂は500円。1時間1000円の家族風呂もあるが、露天風呂ではない。・・・
 
どうする?せっかくだし。
露天風呂入浴。
 
←同所HPより
まだ夕日の時間ではないが、確かにそのようになるんでしょう。
 
平日のこの時間、あまり入浴客も多くなく、のんびりと漬かってられる。
 
で?どうだった?
昨日の余呉湖荘のただの風呂に400円で入るより、よほどマシだった!
 
ゆっくりできたのはいいが、まだ今夜の野営地が決定できていない。
漁火のカウンターの親切なお姉さんが「何でも聞いて下さい」というので、よせばいいのにヨメが付近のキャンプ場を推薦してもらう、という。
ヨメに任せればあんまりなので、私が付近のキャンプ場をマークした地図を持って行って教えを乞う。
ツーリングマップルにはキャンプ場もちゃんとマークされているのだ。
 
「SSTらんど」は知らないが、県民いこいの森の悠久ロマンの杜はいいところです。
ここから鯖江市は1時間弱、そこから大野は一時間強でしょう。
 
時間があれば、あこがれの九頭竜湖キャンプ場まで行こうと思っていたが、今からでは無理だろう。
それではとにかく悠久ロマンだっけ?そこ見に行って、ダメなら次に行こう。

origin: [越前福井ツーリング 1禍2台3泊4日 (3)] 2012/9/30(日) 午後 8:27
余呉湖 エボシ岳