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篠ノ井 [長野] |
'12 10月17日(水)
10月17日(水)
最後のひなびた温泉宿宿泊イベントも終了し、本日夜までに帰宅すればいいだけだ。
列車は篠ノ井駅14:10発のしなの16号の座席指定なので、たっぷり時間が余ってしまった。
定番の大広間での朝食後、貸切カラオケ風呂(!!・・子細残念ながら省略)を借り、ヨメに少し髪を切ってもらう。
ヨメはこの週末、仙台・平泉だが、私は演奏会本番である。
時間的には昨日善光寺参拝し、直接帰阪してもいいような日程だった。
更に言えば、初日早朝出発していたら、午後栂池散策も可能な時間になる。
まあ、普通なら一泊二日に纏められる行程だろうなぁ。
それを三泊二日に水増ししたことになる。
まあ、当初は最後の温泉宿宿泊と善光寺がメインの企画だったんだから。
白馬東急2泊がなければどうだったのか・・・それはそれで面白かったのかな・・・
とか、いろいろ思うのは篠ノ井中尾山温泉はあまりに特色のない、日本のどこの小都市にでもあるローカルな小行楽用施設だったので、一日のイベントとしては少々存在感にかける。
ヨメに近くの観光地を推薦させられたタクシーの運転手のオジさんもかなり困っていた風だった。
「恐竜園があって・・・まあ、別に推薦するほどのモンでは・・」
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![]() ハハオヤは朝から「リンゴ園、リンゴ園に行かな!」とうるさい。
ハハオヤにとってリンゴ畑見学はそれほどワクワクすることらしいのだった。
良かった。
これで一日分のイベントを稼げるというものだ。
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![]() 旅館のフロントで清算し、リンゴ直売所に行き、一度旅館に帰りタクシーを呼んでもらうかどうか等相談する。
距離的にはリンゴ直売所まで下りなので、歩き、そこでタクシーを呼ぶのがいいだろう、というので篠ノ井交通の番号を教えてもらった。
さて、と見ると、玄関にいたハズのハハオヤがいない。
すでに一人で自家用車を運転し、すたすたと自力で坂を下っているのが見える。
しかも、ハハオヤの自家用車には一番大きなカバンを運搬させているのである。
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![]() ハハオヤに追いついて聞くと「坂で動き出したら止まらん」とか。
← 「アソコでポーズしてき!」とダイレクトするヨメ。
別に観光農園ではないのだが、道の横はすべてリンゴ畑。
おおらかに栽培されていて垣根も別に無い。
たわわに実っている。
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![]() 昨日のタクシーのオジさんも、観光地推薦のかわりに信州リンゴの講釈をしてくれた。
「リンゴ三兄弟のうち、赤黒い「秋映え」が今出荷時期。
あと、シナノ・レノンとリンゴ・スター(?)はまだもう少し。」
本日は午後から雨の予想だが、今のところ快晴。
リンゴ農場散歩、直売所見学というイベントで午前中は潰せそうだ(^^;
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![]() 「ほら!りんご共和国と書いてある!」とヨメ。
「直売リンゴ・共和園」という看板だった。よくヨメ!
リンゴ集積所で選別に外れたリンゴを一般に直売してくれるところで、ちょいとワケありリンゴを安く売っている。
昨日白馬で「秋映え」14個買ってしまったいたのだが。
しかし、その買値を言うと地元タクシーのオジさんは「安いです」と答えてくれたのでちょいと安心(^^;
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![]() 直売所らしく、試食も大らかなもので客が勝手にナイフで切って食べる。
ヨメは見本に出ていないリンゴ種も持ってこさせて試食する。
本日も昼食はコレで済まそうという魂胆があからさまに見えている。
ここには少しばかり地元産品も置いてあり、リンゴジャムやおはぎ、菓子等も購入。
ここからタクシーを呼び、篠ノ井駅まで行く。
このドライバー君も好青年でいろいろ地元話をしてくれた。
まだ駅に行っても時間があるので、商店街の喫茶店にでも、と言うと「ちなみに、あの赤いランプの店、喫茶店やってます」と、近くに停めてくれた。
ここにも野菜直売所があり、先ずソチラ見学。
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![]() ナンにでも首を突っ込むヨメが先ず偵察に行き、確認して手招きする。
商店街のイベント会場で、ちょっとした休憩所にもなっている。
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![]() 居合わせた方がお茶をだしてくれ我々の相手をしてくれた。
男性は商店街の住人ではなく、開催していた「組子細工」の講師に来ていた方である。
篠ノ井は土地の豪族布施氏が支配していた地で、川中島の戦いの第一次会戦はここであった等の郷土史を教授いただいた。
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![]() この方面の細工シゴトにはイタって自信のない私は、あわててハハオヤに矛先を振る。
最初は事態がよくわかっていなかったハハオヤも先生の懇切な指導で、最後には要領がつかめ、「麻の葉」模様を自力完成。
自作に満悦のハハオヤ。
組子細工は接着剤もクギも使わず、手作業だけで組んでいく手芸で、老人の手先のリハビリには最適かも、と思った。
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![]() この先生は非常に親切な方で、駅で例によって立ち食いソバをシェアーしている我々を
追って、後で探した資料を渡しに駅まで来てくださった。
ホオの木でできた専用ハンマーも記念にくださったりしたのだ。
あっと、最初に「およんなし亭」でお茶をだしてくれたご婦人も駅前にいたわれわれを自転車で捕捉、おみやげにといってエダマメをわたしてくれた。
聞けばハハオヤとそうかわらん年齢だった。
ハハオヤはとっくに自転車を引退、自家用車に収まっているのだが。
ということで、最終日に思いもかけないイベントを追加でき、途中ちょいとアヤしくなった旅行のテンションを最後に上げてくれ、無事しなの16号乗車。
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ここで間一髪というタイミングで日本列島は雨に突入。
逆算すれば非常に良いタイミングで旅行できたのだ。
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![]() これにて解散。
引率・指揮・会計・夫&婿業のオツトメ、えらいお疲れさん
>私(official licenced guide)
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