富田林 どんづる峯・PL平和祈念塔

 南河内グリーンロード [大阪]


'12 11月6日(火)
11月3日の巡業では大和高田バイパス→竹之内街道越えで富田林(実質的には羽曳野)へのルートを開発したのだが、実はもう一本大阪にアクセスする有力な道路がある。
公演当日の夜は府道703号穴虫峠線で大和高田バイパスに繋いで帰った。
 
いちおう峠越えだが、暗峠や信貴山農道越とは比較にならない単なる丘の道で、ちょいと無意味な角度で大阪に入り込んでいるのであまり交通量がない。
地図をみていると、太子町で南河内グリーンロードとかいう広域農道に右折すると、大和川右岸(河南・堺側)を南進する府道12号に接続でき、適当に大和川を渡れば簡単に長居公園線に合流できそうだ。
 
と言うわけで、11・6(火)夕刻府道703→南河内グリーンロード→府道12号→R309→長居公園線ルートで大阪御堂筋までお試し走行。
距離的には大回りだが、703がガラ空きなので到着は意外と早いのではないか?との期待を込めた。
こういう新しいルートを見つけ、走り出すときの未来への期待にみちた高揚感。
新しい道から新しい人生が再び始まるのか?、
 
しかし、人生は常にほろ苦い。
南河内グリーンロードまでは鼻歌まじりのツーリング気分だったが、ラッシュ時の府道12号が最悪。
信号は多い、渋滞する、密集住宅商業地帯で景色も見えず、結果的に自宅から御堂筋到達まで2時間15分の最長記録を樹立。高速道路だと30分しかかからないのに。
 
途中どこかで見た光景だと思ったら、近鉄河内松原駅だった。
9月の福井ツーリングで、出発しようとしたらヨメが大阪の実家に免許証を忘れてきたのが発覚したことがあった。しゃーないのでその日はバイクにヨメを積んで大阪の実家に取りに行った。
その時、大和川岸道路を遊びながら大阪市に向かったのだが、案の定道に迷い、ぐるぐる回っていたのがこの辺りだったワケだ。
 
河内天美・布忍・河内松原・・・そんなところに縁は無かったハズだったが、その時やはり思い出してしまった。
アベノから布忍まで近鉄で送って帰った日々か(^^;
今は完全に大阪のただの町場だが、45年前ならこの辺りは南河内の草田舎だったハズ。
お寺と鎮守の杜の雑木林。
寺田紀代美ちゃん(当時20)は今どうしてるんだろか? っと、そういうハナシではないわな。
 

南河内グリーンロード  どんづる峯・PL平和祈念塔 [大阪] 神戸
'12 11月10日(土)

11月10日(土)
まったく久しぶりに公式行事のない秋の週末が帰ってきた。
しかし、天気はたいしたことはなさそう。
しかし、せっかくだからアレ見に行きましょうかい、アレ。
ヨイコは絶対マネしないで下さい!
 
線路脇にバイクを置き、立ち入り禁止を無視し近鉄線路を渡れるのはオトナになってから。
 
佐保川土手道はこのように線路で分断され、袋小路になっている。
ここから広大な畑に囲まれた車の影も無い土手道が続く。
 
最近の農道アミダ走行でランダムに開発した散歩スポットのひとつ。家から10分。
 
今まで名阪道路沿いや奈良県南部を主にバイクで走っていたのだが、大阪へのルートを探っていたので、大和川下流域の走行スポットが増えてきた。
今年の夏前にはバイクで走りやすい大和川上流の河川敷公園道を発見し、大和川を見直したものだ。
 
佐保川はこの先で大和川に合流している。
←これは、合流後のホンモノの大和川。
はるかに二上山が見えている。
 
左岸土手道をたどれば王寺まで土手伝いに行けるので、王寺までなら混雑する25号線を伝うことはない。
 
右岸はここで通行止め。
もちろん、柵を越えてしばらく散歩し、それから左折して大和川を離れ、本日は別ルートで二上山を越える予定。
 
今度は川西市を流れる支流の曽根川の土手。→
 
やはりバイクは土手道だね。
車じゃすれ違いが厄介なので交通量常に少ない。
それに何故か最近、土手道がよく整備されてきている。
道端の雑草もよく刈り込まれ快適だ。
 
しかし、土手道ばかりでは目的地には到達しない。
県道14、5号経由で広陵町の馬見丘陵公園に到達。
古墳を三つも含んだ広大な公園。 そのうちナガレ山古墳は整備修復されていて上に昇れる。
 
では、本日の野外ラーメンはここで。
 
広大な公園で端っこの方に行けば殆ど人の気配はない。
ま、道路が2本貫通し車の気配はあるのだが。
 
この公園までは奈良県だが、以西は住宅が建て込みはじめ、大阪のベッドタウンという気配がしきりにしてくる。
今回、初めて馬見公園から西側を走行し、奈良県とも思えぬ大規模住宅地になっていたので少々驚いた。
 
真美が丘は橿原や大和高田等の自然発生した町場とは違い、大阪北の千里ニュータウンのような大規模宅地開発による町だな。
道路が広いのでせせこましい感じがなく、ところどころに設けてある公園に紅葉があったり、なかなか住みやすそうな印象だった。 住宅公園でモデルハウスの展示あり。
「見て行く?」とヨメ。 まさか。いや、見学しても良かったのだが。
 
真美が丘から中和幹線・国道165に右折、いよいよ二上山のふもとだが、ここで香芝市の密集住宅が新しい高架道路からマトモに鳥瞰できる。
なかなか印象的な眺めである。
どこかで見たような光景のようでもある。
これかな? 
 
世界遺産カッパドキア(^^; (ネットより)→
 
この道路で香芝市街を抜けると、穴虫峠で府道703に接続している。
 
この道路で大阪府太子町に抜ける手前に天然記念物どんづる峯があるのだ。
 
あ、「どんづる峯」って、ここにあったのか!
私は小学校の遠足で一度ここに来ているハズなのだ。
なんと、たっぷり半世紀以上も忘却していた地名が今あざやかに復活したのである。
 
なんたって、「どんづるぼう」だよ、誰も一度聴いたらこの名前を一生忘却することはないのである。
 
で、どんづる峯って、そもそも一体何なん?
ええと、それはですね。
ま、とにかく二上山の噴火でできた火山性の白っぽい岩の丘、らしい。
 
ま、とにかく。
と階段を登ってトレールコースに入ると、直ぐもろい砂岩が露出しているのが見える。
 
しかし、まあ、よくある山を切り崩している採石場の光景とも見えてしまう。
「ふーん、なるほどね」でほんの10分ばかりでどんづる峯の観光を終了。
 
しかし、後で調べてみるとこの岩山の下には旧日本軍が要塞として掘った地下壕が巡らされ、このようなことにもなっているらしいのである。
 
(ネットより)
 
 
 
 
なんと。
やはりこれはカッパドキア洞窟ホテルだろ
!  (ネットより)→
 
香芝市は密集市街地とどんづる峯をセットにし、重ねて焼き付ければカッパドキアに対抗匹敵する世界遺産にノミネートできるのではないだろうか?
 
 
 
西名阪太子IC入り口から南河内グリーンロードに右折すると、ブドウ畑やぶどう直売所が連なり、ヨメはしきりに感心する。大阪府ではあるが、このあたり昔からぶどうの産地なのだ。
 
 
ここから府道12号に行くと悪夢の渋滞が待っているが、本日はソチラではない。
アレを見に行くんだから。       これ↓
富田林PL教団敷地の「大平和祈念塔」 。
 
住宅地で少し進入路を迷い、到着した時刻が16:00。公園敷地の公開終了時刻だった。
もっとも以前は登れたらしい中層階の神殿へはもう登上できないことになっているらしい。
どのみち下から見上げるだけなのだ。
 
先週には一センチにも満たなかったのに、一週間で180メートルにも成長したこの勇姿。
せっかく富田林に行ったのに先週は遠望しかできなかったのだ。
もちろん、私はバルセロナで見たサグラダファミリア教会の塔(→ネットより)の一本を思い出すのだが、ヨメはそれは違うという。
実は香芝市をカッパドキアと並ぶ世界遺産に推挙しようというのはヨメの発案だったのだ。
そかなぁ、私は似てると思うけど。
少し傾けるともっと似てくるんじゃないか?
と思い、ヨメに頼むと調度いい角度に傾けてくれた。
これでどうでしょうか?
 
 
 
ということで本日のツーリング、自宅から一時間圏内の割りには古墳あり、世界遺産あり、ガウディありと盛りだくさんの内容だった。
 
この日は先週とは逆に竹之内街道回りで奈良県に帰り、橿原アルルに行こうとしたら、ヨメが桜井のジョーシンに行くという。
 
ジョーシン桜井店11月9日オープン、オープン記念セール開催中らしい。
で、何やら衝動買いを一本やらかして、桜井からは大和川上流河川敷公園伝いに帰還したのだった。
大和川の上流の方の土手道もたっぷり堪能して帰ったという次第。

 

origin: [大阪河南への道 (2)] 2012/11/12(月) 午後 11:52
富田林 神戸