佐保川・大和川 笠間・室生山上公園

 神野山 [奈良]


'13 9月14日(土)
9月14日(土)
連休に、九州・阿蘇ツーリング ! (ヨメ)
ドイツから帰ってきたところだし、別に私は連休も関係ないんだが・・ま、夫として家族メンテナンス義務もあるし・・
とりあえず赤バイクを車検に出しとかねば。
 
しかし「車検不合格、再検査にはドイツから部品取り寄せになるので一月半はかかる」とバイク屋から連絡。
「九州はダメだね(^^;」と空涙を呑みツーリングはキャンセル。
 
ところが13日(金)夜、バイク屋から「部品手配できた。車検合格!」との連絡。
計画どおり14日には夜のフェリーで九州も可能になったが、こんどは台風18号で旅行はわやくちゃに。
 
もちろん、上記のマトメのように現実はすらすらと運んだワケではなく(運んでないか)、ウラでは私とヨメとのし烈な心理戦が展開していたのである。
とにかく土曜日、台風の影響下で下り坂だが午前中赤バイク+黒バイクで2か月ぶりにひと周りに出る。
笠山荒神・針テラス経由で神野山 ↑
前日まで口頭で心理消耗戦の戟を交わし、いささかドロ試合気味に膠着していたのだが、バイクで外に連れ発ち野外ランチを共すれば即気分は上々、家庭円満。 
よくぞ当方のような複雑玄妙仔細精密多能機でなく軽快薄白超小型ディジタイズドリニアバイナリディジット仕様脳神経系実装のヨメであったことに感謝スミダ。
 
神野山では(またも)メンテナンスのオジさんに自生のビシャコを教えてもらい、「少しなら持って帰っていいよ」との言葉質を取った結果、そこいら中の草をむしり取られて戸惑っている羊たち→ あ、↑か。
 
これでまたハハオヤのメンテナンスもできるというもので、実に効率のいいことである。
帰路、K247を久しぶりに通過したのは良かったが、k127・広域農道との交点辺りで方向感を失い、気が付けば元の神野山のぼり口の前に戻り、それでもを気が付かず素通りしてしまった。
本来的に方向感覚だけは良かったのに、こんなご近所で迷ってしまうとは私の何かがもう崩壊してしまったのか?
帰りに立ち寄った天理ダム湖周道路駐車場 →
野良猫を勝手に餌つけしている方たちの残していくネコメシの跡。
 
ここ数年でやたら公園・駐車場ネコが増えた。
おまけにすべてが飽食メタボネコである。 
このネコ人間たちの特徴はネコかわいがりの他の一切のモラル、審美眼、公共感覚が欠如していることである。
ネコに餌を与え、しばらくネコで自分がなごんだ後、そのままエサ入れ尿素・ビニールトレイを放棄していく感覚。
 
ネコかわいがりの時間があるのなら、一度横の自分たちのゴミの処理をして行こうという気にならないもんでしょうかね。
すでに人間としての社会性が崩壊しているネコ人間たち。
崩壊する人間、崩壊する社会。
数年前までウチのゴミ箱をあさるのは近所の野良ネコだった。
最近、近隣のネコどもは自力労働でエサを稼ぐのを止め、カラスに餌場を譲ってしまった。
ハエがここ10年で小バエに進化し、雀がセキレイに駆逐され、急にカラスと競合するようになったネコ族は進化の道を一歩進め、新たな生存戦略に特化していく。
古来媚びることで人に餌を貢がせる能力を持ったヤマネコが家猫に進化し、ここにしてネコ族は固有の魔術(チャーム)で明示的に人をコントロールし始めたのだ。
 
なつかしやドゥドバイラー式簡易塵芥処理方式→ 
 
ネコ人間共は自分がネコにマインドコントロールされているという事実に全く気が付いていない。
あふれる狂信者達との日常。
おそらく、ネコ共は人間社会が既にもろくも崩壊しつつあるという事態を察知したのに違いない。
今、人類は誰も種として絶滅の危機にあるということを自分ではまったく認識できていない。
 
社会性を失ってしまった人間はもう無敵のゲゼルシャフトシステムゲシュタルトではなく、刹那的本能欲だけで生きているディジタイズドリニアバイナリディジット方式アンドロイド的いとも簡単操作心理的裸のサルでアニヨン!ハシムニカ? 
ネコに簡単に操られてしまうような方たちとの長年の共生に脳幹がすり減り、私も既にどこかが崩壊し、人間を止めて久しい。
 
夜陰に紛れて私の正体をもう少しで晒しそうになりはするのだが、まだなんとか。
 
しかしもういい、後もうちょいとの辛抱やで。



神野山 笠間・室生山上公園[奈良] 南港ATCターミナル
'13 9月16日(月祝)
9月16日(月祝)
どうやら台風18号は近畿地方を去ったようで、雨あがりの午後から再び赤黒三昧。
 
私はどうしても人と共生するのがイヤなので、どこか山奥の廃屋でこのつまらん生涯を閉じたい。
もう残り少なくなってきたので、本気で朽ち果てる枯野を探しに行く。
・・・というのが本日の周遊テーマ。
 
台風の影響か、名阪道路は時ならぬ事故で通行止。
結局土曜日と同じルートをたどり笠山荒神。
 
本日は宇陀に抜けるのに、福住・榛原広域農道に並行するK781をたどってみる。
意外とヨメはこの田舎の村の道が少し色づいた田圃を見渡せ、良かったという。
 
メインテーマにしたがい、K781上笠間の側道、交叉する広域農道やまなみロードで古民家を物色しながら走行。
しかし、そんなにうまく具合のいい空き家、廃屋に遭遇するハズもなく、嘗ての昼食スポットの一つにて野外ラーメン敢行。
↑1       ↑2        ↑3    
我々は山の稜線を眺めながら寝たり食べたり起きたりしたいのだ。
「稜線一本じゃなくて、稜線が3本以上重なってること!」
このスポット、谷間を走る近鉄線が多少うるさいが稜線三本重ねで、最遠部が仄かにかすみその遠近感が快い。
このちょいとした放置畑に2mx2くらいの土地貸してもらってテント生活してもいいか。
 
以前あった木が伐採され、道の入口に別荘風の家屋が建ってからあまり来ていなかったが、やはり近場では得難い昼食スポットだった。
しかし、私は未だ時差ボケでラーメン食ったらそのまま眠り込んでしまう。
 
次、やまなみロードをつっきり室生寺横龍穴神社前の公共トイレに。
室生トンネル横の仮称「ちょろ滝」が本日は大瀑布になっていた。
一帯の山間道路も至る所冠水し、両足はね上げて走行することしばし。
 
本日は山間の庵物色がテーマなので、室生寺対面の山に駆け上り、付近を探索。
山頂部の「芸術の森」駐車場にバイクを置く。
目ざとくおジさんが出て来て「5時で終了です」と言ってパンフレットを手渡してくれる。
入園料400エン。
「あ、横の東海自然道をちょっと散歩するだけですから。」
公園横道からも100円分くらいは公園が見えるのだ。
獣害防止の金網柵を自分で開け、山頂を目指すが冠水状態で5メートルも歩けず即撤退。
しかし、この辺りほのかに公共投資社会資本風風致地区様で、山の稜線は向山の一本だがなかなか気持ちのいい庵が結べそう。
それにおジさんが帰宅した夜間なら400円踏み倒して公園に侵入することなどワケなかろう(^^;
 
私はドイツやフランスの海外在住データフル実装、心理的にはソチラの方が生活しやすいのだが、いかんせんユニラテラル超小型最軽量思索エンジン搭載のおヨメちゃんの方が大阪下町関西スーパー系オバはん生活単能機仕様のまま、アップデート不能メーカーサポート切れとなり、大阪から高速使用3時間圏くらいが関の山。
室生からK28でいったん室生ダム湖にぬけ、湖畔道路をくねくねと走り、榛原「子供の森」裏山に抜ける。
 
天理ダムでもそうだったが、この台風で多量の降水があふれ、堰を切って流れる水勢はハンパではない。
こんな日の山道走行は本当はアブないのだが、私は別に安全第一、生涯現役、細く長くいつまでも風代々世襲財産継続型につつがない人生をやっているつもりはさらさらない。
アレをやって地道にガンバろうとすると、次第に持病の鬱が高じてくる。 これは一体どなたの血(DNA)なんですかねぇ?
 
K28から時間はかかるが行程としては、いわばショートカット風にR369に抜け、山麓の小集落檜巻・高井を探索。
しかしこの地は少々せせこましく、幹線国道横に展開する開けた集落で庵を結ぶには俗風過多。
 
高井集落の奥、仏隆寺境内↓
時空のエアポケットに落ち込んだような静かな山里風景。
山上に向かう道標が「室生寺」と指し示す。
この山道、バイクで越えられるのか?
また、そのうち試してやろう。
室生ダム湖回りはだらだらと長すぎた。
 
え?来週は九州、本当に行く?
・・・私はご近所探索でも結構面白いんだがなぁ。
origin: [赤バイクの帰還 (赤黒)] 2013/9/17(火) 午後 4:15
神野山 南港ATCターミナル