南港ATCターミナル 休暇村南阿蘇

 別府・湯布院・阿蘇 [大分・熊本]


'13 9月23日(月)
9月24日(月祝)
サンフラワー別府航路朝。
熟睡したとは言えないが、やはり海上の夜明けを見たい。
明るくなるともう寝てはいられない。
 
 朝食もレストランで食べたが(600円)下船一時間前(8時前)になると、惣菜がテキパキとかたずけられていってしまった。
バイクは下船が一番後なので時間に余裕はあるのだ。
もう少し頑張りたかったのだがなぁ。

別府港着。  薄曇り。
 
港内の駐車場でもう一度荷物を作り直す。
ヨメはその間観光案内所で情報収集。
別に確たる予定も決めていない。
別府では温泉しか見るところはなさそうだ。 
とりあえず、道筋の海地獄の駐車場にバイクを停める。
 
まだ営業前だったが、窓口案内嬢は既にスタンバイ。
一地獄400円。
全地獄めぐり2000円。
フェリーの乗船券での割引があるのは全地獄キップのみ。
 
 
 
 
とりあえず、開門した海地獄400円に入場。
 
 
通り一遍の400円の観光地。
別段感銘を受けるほどでもない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正直言って400円は少々高い。
海地獄の他、血の池地獄・龍地獄で3大地獄だそうだが、地獄なら、私がタダでいつでも見せてやるぜ。
 
足湯はもちろんタダ。
 
別府はこれでよかろう。
地図をたよりに湯布院に向かう。 

 県道11号をたどっていくと道路の横がすぐ湯布院岳。
 
もう阿蘇九重国立公園域に入っていて、最初の展望スポット狭霧台→
 
 
 
 
 
 
盆地は湯布院の町↓ 
 
朝は薄曇りだったがだんだんと快晴になる。
 
 
 
 
 
 
快晴になると今度は暑い。
走行している分には快適である。 
昭文社ツーリングマップル九州を参照し、やまなみハイウェイを走行。
やまなみロードなら奈良にもあるが。 
 
 
 

 
道の駅湯布院でトイレ休憩。 
 
 
 
ツーリングマップルによると「九重夢の大吊り橋」てのが道筋外れたところにあるというのでソチラに行ってみる。
まったくの山の中に作られた観光吊り橋で、交通的には何の役目もない。
ヨメが一人偵察に行くと「一人500円」らしいのでバカらしくて引き返す。
チラリと走行中の道から見えるつり橋を見ながら、とある畑のアゼ道で昼食と思ったが、あまりに陽射しが強烈なので、付近の小道を探索。
 
結局、どこかの川のほとり、NTTの中継基地の見える道端で昼食。
 
まったく誰もこない道と思ってたら、クロネコヤマトのトラックが来てNTTに向かう。
バイク2台をなんとか回避してくれた。
 
少し小道に入り込み過ぎ、元のルートに戻るのに苦労する。
 
町角のガソリンスタンドのお兄さんに「11号やまなみ?」と尋ねる。
「阿蘇の方なら、そちらの道をまっすぐ行くと長者原でやまなみに出ます」とのこと。
 
で、結局ここからやまなみハイウェイではなくて、側道で長者ヶ原まで行くことになる。
多分、そのおかげで長者ヶ原ビジターセンターまで「雄大な眺望」なるものはなく、ただの山道だった。 
そして突然のごとく姿を現した阿蘇山火口(正面)↓
煙が見えるかな。
←長者ヶ原ビジターセンターの休憩室。
 
こちらも広大な湿原でいろいろその方面の生態系を観察できる場所らしいのだが。
 
当方そろそろ本日の野営地を決める必要があり、長者ヶ原見学は割愛し、駐車場で地図を広げて検討。
のんびり駐車スペースに昼寝に来ている地元の車のおジさん連中が「奈良から?」とか声をかけてくる。
 
「キャンプならソコの芝生でできるよ。タダだし。」とか勝手親切なアドバイズを授けてくれる。
しかし、もうすこし阿蘇に近寄らなくっちゃな。
ツーリングマップルに「ここに来ずして阿蘇は語れない」大観峰とある。
「とにかく大観峰に行きます。キャンプ場無ければここに帰ってきますので」とおジさん達と別れ、道をたどる。
 
県道45に分岐、阿蘇の北側を回り込む。
本日もまだ休日で案外と交通量は多い。
広大な草原だが阿蘇は見えない。
 
大観峰→
 
車やバイクで駐車場は満員。
 
阿蘇や九重連峰、と手前の盆地が一望できるスポット。
しかし、すこし遠くが霞んでいてそれほどのパノラマ感ではない。
 
本当は大観峰の頂上展望台に行けば360度の眺望らしいのだが、見ればかなり歩かねばならない距離。
帰ってくるおバさんに尋ねると「是非行った方がいい」とのこと。
で、途中まで行くが、ま、向こう側もこんな風だろう、と想像し、やはり引き返したのである。
ちょいとパンをかじりながら地形を観察する。
 
盆地が見事に凹状にえぐれている。
典型的なカルデラ台地だな。(←未確認^^;) 
阿蘇火口の噴煙が見える。
角度は丁度、長者ヶ原の逆側だろう。
駐車場のおジさん達は30分もあれば行けるとか、いい加減なことを言ってたがかなりの距離じゃないか。
これじゃぁキャンプ場が無くとも引き返す気にはならんわい。 
そのままR212で阿蘇山に向かい、R57を少し左折して阿蘇山麓のキャンプ場3か所を見学することにする。
右折すればレッドバロン直営「カイザーベルグ阿蘇」ってのがあり、サービス券5000円分を持ってきているのだが、宿泊には使用できないので本日は行かない。
日没前、光が透明になり西日に山肌の陰り具合が快い遠近感を与えてくれていた。
 
阿蘇火口に向かう県道111号、その近辺の側道付近には4つのキャンプ場があった。
下から 
1)竹原牧場モーモーファーム
2)阿蘇いこいの村
3)阿蘇みんなの森
4) 阿蘇山三合目防中
竹原牧場は私営なので多分高そう。広大な牧場に牛がのんびり放牧されていたが。
残りの公営キャンプ場を一応全部回ってみた。
 
坊中キャンプ場に行く途中のR111への分岐点付近の眺望 ↑ ↓
2)「みんなの森」は道沿いの公園の反対側にあり、阿蘇が正面に見える非常に立地のいいオートキャンプ場だが、何故かだれもいなかった。
がらんとした芝生が解放的で健康そのものだが、ちと道路から見えすぎるきらいがある。
それに全く木がないので少し夕刻の風が強く、場合によっては吹きっさらしになりそう。
何故かツーリングマップルにも記載されていない。
 
3)の「坊中」キャンプ場に行くと、管理人のおジさんがモミ手でもする具合に飛び出してきて、まあ、いろいろお話を伺えたのだが、山中キャンプ場でもう一つ眺望がない。 
値段はいずれも公営で似たようなものだったが、坊中はおジさんの必死の営業にもかかわらずあまり魅力がなかった。
結論。
キャンプは標準的な木立のある広い「いこいの村」で設営し、バイクで5分の「みんなの森」に行って写真を撮り、朝食を摂る。
 
日没前の「みんなの森」キャンプ場よりの眺望 ↑ ↓
「いこいの村」キャンプ場でテントを設営。
入村料一人600円、テント一張1000円、合計2200円。
 
国立公園に付、ゴミは持ち帰る。
 
広い林間のキャンプ場で、ポツポツとバイク、自動車がテントを張っているが、敷地が広大なので自由に設営できる。
 
あまり奥に行くと、カラスが集団で縄ばっていて少々恐ろしい。
木立が多いので虫も多い。
 
中央の芝生広場では阿蘇も少しは見えるのだが、すでに2、3組が設営。
そちらでも良かったか。
設営後、黒バイクでふもとの町まで買い出しにいく。
R57号沿いには割合大きなスーパーがあり、ついつい野菜と惣菜一式を買ってしまう。
米と飯盒持参しているのに、つい寿司をかってしまった。
 
まあいいや。
地元のスーパーめぐりも旅行のうち。
しかし、ココは値段がちと高くないかい?
 
キャンプ第一日。
子供もいたようだが、皆静かに早く眠っている。
夜中に一度何かがテントの外でガサガサしていたようだったが、寒くもなくよく眠れた。
 
origin: [九州ツアー 7泊6日 (赤+黒) (2)] 2013/10/1(火) 午後 7:50
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