矢田遊びの森 | 鶴見緑地公園 |
屏風岩公苑駐車場・香具山 [奈良] |
'14 6月8日(日)
6月8日(日)
午後4時から雨との天気予報。
夕方までには帰ろうと例になく昼前のやや早めに出発。
名阪道路→やまなみロード→室生山上公園→室生仏隆寺林道→R396で帰宅、くらいで4時間は持つだろう。
やまなみロードから少し逸れ、名張方向を見る。
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本日も曇り空だが、いつもながらの見開きの空間感。
昨年の九州ツアーの最終日の帰阪後、まだ時間があると名阪道路を走りこの光景を見て帰って以来だか。
この道路横の斜面にわずかな踏み分け道があり、そこもウチの昼食スポットなのだが、本日はまだ昼食には時間が早い。
三重県側に下りかけていた赤バイクをUターンさせるが、昨日の坂道転倒劇のトラウマが蘇り、けたたましいエンジン音を発しながらの危なっかしいターンになってしまう。
やまなみロードを突っ切り、室生トンネルを越え、龍穴神社前でトイレ休憩。
ここから室生山上に登り、仏隆寺への林道を前回とは逆方向から試す予定だったのだが。
またしても昨日の坂道転倒劇のトラウマが。
あの林道、落石が多く下りはちとつらいかも。
「このまま直進して曾爾村方向からR369、ということにしますので(^^;」
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室生「ふるさと村」あたりで小休止。
廃校の小学校を利用した観光施設のような命名だが、実質は地元の集会場又は公民館程度でしょう。
一度だけ内部を見学した記憶があるが、再訪するくらいの何ものかがあったわけではない。
今回の偵察でも別に何か様子が違っている気配はない。
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しばらくぶらぶらと駐車場あたりを歩き、別になんてことはないのだが、カーブミラーに並んで映った姿を撮影し、ヒマですねぇ。
私はちゃんとお帽子を被っているのだが、ヨメに至ってはお気に入りのパンダ模様ヘルメット着用のままである。
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駐車場の砂利敷の上に無数のムロウハネクロシジミチョウ(仮称)がたかっていた。
各処でこの種が異常発生している感がある。
昨日も矢田山の公共トイレの内部から多量のヤタウスクロアサリチョウ(仮称)が飛び出し、びっくりしたところだった。
「蛾じゃない?」
「羽を閉じて静止してるから蝶だよ」
しかし、どこかこの種はヘンである。トイレとか駐車場とか人の気配だらけの場所でお仕事している様相。多量に群れている様子はどこか異常で不自然、凶凶しい雰囲気もある。
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そのままK28を曾爾方向に抜けるつもりだったが、「伊勢本街道・黒岩方面」という道標がある側道分岐を通り越して走っているうちに、屏風岩に行く気になった。
なら、黒岩地区回りでショートカット、Uターンして伊勢本街道に分岐。
通る車もない旧道で、意外に明るくのどかな光景にありつけた。
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↑ 「おいせまいり」と書かれた短冊が吊られているツツジハナナシモクレンハゼノキ(仮称)の喬木。
伊勢本街道は舗装されていない藪の中の狭道になりさがり、左の農道に分岐すると直ぐ集落と曽爾村を結ぶ舗装農道に出る。
途中舗装がやけに立派になり、屏風岩公苑観光バス駐車場という看板が左手に分岐する道を指している。
ここで休憩と思い、後続しているハズのヨメを待つが終に来ず。
右手の木々の切れ目から断崖に落ちたか、かわいそうに、と思い引き返す。 |
落ちてはいなかったが、何か側道に迷い込んだとか。
おかしいな?広域農道一本道のハズなんだが。
ま、いいや。
いつこの世から迷い出ても可、という覚悟がなければこのトシでバイクツーリングはできない。
↑地獄の針の山をキャンプ用品を担いで
登っていくヨメの姿
観光バス駐車場からは簡単な金網ゲートを開け、かなり上の屏風岩公苑までの登攀ルートが設けられている。
公苑まで林道伝いに車で登れるのだが、観光バスでは無理。
ここに駐車して歩いて登ってください、ということだろう。
駐車場整備協力金300円(春・秋のシーズンのみ)との看板。
もちろんこのシーズンにはこんなところに来る車の影はない。
もっともハイシーズンでも果たして観光バスなんて来てるんだろうか?
すこし登攀したヨメがOKのサインを出す。
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すこし登れば駐車場越しに三重県側の山の連なりが眺望できる。
わざわざバイクで大回りし林道を15分かけて登ることもない。
実は斜面の林道にバイクで分け入るには強烈なトラウマとの戦いが待っていたりする。
本日はこの針の山でいいよね(^^;
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本来は植林立木茫々の斜面らしいのだが、伐採されつくした後で、少々殺風景だが、視界は広がっている。
新兵器のパラソルを
設置、ベースキャンプを設営しザ・ビッグで買った売れ残り処分品「船橋ソースラーメン」他を食す。
全体に曇り空で、連山の光景は少々沈んでいるが、時折漏れ陽があたり微妙に色相が輝くところもある。
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ま、夕方雨降りだすまでには帰る予定の、近場でありつく眺めとしては悪くはない。
舗装農道横のトイレ完備の駐車場上というアクセスの良さもなかなかのもの。
格好の昼食スポットを見つけたと悦にいっていたのだが。
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食後、さてトイレを利用させてもらおうとすると、何と水が出ないではないか。
それはないでしょう!
駐車場はきれいに整備され、トイレ棟の電気関係スイッチも健在。
トイレのフラッシュボタンも電動でちゃんと作動する。
しかし水道の元栓が閉じられていて、ユーザーが開栓できるようにはなっていない。
だから、使用できると信じた利用者が便器に落としモノを残し、そのままでフラッシュできていない個室もある。
水栓を閉じるならトイレ全体を使用禁止にしておくべきでしょう
>曽爾村観光課御中
R369から菟田野に分岐し、いつもの体育館跡横で小休止。
この辺りの風景もおだやかで、それとなくこころが安まる。
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ふと見るとカルガモが一羽だけ仕事しながら、あちこち移動している。
すっかりカモの集団がいなくなったが、たまに単独、もしくはつがいの個体を見かける。
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皆は渡って行ってしまったが、もう体力がないのでここで終末を迎える覚悟をした個体だろうか?
と、思い入れするほど老衰している様子もなく、盛んにエサを漁っり独りでも活発元気なカモだった。
橋の左側で食事していたが、見る間に飛び立ち橋脚の右側に出、着水。
↓銀波のきらめきの一番左端がこのカモ。
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さて、午後4時女寄峠で雨の気配。
いやあ、ここまでくればもう降ってくれても。
と思っていたら、平地に降りればなんと晴天に近いではないか。
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明日香から最近開発した橿原昆虫館よりの交通量のない道路を経由、まほろばキッチンに寄ろうとしてたのだが、お天気ならまだ帰るには早い時間。
道路上の駐車スペースにバイクを置き、両サイドの緑地がどうなってるのか探索することにする。
「万葉の森」とな?
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結局この緑地はかの天香久山だったのだ。
まほろばキッチンからは平地に盛り上がった耳成、その後ろがわの畝傍はよく判別できるのだが、天香久山は全国から見えるほど名が高いのに実際の姿はあまり判然としない。
丘としても背後の宇陀の山なみに飲み込まれ、どこが何だかよく分からん。
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香久山山頂から、そこだけぽっかりと立木の間に開いた隙間から見える畝傍山の姿。
耳成も同様ですぐ同定できるのだが。
この緑地の下側は比較的整備された公園になっているが、香久山山頂へは落ち葉が集積した踏み分け道で、かなり勾配がきつい段もある。
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登る途中でうっかり右膝に体重を預けてしまい「いてっ!」と叫んでしまう。
グロコサミン・ヒアルロンサンを常用するのもシャクなので、なんとか筋トレでカバーしょうとしているのだが。
やっとのことで山頂に到達、頂に鎮座する國常立神社で痛むヒザをかかえながらも登頂できたことを感謝し柏手を打つ。
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ついに大和三山最上位の霊山登頂に成功
したわけだが。
山頂の標高は・・・・・・・・・・ だそうです。
なんと。
ここにして私の人生の時間内にエベレストに登頂する可能性はもしかしてもうないのかも、という苦い諦念がかなり現実味を帯びてきてしまった。
私には152メートルがぎりぎりの限界であったのか。
まほろばキッチンでキャベツ大玉97円を買って帰る。
origin: [屏風岩公苑駐車場 (赤+豆)] 2014/6/11(水) 午後 0:22
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