板取街道 馬見丘陵公園

 高瀬川・大津 [京都・滋賀]


'14 10月10日(金)
10月10日(土)
バイクにヨメを積んで京都に行く。東京から来た古い友人夫妻と会食予定。
ガイドをしていた頃よく利用した市役所裏の料理屋を11時に予約し、余裕を見て自宅を9時前に出た。
 
京奈和道、R303、第二京阪、高速8号を乗継ぐと一時間弱で京都。
高速8号は延長されいて賀茂川西で降りると、市役所までは河原町通り一直線だった。 
京都市役所の裏手には市営駐輪場があり、大型バイクを一日350円で預かってくれる。
市の中心部に格安でバイクが駐輪でき、大いに利用価値がありそう。
最も裏道なので一方通行が多く、入り口にたどり着くまでグルグル回りを繰り返してしまったのだが。 
 
京都市内の渋滞を考慮して早めに出てきたのだが、1時間も早く到着してしまった。
友人夫妻の滞在ホテル・駐輪場・料理店はすべて徒歩10分圏内。
 
しばらく時間ツブシに賀茂川沿いを散歩する。
 
京都は昔、ガイド時代に文字どおりイヤというほど歩いていて、見るのもイヤになった。
仕事がらみである。  
 
交通渋滞の満員バスの立ちっぱなしの、疲労と不快が私の京都の条件反射的感覚反応になっている。
 
賀茂川にはサギやカモが群れていて、傍の交通騒音や散策者の影なんぞにはとんと無頓着。
 
ウチの周囲のナイーブなサギ・カモ達に比べるとかなりスレている印象。
 
私に友人と言えるような交友関係は皆無だが、今回は昔の学校の同窓生。
最近ネット上で再会した。
 
実社会から退き、この歳になって「京都で東京から来た友人と会食」なんてことも、やっと人並にできるようになったのか。
 
 
 
現役時代の私には「友人と飲みに行く」とか「ゴルフコンペ」とか「家に呼ぶ」とかいうような付き合いは一切ない。
それほど職業的にも期間的にも、安定した試しがないような生活だった。
 
「友人と京都で会食」ねぇ・・・。
  
話に夢中になり、13時の新幹線で帰るという友人夫妻は、デザートが出る前にタクシーに飛び乗るハメに。
 
ヨメと二人、4人分のデザートを引き受ける(笑)。
 
三連休の初日だが、例によって翌日から台風がやって来るらしい。
 
久しぶりの京都を少し散歩。
 
私はガイド時代以前に「京都の学校」に週一回バイクで通っていたことがあった。
 
そうだった。
実に京都に通うためにバイクの免許を取ったのだった。
一度、ヨメの50ccスクーターで京都まで行った。
行けないこともないが、とてもじゃないが、定期的に通学できるような生易しい行程ではなかった。
最低、交通の流れに乗るために車と同じスピードで走ることが必要と感じた。
 
週に一回バイクで京都に通っていた時もあったんだ。
河原町3条・4条辺りを歩いてみる。
 
御池通り商店街を歩くともっと昔、若年の彷徨も思い出す。
 
日活ロマンポルノ上映館があり、小林ひとみの映画をやってて、裏にノーパン喫茶が、とか。
 
和菓子屋に入って物色しているヨメを待ちながら、やはり妙に孤独な青春時代を思い出す。
  
本能寺は知ってたが、まあ、一度くらい境内に入っておくか・・。
 
京都ホテルロビーで、生演奏楽員付の披露宴をしばらく見学。
 
私の結婚と言えば・・
 
もういいか。
 
京都通学時代には、帰路はR24の交通を避け、滋賀県回りでゆっくり帰っていた。
この日も市内交通に混じるには暑すぎる。
 
北山通北白川から県道30号で山越えで大津に抜けることにする。
 
帰路としてはかなり大回りだが、どのみち明日から台風でバイクには乗れない。
久しぶりに昔帰った道をツーリングがてら。
 
 
県道30で山道に上がると途端に交通量が減りほっとする。
 
左手の比叡山ドライブウェーも通学の帰路に走ったこともある。
大津に下る直前には狭い山道から突然琵琶湖が見え、なかなか面白い道だった。
 
しかし大津市内では相変わらずの交通渋滞。
大津の混雑はここ数年で倍加しているように思える。
 
これなら素直に京都・奈良の下道24号線を帰った方がまだマシだったか。
 
近江大橋を渡るとイオンモールが出来ていて、トイレ休憩には便利だが交通量は確実に増えていく。
 
瀬田の唐橋から県道16号で信楽方面に走り、伊賀から名阪道路で帰ろうと思っていたのだが、渋滞にひっかかり、道にも迷い、結局K16に分岐できず、結局、R422で宇治田原町回りに変更。
 
R422は初めてだったが、景観はなかなか良かった。
R307「近江グリーンロード」に合流し、ガソリンスタンドで給油し、和束町への近道を教えてもらう。
 
「協和カントリークラブの入り口を直ぐ左折して・・」
なるほど、地図にもはっきり示されてない農道だが道路はいい。
 
この後、木津川近くの滋賀・京都・奈良の里道を辿り、すっかり夜になる前に奈良市街に帰り着く。
しかし、相も変らぬ夕刻の渋滞である。
 
裏道を抜けるつもりで側道に入る。
途端に極端に狭い町道が入り組み、なんということか地元奈良市街で大迷い。
京都・大津で渋滞に会いはしたが方向自体を失うことはなかったのだ。
 
「おウチがわかんないよぉ、わーん、わーん。」と大声で泣いてみるが、もとより地理音痴のヨメが知っているハズもなく。

友人はもうとっくに帰京し、家でくつろいでいる時間である。
 
origin: [京都から大回りして帰る (赤タンデム)] 2014/10/15(水) 午後 1:14
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