榊原温泉ゴルフ倶楽部・「清少納言」 赤目温泉「山水園」

 赤目温泉「対泉閣」 [三重]


'15 5月24日(日)
5月24(日)
雨予報だったが、朝おきると既に雨は終わり次第に晴れてくるようだ。
ではもう一か所、比較的近場の赤目温泉に行くことにする。

阪奈道路 小倉IC → 山並みロード → K28バイパス → 滝谷 と直線的に快走。

名阪道路に入る時、信号待ちでヨメが出遅れた。
そのまま停車してヨメをやり過ごし、今回はヨメが先導の位置で名阪、山並みを快走する。
気温21度、快晴。 
日曜日の名阪道路にトラックの影はなく、吹き抜けているく空気が透明でこの上なく爽やか。
何といういい季節だろうか!
山並みロードに並走する車影はまったくなし。

滝谷に分岐する前、停車して時計を見るとまだ一時間も走っていない。
「このままもっと遠くに?」とヨメ。
しかし、本日の予定では赤目温泉の一つをクリアすることになっている。
とにかく赤目に行ってクリアしてから時間があれば。

グーグル地図では室生瀧口に「百地三太夫屋敷」の表示があるのだが、これまで発見したことはない。
今回はLTE simフリータブレットでソレを同定してやるつもり。

Googleマップ上の現在地マークでは「百地三太夫屋敷」に通じるわき道はコレのハズ。
バイクを道端に停め、歩きながらタブレット上のGoogle地図の現在地マークを確認。

マークが「百地三太夫屋敷」とぴったり重なる。

このお宅がソレのハズなんだが、何の表示も看板もないこの辺りでは普通のお宅である。
いや、古い門柱には更に古ぼけた表札が、かすかに百地・・と。

門前の作業場に軽トラックでお仕事中のおジさんが前を通り過ぎるので、一応の挨拶のつもりで「この家が・・?」と尋ねる。

「そう。見学?」「いえ、地図に百地三太夫屋敷と表示してあったので・・」
この方こそ19代目百地三太夫・・あるいは三太夫から数えて19代・・・とすると勘定が合わないか(^^;、この屋敷の当主である(らしい)。
純然たる個人住宅で観光用には公開していない。予約があれば見学はできる。
百地三太夫は南部伊賀流の統領で・・・と、ひとわたり説明をしていただけた。
「え? 私の写真はノット・グッドで」とのこと。

グーグル地図でこの家が、というと御自分のi-phoneをだし、もっといい「コンパス」というアプリがある、地図上で方向が簡単に解るようにできている、とか教示してくれた。

先ず、そのようなアプリがないとこの屋敷は発見できないだろう。

百地家を辞し、伊賀流の裏道を伝うと、いきなり赤目48滝の駐車場横の橋に出る。

左の建物が「対泉閣」。
まだお昼を食べていないので、付近の土産物屋兼食堂や忍者レストラン(?)等物色。
結局、親子丼700円の標示のあった対泉閣ま向かいの「赤滝茶店」に入る。

おジィさんとおバァさんが二人でやっていて、テレビの音がうるさい他に誰も店内にはいない昔風の土産物屋。
テーブルの上のメニューには親子丼800円となっている。
え?と思ったがもう座ってしまったので仕方がない。
値段のワリにはロクなものはない。
ヨメは仕方なくという風情で山菜ピラフ800円にする。

やがておジイさんが先ず山菜ピラフを運んでくる。     え! これが800円?  →

更に親子丼。
え! 
←これが800円?



なんと昔風の観光地ぼったくり商売を未だにしているんだろうか!
おジイさんとおバアさん、こんなアコギな商売いつまで・・・・


←これ、昨日の榊原温泉ゴルフ倶楽部のクラブハウスで食べた昼食。

手頃な値段、落ち着いた豪華なダイニングルームでのゆったりとした昼食のイメージもあって、本日も野外昼食の用意はせず外食に決めていたのに・・・。

これでは観光地としての赤目の評判は台無しだろう。
おジイさんとおバアさんはそれでいいのかもしれないが、真向いの旅館までその影響は及ぶハズ。
現に我々はせっかくの気持ちのいい日曜朝のツーリング気分が幻滅にすっと変わってしまった。「湯めぐり手がた」を所持していなければ、こんな観光地からはさっさと帰っていたところだ。

赤目温泉「対泉閣」。

土産物屋のま向かいにある旅館。
赤目48滝入り口にあり、手頃な日帰り観光地のざわつきがちょいと気になるが、入場ゲートは午後四時には閉じてしまうので、夜はめっぽう静かな場所なのかも。

この旅館の露天風呂は秀逸で、起伏のある庭の上部に設えられ、通路を渡る風が本日は非常にすがすがしい。

露天風呂には独りでゆっくり入りたいものだが、この渡り通路のベンチに座っていると今誰が入りに行ったのか手に取るように分かってしまう。

誰もいなくなった頃合いを見計らって露天を一人占めし、相客がくると外のベンチで涼む、なんてことを3度も繰り返し、通路のベンチでヨメと喋ったりしていた。

この通路は室外なので着衣する必要がある。
おかげで男女別の浴場風ではなく、外の庭園で涼んでいる感覚。
気が向けばガラガラと脱衣所に入り、外の露天風呂に浸かりに行く。

向いの土産物屋のおかげで一旦気分が台無しになったが、気が付けばすっかりくつろいでしまい、私の日帰り温泉滞在最長不倒時間記録を大幅に更新していた。
難を言えば、庭園からすぐ隣の民家がすこし見えすぎることか。

結局、赤目温泉入浴を終えるともう結構な夕方5時で、それ以上遠くにツーリングなんてできる時間ではない。
来た道を一時間で引き返すと、もう夕食にしてもおかしくない時間になっている。

貧弱な昼食の反動で、そのまま「ステーキガスト」に行き、肉を食い、サラダバーをかっさらい、焼き立てパンをおやつに食べ、デザートには更にカレーライスを食し、個人的に昼夜の食事のバランスを取る。
origin: [赤目温泉「対泉閣」] 2015/5/27(水)5:4
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