赤目温泉「対泉閣」 てんりなバル

 赤目温泉「山水園」 [三重]


'15 6月6日(土)
6月6(土)
あまり天気は良くない。
晴れれば絶好のツーリングの季節だが、なんだかもう梅雨入りしそうな空模様だ。

午後からは晴れる予報なので、近隣ひと回りのつもりで「中伊勢湯めぐり手形」を使い赤目「山水園」に行くことにする。

前回は同じ赤目の「対泉閣」に通常のルートで行ったので、今回は大回りして曽爾村経由の県道784で「裏」から三重県赤目に入るつもり。
下道中の下道伝いである。

R25旧道、広域農道を伝いながら「やはり下道の方が楽しいね」とたらたら走っていた内はいいのだが、雨がポタリとヘルメットにあたる気配。

雨はないはずなのになぁ・・

仕方ない、R369で直接曾爾村に行くつもりだったが、宇陀の「あきのの湯」に立ち寄り、雨宿りかたがたしばらく様子見。



雨は止んでいるようだが、山辺にはあやしい雲が。


下の国道沿いの道の駅「おおうだ」の野菜直売所も見に行く。

この天気なのでバイク駐輪場には珍しく一台もいない。
ここで昼食にする?

道の駅のレストランではテラス席を設置していた。
メニューを見るが、たいしたものはない。

じゃ、隣のコンビニで何か買って?
そうしましょう(^^)

総菜パンと惣菜をテラス席でいただいていると、急に雲が上がり見事な快晴に。


「昼から晴れ」の予報だったがここまで劇的に変化するとは。

宇陀から県道257でR369まで駆け抜ける。
青い空と緑の山並みの間を透明な空気がつまり、陽の光に輝いている。
それ!・・・
と思っていたら、R369でどうやら雨雲の流れに追いついてしまったのか、またまた曇天に。
まあ、梅雨近いと言うのはこんなもんなんだろう。

曽爾村の村落地から左折し県道784、赤目への山越え道をたどる。
三重に抜けるメイン道路は香落峡を通る県道81なので、こちらに車の影はまったくない。

山の奥にどこまでも分け入っていく深い静寂の森の光景。

あ、お嬢ちゃん、一人で森の奥に入っていかないように!

ありゃりゃ、いわんこっちゃない。


森の奥からあやし気な物の怪がひょこひょこと・・・
何やらバイクが魔法をかけられているではないか・・・
本人もしっかり魔法をかけられ、何もないのにしきりと踊り狂っている。

もともとこのバイクは魔法のバイクだった。
架空の騒ぎによく巻き込まれてしまったりするのだ。


物の怪の誘惑をふりきり、ようやく森をぬけ、山中から脱出。

降りればK784の終点。
人間界の入り口に「山水園」がある。

赤目の滝の観光的喧騒からは少し離れた山林の中の温泉旅館。

旅館といっても敷地の庭園内に「離れ」風の独立家屋が群立し、それが宿泊部屋になっている。温泉浴室も和風ログハウスというような風情。
半野外式の露天風呂もあり、小規模だが風情はある。

男湯は2,3度屋外のベンチで様子見をし、誰もいなくなったところで3つの浴槽を独占し悠々と。

しかし、女湯の方は子連れの組が居て、二人の子供がはしゃぎまわってうるさかったそうだ。

山中の露天風呂に子供を連れてくるなよ!
大人専用の場所だろが・・・
といっても当今ではお子様の方が大人よりエライんだからしかたない。
まあ、私の精神年齢も子供とたいして違わんのだが、さすがに風呂で潜ったり泳いだり高歌放吟して騒ぐのは他に誰もいない時だけにしているのだ。
本日も昼前に出たが、近隣にしてはたっぷりと時間を過ごし、風呂から出ると一直線に帰るのみ。
六月にはいって夜7時までは明るいが、5時過ぎると未だ山道の風は肌寒い。
途中、やまなみロードで防寒着を着こむ。

origin: [赤目温泉「山水園」] 2015/6/11(木)23:11
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