魔洞温泉「涼風荘」 奈良オクトーバーフェスト

 榊原温泉「湯元榊原館」 [三重]


'15 6月21日(日)
6月21(日)
夜には雨の予報だったのでルートイン久居インターに投宿したのだが、結局夜まで降らず。
新しい予報ではこの地方は朝10時に雨になってしまっている。
投宿せず昨日のうちに帰った方が良かったようだ。

魔洞温泉もあまり大したことはなかったが、それはそれで温泉浴の後の身体のすべすべ感は残り、夜半に目覚めると返って身体が内から火照るような感覚が続き、あまり熟睡できなかった。

そんなわけで遅い目に朝食バイキングに出かけると、もう某金満超大国旅行団の影はなく、高校体育会男女合宿団も大半は食事終了していたようで、ゆっくりと食事ができた。

しかしあまり食欲はない。
ヨメは相変わらず精力的に、未練がましく「アレもう一回とってくる!」とか頑張っていらっしゃるのだが、私は扁桃腺が腫れ、呑みこむと違和感があり、あまり食べられない。

ゆっくりと身支度をして10時前にチェックアウト。
駐車場でバイクの荷造りをしているとカミナリがなり雨が降ってきた。
10時丁度。なんと予報通り。
昨日は外れたのに何故本日はきっちり?

ホテルのロビーに舞い戻り、雨宿り。
予報では午後は曇りなので、しばらく待っているとやんでくるだろう。

珍しく読書に励むヨメ・・・・
なんだ、眠ってるんじゃないか。

本日は近くの榊原温泉予定。
小雨になれば雨具装備で出発し、温泉施設内で午後まですごせば雨をやりすごせるだろう。

ウチの市では雨は朝から上がり、「夏のような陽射し」とかのFBの記事があがっている。
わざわざ雨の日曜日を過ごしに泊りがけで来てしまったのかねぇ・・・

11時、雨がやんだので、念のため雨具装備し、出発。
しかし県道28号で榊原温泉方向の山間に差し掛かるとバイクが雨に追いつてしまったようだ。
道端に紫陽花の植え込みがそこここに盛り上がり、なかなか風情のある道だったのだが。
20分ほど小雨の中を走行し榊原温泉着。

←「湯本榊原館」の日帰り温泉施設側の少しだけ屋根の張り出した玄関脇ぎりぎりに置いた白バイクは、シート替わりの雨具でグルグル巻きにされてしまっている。







まあ、あとは館内で午後まで過ごすだけなんで・・・

「中伊勢湯めぐり手形」7/8コンプリートである(^^)/

「湯元榊原館」の日帰り入館者には館内着が用意されているが、「手形」での入館では館内着は支給されない。
館内着に着換えてもせいぜい休憩所でくつろぐくらいなのであまり意味はない。

泉質は流石の榊原温泉、ぬめぬめ感は入浴した瞬間にわかる。
男湯は以前と同様で、川床まで降りていく露天風呂のある浴場。
源泉かけ流しの適温浴槽もあってゆったりと入浴できる。
今回の女湯はそれほど立体的な構造ではないとのこと。

ひととおり入浴し、休憩室でTシャツ姿で一眠りさせていただく。

再入浴後、ヨメと落ち合って午後の対策を協議。
まだ雨の気配はふっきれてないが、15分くらいの猪の倉温泉に行けば食事処もあるだろうから午後の時間をひととおり過ごせるだろう。

県道28号をたどり、一山越えて「猪の倉温泉」着。

宿泊施設と日帰り温泉とがメイン施設で、庶民的リゾートという雰囲気。
汚れたあひる一匹とリス数匹がいる「動物園」脇の屋根の下に駐車。

日帰り温泉「しらさぎ荘」はかなりのにぎわい。
前回もあまりにぎやかなので遠慮し、榊原温泉に回った経緯がある。

とりあえず昼食にする。

大規模日帰り温泉標準の食事処があり、定番的定食がならんでいる。


座敷で定食類を食べてしまうと、体が少々熱っぽい。
標準的日帰り温泉座敷仕様で隅に座布団を並べ一寝入りさせていただく。
どうも風邪気味、扁桃腺が腫れて痛いのだ。
先ほど榊原館で湯上りにシャツ一で寝込んでしまったのが祟ったのか(^^;

風邪気味で温泉浴はないだろう。
本当なら本日中に「中伊勢湯めぐり手形」8ヶ所の完全コンプリートも可能だったが、猪の倉温泉はまた次の機会に。

寝入ってしまい、子供が走り回る騒音で目が覚める。
もう食事をしている組もいなくなり、広い畳敷き広間を偶然会って連合軍団を結成した2家族3名の子供が走り回っている。

ヨメは売店で仕入れてきた特大ズッキーニをテーブルに展示して見せてくれる。

少し私の熱も収まり頭も多少すっきり。
もう夕方、何か雨で大幅に狂ってしまった日曜日だったが、そろそろお開き、帰還します。

雨は上がっているようだったが、R165の青山峠は深い霧の中だった。
快晴のツーリングでは経験したことのない濃い霧に包まれた森林は幻想的だったが、いつまた降り出すかと思うと気が気ではない。

R165から伊賀コリドール・ロードに乗り移ったところでやっと全体が明るくなり、やっと長い雨の気配が遠のいていく。

ほっとして写真撮影する余裕(^^)v



しかし、K686で名阪道路に向かっているとまた雨が。

       ・・・・・・ 
名阪道路では普段ならヨメが先導し、私が後ろを追うことにしている。
ヨメが後方だと、どんどん車間が開くし、若い女性ライダーと勘違いしたドライバーがヨメの後ろにピタリとくっついて離れなかったりする。
後ろ向いて顔を見せてあげたら?とか思うのだが、ヘルメットがあるので(^^;

雨でスピードを出し過ぎると危険なので、今回は私が意識して先導し左車線を走行。
しかし、ついに我慢できず(^^;一度右追い越し車線に出てしまう。

・・・・・  ここで後続のヨメの姿が消える。

左車線に戻りしばらく徐行するがヨメはやってこない。
路線バス車線が増えて三車線になり、路側帯に余裕がある地点で停車。
しかしヨメは終にやってこない。

雨の高速道路で事故か?
ガソリンはまだまだあったはず。
急いで右車線に出ようとして接触?転倒?

雨の高速道路で転倒ならもうこの世にいない可能性も高い。
そうか。
バイクで走行するとき、いつかは事故で死ぬんだろう、と常に思う。
しかし「でも、それは今日じゃないよな!」とも思っていた。

しかし、それが今日だったとは・・・

めんどくさいけど、また人生を組み換えなきゃいかんのかな?
いや、そんなことよりこの情況をどうすれば進展させられるのだ?
いや、今にヨメが照れ笑いを浮かべながらやってくるんだろう?
と、雨の高速道路の路側帯でただ立っているばかり。

携帯電話を鳴らしても応答なし。
仕方ない、次のインターで降りUターンしてヨメを探す他はない。

反対車線で立ち乗り脇見運転をやってみる。
今度は私が事故ってしまいそうだ。

三重県境まで走行するが事故はないようだ。
五月橋ICで降車し、警察に電話を入れる。

「名阪国道でバイクの事故の報告はないでしょうか?」
「三重県内で何かあったようです。」
「えっ!」

そうか、それが今日だったのか。
最後に伊賀コリドールでヨメの写真を撮った。
雨でうんざり気味だったが笑顔だった。
最後に見合わせた顔は笑顔だった。
良かった。
ケンカして気まずく別れた時、それが最後だったりしたらやりきれない。
最後が笑顔で良かった・・・

「三重県の治田インターから奈良県部分では事故の報告はありません。」と三重県警。
え?それじゃぁヨメは忽然とこの世から何の痕跡もなく消えて?

警察への電話を切ったとき、私のi-phoneに呼び出しが入る。
ヨメの声だった。
要するに、バイクの荷台に括り付けたリュックが落ちてしまったと後続の車に教えられ、停車して探しにもどったが、分からないので次のインターで降り、開いていた店舗で電話を借り、警察と私に連絡した、ということだ。
ちなみにヨメの携帯電話は落としたリュックに入っていた。

高速道路に落としたリュックを歩いて探しに行くなんか絶対してはいかん!

とか言いながら、今度は私がリュックサックを探してもう一度五月橋インターから走り、首尾よく見つけ(@@)v しかも100キロ強で走行中の車列の間を走り渡って回収、インター下店舗でオーナーの好意で待機中のヨメに渡すということになる。
警察に電話して「無事回収できました。」と報告すると「良かったですね」とかで、どのような手段で回収したのかは不問だったそう(^^)

ここで天気が回復し、やっと雨が完全に上がっているのに気が付いた。
なんだか雨に最後まで翻弄された日曜日だった。

ヨメがリュックを落としたことを手振りで教えてくれた後続車の方、電話を借りた店舗の親切なオーナー夫妻にお礼申し上げます。

で、この事変で私はすっかり忘れていたのだが、帰宅後私の熱はきっちり扁桃腺炎になり、翌朝医者に行くと点滴されてしまうという始末に(--;



origin: [榊原温泉「榊原館」と猪倉温泉未遂 ] 2015/6/24(水)18:21
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