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 霊山寺薬師湯 [奈良]


'20 2月2日(日)
日曜午後、まずまずの天気なので土日と引きこもっているわけにもいかず、近所散歩に出る。
県道7号線富雄川沿いのお寺霊山寺に薬師湯という風呂があり入浴料600エンだそう。
温泉ではなく薬湯だが、ひとりでヒマだしご近所なんで一応偵察に行く。

県道の側道から霊山寺の駐車場。
駐車場奥の鳥居横に入山案内事務所があり入山料250エンとか書いてあったが、薬師湯入浴でと申告するとそのまま入れるらしい。
受付に誰もいらっしゃらなかったのでそのまま素通りし、参道左手のレストラン「仙人亭」で入浴料を払う。
別に入浴券とか領収証はない。
別にレストランに立ち寄らないでも薬師湯には行けるので入浴はユルく自己申告風。
お寺だからそんなもんか。

レストランの並びにある薬師湯殿。
せっかくなので、少し辺りの寺域を散策。

富雄の住宅街に隣接しているお寺にしては広大な寺域だが、大半は霊園で他の建築はほぼ駐車場から一直線の参道沿いに展開している感じ。

風呂上りに散歩した方が良さそうな涼し気な小川にそって参道が続く。

右手の石段を上がると本堂。

本堂の裏手、霊園の方にもう少し大規模な建築があるようだが、そのまま参道を登る。

鳥居の向こうは奥の院らしい。

奥の院までは一キロですか。では今は省略。

小川に沿って左手に小さなお社、その他。

左手の石段上にも何とか堂とかがあるようだ。

という感じで薬師湯入浴。
脱衣場と5人定員くらいの湯殿だけ。
申し訳程度のサウナも付属。
脱衣場に薬師湯の由来と配合薬草の表があった。
小野妹子の子の小野富人が薬草を栽培し、病人治癒の為に薬湯を設けたのが起源という。
薬湯といっても薬草臭はなく、やわらかい湯だった。
私が入った時には相客は一人でゆっくりと浸かってられた。
しかし湯舟が一つでは私は30分も持たず、服を着てレストランに。

日曜午後4時、客の姿なし。

ビールはあるが、メニューは食事(カレーか懐石)のみ。
何かアテになるものありますか?と尋ねると「漬物くらいなら」とサービスで出してくれた。

湯上りにはやはりビールだね(^^;
中瓶620エン。

それでは酔い覚ましに赤い顔をしたまま、境内散策に。

湯殿の左手奥にはゴルフ練習場があり、その横に重文三重塔。

まだまだ酔いも醒めないので奥の院1kmへの道をたどることにする。

かなりの山道だが、舗装されているのでゆっくり歩く分には支障はない。

やがてこの辺りの丘の山頂尾根道に。
奥の院参道左手に少し踏み分け道があり、下界が見えるかと踏み込んでみると?
なんと広大な駐車場になっていた。

近大農学部の駐車場ということだった。
え?近大って農学部まであるのかい(oo)
それにしてもなんという広大なタコ足大学だろうか?
本部は東大阪の近鉄沿線だったはず。
医学部は矢田山、農学部はコチラ。水産学部は和歌山にあったなぁ。

ここから急に奥の院の参道が急に整備された石段になる。

少し谷間の幽玄な空間様に・・・といっても富雄の住宅街と近大農学部の間だが。

これが奥の院。 もちろん開山した時代には近代も住宅街もない深淵な山岳地だったのだ。

関西一円の山岳寺院は必ず弘法大師が開山されているのである。
まことに超人的なお方だったようだ。

奥の院からは来た道を帰れと、立て札は言うのだが、向こうにも道があるじゃないか?

よくわからん山道だが、すでに私はその向こうに富雄の住宅地と近大農学部に通じている道路があるのを知っている。
かまわずそのまま奥の院を通り越し、山道を下る。

案の定、富雄の住宅街の裏手に出る。
いやなかなか。散歩コースとしては面白かったよ。

富雄川の側流の小川の土手道を霊山寺駐車場までゆっくり帰る。
川向うの道路沿いには先月行った「コメダ喫茶」が見えている。

ヒマな日曜の午後の散歩コースとしてはお手軽で使えるかも。
霊山寺には他に「バラ園」もあるそうだが。

途中のイオンタウンに立ち寄り、愛好しているバリアール糖質50パーセントオフを仕入れて帰る。

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