大和川・白川ダムメタボ 室生滝口林道メタボ散歩...

 吉野と黒滝村 [奈良]


'20 5月5日(火)
連休最後の晴天日なので県内ツーリングにする。
しかし温泉・宿泊・飲食施設はほとんど全滅らしい。
それでは昔のように野外ラーメンの用意をして・・・
この前、桜の時期に行きそびれた吉野にでも。
キャンピングチェアも持っていく予定だったが、ガレージで荷造りする瞬間に若干モチベーションが低下(^^;
チェアは止めて、何処かのベンチか川原のスタンドでいいだろ。
・・・この時、黒滝森林物語館か道の駅黒滝沿いの川原公園遊歩道を密かにアテにしていたのだが(^^;

ではいつものように佐保川土手から。

ご近所の雑草叢集団では例の紫花が完全に支配している。
昨年急に拡大繁殖しそのまま居座っているようだ。

吉野には2ルート可能。
昔は桜井から県道37号で談山神社の下道を抜けたトンネルをくぐって行くルートが多かった。
しかし京奈和道が便利になったので、本日は五条ICから吉野川沿いにR169か対岸の県道39で行くことにする。

京奈和道を行くヨメ。上着のシッポがひらひらするのが気になるが(^^)。

御所市のトンネルを抜けると圧巻のパノラマが拡がる。
トンネルを抜けて五条北ICからでもいいのだが、あまり道を知らないのでそのまま五条まで行き、直線的に吉野川に沿って北上するつもり。
五条で左折し県道39に行くのに市街地のイオンで停車して地図確認。
K39の信号で右折すると国道24号沿い市街地の混雑が急に田舎風ののどかな道になる。

右下の吉野川の色がちょいと見られないような深い緑に。
左側にモンベル(フランス語でMONT BELLEと書くと、減点されるぜ)の五条支店があり、カヌー講習もやっているらしい。

吉野川の川原が岩肌になっているポイント。
ちょいとした公園になっていて数組が川遊びをしていた。

下市に近くなるとなんとなくK39は町場になり、道幅が狭くなる。
適当に対岸のR168も試すが、こちらは交通量が多く信号もうるさい。

下市でR309を横切りまたK39で吉野川沿いを吉野に向けて走行。
県道15吉野線に交差、右折してやっと吉野山にとりつく。

最初に遭遇するのが吉野神社。
いわくありそうな佇まいだが、吉野山のふもとに近く吉野観光の外側だろう(^^;

一応敬意を表し、参道の鳥居写真撮影。

敬意を表すならヘルメットくらい取れ、ちうもんだが(^^;

更に登っていくと山頂の尾根道路になり勾配がゆるく、開けてくる。
下千本駐車場。

しかし、広大な駐車場の入口はロープで車止めがしてある。
かろうじて駐車スペースがあるロープ向かいの空き地に並んだ観光客の車。

ナンバーは御覧の通り県外車ばかりだった。
ゴールデンウィークの吉野では地元の奈良県の車は少数、コロナ騒ぎにもかかわらず、はるばる大阪・京都・神戸・和歌山からわざわざ御出でくださっているのだ。
ありがたいことである。(地元商店振興俄賛同会)

駐車場横のレストラン・売店は営業中だがレストランは休業でわずかに売れのこりのお土産を半額以下で売っていた。
もちろん、ヨメは苦境の地元商店振興に大いに寄与させていただく。

下千本から下に見事な桜千本が眺められるのだが、もう花はどこにもない。

そして観光吉野の中心の金峰山寺蔵王堂に突き当たる。

世が世であれば車は入れない狭い吉野温泉旅館街だが、今は車で通り抜けられる。
適当な道端にバイクを停め、蔵王堂に参拝。


そんなに広大な寺域ではないのだが、なんせ世界遺産である。
写真だけはバチバチと。







では少々旅館街の散歩に。


わずかに営業中の食堂もあり、お昼を食べてもいいのだが、本日は野外ラーメン予定なんで(^^;




あ、コレが「宝之家」らしい。

4月中に一度宿泊予約で電話したのだが、既に休業中だった。
日帰り温泉くらいはやっているかも?と玄関に。

日帰り温泉も休業。
旅館自体はコロナ対策で風通しよく開け広げ状態だった。

ダラスケ? ダラニスケじゃないん?

どちらもあるようで。

横道から下に降りると吉水神社が。

なんか階段続きでしんどそうだし・・
メタボ散歩だろ、このくらいは行かんと。



こちらからの桜景色は超絶景

らしい・・・


かなり圧縮された鶴亀池庭園。

小さな社だが、この奥がなんと。

ソコが南朝の皇居だったと!
うむ。そうか後醍醐天皇はここまで追いやられ、南朝を開いたのか。

同じ時代にローマ教皇庁も分裂、南仏アビニョンに教皇庁が移りローマと対立、後醍醐天皇はこの教会大分裂に大きく刺激されたのだ。
ま、そんなことはあるまいが、そういうのが中世というものだ。

これが「宝之家」の露天風呂だ。

腹減ってきたが、やはり黒滝村の川原でラーメンにしよう。

ということで、吉野旅館街の横道から県道257を下る。

久しぶりの落石倒木の山道。
昔は好んで走ったのだが、今では少々ビビる感じも(^^;

この道には白色小花類雑草が生い茂り、そこだけ明るくなっているところも。

下ること10分、小集落への接続道もあり、ゲストハウス山桜の方向表示板はあるが、目的の県道48号への表示はなく、・・・まあ、下っていけばいきなりぽっつりと県道48号へ。

ここからは下市からのR309の迂回道路で何回か走行した。

赤滝への交差点を右折、とにかく黒滝森林物語館へ。
途中、黒滝村運動場に野外ラーメン可能の空き地アリ。

黒滝森林物語到着午後3時。
しかし施設に通じる橋が既に閉鎖で、川原にも入れない。
道路側の川原では川遊びをしている家族も。
すぐ近くの道の駅「黒滝」も施設全体が閉鎖中。

閉鎖ロープには監視のおニイさんも立っている。
トイレだけは利用可。ロープをくぐってトイレに行く。
再び県道48を逆走し、適当な川原でラーメン地を物色。

格好の川原に面した空き地を発見するが、既に先客が占拠中。
最終的には赤滝交差点近くの運動場で・・・
キャンピングチェアを持ってきていないので、まったくの川原ではラーメン野営はできない。
どこかベンチがあるところで・・・
とある別の運動公園野球場にダグアウトベンチ発見。
そこでいいや。


駐車場には先客の車一台があったが、野球場向こう側の川原で遊んでいた家族のヤツで、我々と交代するような恰好になった。
久しぶりの野外ラーメン宴。

ラーメンより、先ほど半額以下で買ったデザートがメインのような(^^;

これが「桜の散歩路」定価1000円、購入価格300エンである。

包み紙には吉野の文字はなく、全国の花の名所ならどこでも味わえるのだ。
しかしほのかに桜の香料が効き、そんなに甘ったるくもなく結構なお味でございました。


というわけで、なんか中途半端なダグアウトでの野外ラーメン宴だったが、この時期の野外活動の厳しさなので仕方がないのだ。

では退散。

再び道の駅黒滝にトイレを借りに行く。


帰路はそのままR309で下市まで行き、途中フラワーロードに分岐、ショートカットし再び県道39号吉野川沿いに合流。

39号の下市近辺は町場で道が狭かったので、このルートがのどかで快適だった。
五条市街の手前で吉野川上の橋を渡り県道137に分岐、市街地を迂回してR168まで。

しかし、吉野側大橋から国道24号交差点までの渋滞は本日も同じ。
交差点をこえるとまた急に田舎らしい交通量になるのだが。
京奈和道5条から例によって御所南SAに立ち寄って交通状況確認。

ところがSAの交通情報カウンターも閉鎖中。
しかし道路のライブカメラ映像は外からガラス扉越しに見えている。
こういうのは閉鎖というのかサービス中というのか(^^)
なんだか別に橿原出口は渋滞してはいないようなので、そのまま京奈和道本道に。

渋滞どころかほとんど車の姿なし。
快晴の休日の夕方のこの光景。

なんだか様子が少しいつもとは違うコロナツーリング終了。

vo:[吉野と黒滝村] 2020/5/12(火)3:54 <Re:2020/5/13(水)1:4>
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