大峠トンネル間道その2 京都鷹峯リゾート...

 ホテルハーヴェスト京都鷹峯(泊) [京都]


'21 9月10日(金)
ハーヴェスト宿泊シリーズ第三弾。

京都タワー望遠、久しぶり。

目の前にあった京都センチュリーホテルのロビー見学、豪華!

京都駅伊勢丹側外階段登頂、ヒマか! 

西口2:30発ホテルハーヴェスト京都鷹峯シャトルバス乗車。

お、東本願寺、

あ、二条城・・・
なんと、私は十何年前、京都観光通訳ガイドをしていた哀しい過去があったのだった(^^;
おかげで今は京都にあまりいい印象をもっていない。
なんせ下っ端駆け出しガイドだったので専ら500エンの一日乗車券で立ちっぱなしの市バスで二条城から金閣へとか、ぐったり疲労感のぎっしり詰まった町屋筋を縫い・・・
を、アレは大徳寺!と無意識に名前が出てくるのは流石と・・・

金閣寺筋左折とは逆に北にバスは上り、市街外れのせせこましい町屋筋。
で、突然到着したのがホテルハーヴェスト京都鷹峯。
エントランスの筋向かいが安っぽいワンルーム住宅、さらにエントランス右隣の大規模集合住宅棟が過密京都感を演出(^^;

しかしハーベストでは比較的新しく、それに宿賃も最高値。
宿泊費としては有馬六彩と同様だが、食事を付けるとここだけがワンクラス上になっている。
何かよく分かってなかったのだが、鷹峯(しょうざん)リゾートと称する一連の施設を構成するホテルで、予約がなかなかとれないらしい。
しかし今は大都市圏緊急事態宣言下、東京大阪人が動けない間、奈良県民の我々は多少の利。

ロビーの奥に見えるのが鷹ヶ峯、このカタチが百人一首の「芒と月」のモデルになったとか。

もう少し季節が進めば、これは見事な紅葉の遠近になる気配。

宿舎にあてがわれた南館に行くスロープカー。

湯の山温泉の希望荘の施設内ケーブルカーよりはかなり短く、単にエレベーター三階分くらい。

しかし、この三階分くらいの下が鷹峯リゾート、驚くべき再開発現場。
ホテルの玄関は京都市らしい雑然とした町屋筋だったのに、こちらはまったくの別世界。
町屋の気配を緑の斜面が遮断し、よく整備された緑地庭園リゾートに。

南館二階のエントランス。外側に足湯。

居心地よさそうなライブラリ。

和洋折衷居室。
まずまずの広さだが、和室の座椅子が安ぽい木製軽量のヤツで座布団が滑ってまともに座れない。

清潔で落ち着いた室内だが、有馬六彩同様滞在型のユーティリティはない。
冷蔵庫が多少冷凍庫付きの家庭用風。
部屋は蓼科アネクスが滞在用で非常に良かった。
まともに西日が入るベランダのカーテンを開け、外は?

鷹峯リゾートの一角、北庭園の入場券窓口と駐車場。
窓口内のおジさんとまともに顔が合う(^^;
この南館二階が一番安い部屋らしく、他ならもう少し秋の紅葉が楽しめる位置になっているようだ。

先ずは一階下の温泉へ。

南館一階の鷹峯リゾート側のエントランスが左に。

右側が遊び空間になっていて正面玄関にもあった謎のゴジラ玉子が・・・
どうやら花札の「芒と月」の月のつもりらしいのだが(^^)???

男女入れ替え制の温泉が中庭風池の両側に。
京都市内なのに意外と多少のぬめり気のある柔らかい湯だった。
それなりのレイアウトの独立した2,3浴槽。
この日は男性浴室の方が奥まっていて落ち着いた雰囲気だった。
ただし、入浴客がそんなに多くなければ(^^;

入浴後、南館下のエントランスから鷹峯リゾート見学に。
出るとウチのベランダから見た北庭園の駐車場。
意外なくらい深山清流の趣のある紙屋川に沿って食事施設が並び、遊歩道がつないでいる。

このよく整備され、竜安寺の石庭を思わせる歩石道も京都の高級料亭街の雰囲気。

へえ〜、なかなかのモンじゃないか?
一筋上の町屋筋の家並みの雑然さとの対比はお見事という他はない。
それにこのご時世だからか、人もまばらで静かな散歩道。

料亭街の最後は中華の「楼蘭」、明日の昼食の席を予約した。
この中華レストランの壁だけは少々他とは違うただの石壁のみだった。

これで鷹峯リゾートの施設の左側部分は全部かい?

しかし、そのまま道は続いているので次のブロックへ。
しかし、そちらは別のホテルの裏側だった。
どこのホテル?
あ、これって!
ROKU KYOTO LXR ヒルトン。

ヨメがせっかく京都に行くんだから、新しくできたヒルトンのホテルを見たい、とか言ってたヤツかい。
京都といっても宿泊するのは金閣寺の裏だぜ?市内の反対側とかだったら行けやしないよ。
とか私はクギをさしていたのだが、まさか歩いて5分の距離、同じリゾート内だったとは(^^;

ちなみに、ホテル自体は9月16日オープンで9/10現在はまだ閉館中。
ちなみに翌日、正面エントランス道路を歩いたのだが、ホテル敷地へはバリケードがあり、入れないことになっていた。 (写真右側に写っていた(^^;)

ちなみに、我々はホテルの裏側の工事中準備中の従業員用駐車場から正面に回ったので丁度ホテルの玄関に出てしまっていたのだ。

ちなみに、現在は従業員のオンプレイス研修中らしく、館内はちゃんと営業中と同じ照明で。
ちなみに、エントランスも開放的でそのまま館内に入れてしまう構造だったので、そのまま館内にずかずかと(^^♪

ちなみに、オープン前とはいえ、特別招待客も既に宿泊滞在している風でもあり、客室にも明かり、テレビが点いている部屋も。

ちなみに、従業員サン達もそこここに忙しそうに準備研修作業中らしく、我々ともすれ違うが、別に誰何詰問されるでもなく、普通に訪問客で居られた。

それにしても、何と広大なホテルの中庭だろうか。
ちなみに、ホテルの名は今確認すると「LXRホテルズ&リゾーツ」となっていた。
ホテルもリゾートも複数形だぜ。

だいたい、ホテルのエントランスロビーは出入り自由の空間だが、そうするとこのホテルではこの広大な中庭も出入り自由、ここら中で休憩自由、座り放題、撮り放題、トイレ入り放題になるのか?
ま、しかし、今現在は営業前なんで本当は入っちゃいかんのだろう(^^;

しかし何だか我々は「得意様優待特別宿泊者サマ」とかいう風なおカタさまに見えてるんだろうか(^^;

ま、なんでもいいが、このホテルを含めて鷹峯リゾートということなら、かなり大規模な開発計画だが、今頃この時期にオープンとは?
さすが大ヒルトングループ。 どこか遠い未来を見据えての先行投資か(^^♪

ソチラの建物はどうやらヒルトンではなく、従来からの鷹峯リゾート内のブライダルサロンらしい。

それにしてもなんと。
オープン後は鷹峯リゾート遊歩道からブライダルサロン(とその向こうのレストラン「わかとり」)に渡れる通路がホテルの敷地にあるのだが、今は封鎖中。

え?待てよ。
たしか、レストラン街の後背下には意外と深く紙屋川が流れていたハズだが、それを遮るカタチでこのホテルの中庭が立地している。
紙屋川はどこに行ったのか? まさかこの中庭の池の下を川が流れている?
あ、これが紙屋川か。そか(^^)





このエントランスロビー風はコーヒーハウスとなっていた。
普通のホテルのロビー感覚ではなく、ここでコーヒーを飲む特権的優雅さを思え。
ハーヴェストに泊り、コーヒーをここで、がベストコストパーフォーマンスだと思う(^^♪

コーヒーハウスと正面玄関の反対側の建物もずけずけと扉を開いて入ったが、すぐ扉の後ろに案内カウンターがあり、たまたまか接客係氏が居た。
「見学できます?」とあわてて許可を取るカタチに(^^;
「どうぞ。」と流石のヒルトン営業微笑で。

しかし、ソチラの部屋は別に何もなく、もう少しクローズドな待合室風でもう一人の従業員サンが何やら作業中。
すぐ退出するのもナンなので、少々案内サンに事情を尋ねる。
この施設は元々はボウリング場とプールがあり、その跡地に出来たとか。
なるほど、さすると鷹峯リゾートというのは元来そんな庶民の遊び場だったというワケだ。
「是非16日のオープン後にお出でください。お待ちしております。」・・・ちゅうことは、我々はヒルトン上得意特別優待宿泊者なんぞではない、とバレバレでは(^^;

すっかりヒルトンで過ごしてしまったが六時にハーベストのメインレストラン「オルティーボ」の夕食コースを予約していた。

急いで戻り、スロープカーを待つのももどかしく、遊歩道階段で本館まで駆け上がり、レストランへ。
「HEMIQさまですね。」と入口前で呼ばれ、我々が最後の予約客と確定。

イタリア料理のフルコースである。

これまでホテルでの食事といえばビュッフェばかりだったが、今回は何故かフルコースに。
多分金閣寺周辺では外の店もやってないだろうと踏んで、今回は食事(2食)を予約。
これがたまたまハーベストホテル系列で最高値を誇るディナーだった。

で、イタリアンのフルコースって?
イメージはピザとスパゲティにミネストローネくらいしかない。

ヨメがメインは黒毛和牛サーロインに変更したら?とかそそのかす。
むむ、それならフルコースディナーのイメージに(^^♪

先ずは「シェフからの一皿」と付け合わせのパン。
角いのはフォーカッチャ風のしっとりとしたヤツ。
ビールかワインを注文しようとしたら、一切のアルコール飲料は無し。
京都市の緊急事態宣言はきびしい。
仕方がないので、ノンアルコールの発砲ワインを選択。

しかしこれがシャンパーニュからアルコールだけを抜いた新製法の優れモノで、芳醇な香と舌に残るコクは真さにホンモノ。
・・・と言っても、ホンモノなんて飲んだこともないのだが(^^;
コレは代用飲料なんかではなくて、立派に高級ワインそのものである。
ヨメは香をかいだだけで既に酔っぱらってしまう。
鰻のフリット。
前菜から一体どこがイタリアンという感じの上品で旨味ある料理ばかり。
イタリアンが下品という訳ではないが、私のイメージがそんなモンなんで。





やっと出たスパゲティ。
なんとかこれでイタリアン(^^♪。

終にメインディッシュが。
私は黒毛和牛サーロインステーキ。

いろいろ手の込んだソースが絡めてあるが、肉汁たっぷりな柔らかい肉の風味はこれぞ絶品。
今まで食した中で最高のステーキと言えよう。
焼き肉しか食った事がないんだが(^^;

本来のメインの鶏のヨメにもおすそ分け(^^♪

いままで量は十分だが、何を食ってるのよくわからんホテルのディナービュッフェが多かったが、コース料理の一品毎の個性を味わうコースはやはり本来のホテルのディナーという感じ。
満足である(^^♪
デザートまだか?

六時からの予約だったが、少し遅れたがたっぷり2時間、贅沢なディナーを愉しめた。

早い時間には幼児連れの家族もいて、途中で少しお子様が自己顕示されたのだが、さすがはこのクラスのディナーを愉しみに来るご家族で、御母堂が即幼自己顕示者を抱き上げて外に連れ出して行った。
あ、そうだった。
昔は子供がむずかったら親はすぐ抱いて外に連れ出す、というのが一般的だったのだった。
今のファミレスでは絶対に見かけられない光景。


食後、本館エントランスから外のコンビニに缶ビールを買いに行く。

ホテルの玄関のある街路はまったく観光の気もない、ただの町屋筋で今更ながらコンパクトで何でもありの京都という土地の特殊性を今更ながら認識。

ホテルに戻り、今度は南館裏口から鷹峯リゾートの方を散策。
明日の昼食の候補だった「わかどり」を紙屋川沿いの遊歩道から見に行く。
後は温泉上がりの缶ビールで寝るだけ(^^♪

vo:[ホテルハーヴェスト京都鷹峯(泊)] 2021/9/16(木)15:22 <Re:2021/9/29(水)13:5>
大峠トンネル間道その2 京都鷹峯リゾート...