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[日本語・外国語] |
「セル式」 - この卑屈な精神 |
2012/9/4(火) 午後 2:28 |
バイクを乗り換えるつもりで、メーカーのスペック表をチェックしていたら大変なことを発見してしまった。
始動方式 セルフ式
え?それって セル式 って言うんじゃなかったの?
もしや誤植か、と思って調べてみて愕然とした。
正式には セルフスターター式、なぜか略してセル式という人がいるというのが本当だった。
完全に私は騙されていた。
まさか「セルフ」を「セル」とケチくさく略すとは思っていなかったのだ。
で、セルというんだから「CELL」のことだろうと解釈し、そう信じて疑わず、私自身も「ウチのバイクはセルが付いてるから」と人に言い、自分でもこの誤ったケチくさい日本語を広めてしまっていたのだ。
あまつさえ、私の頭の仲には "cell-moter" という物体の具体的なイメージまで形成されていて、そのような名称の特殊な個別モーターがバイクに装備され、ソレで始動するからセル式というとセルフ式論理理解をしていたのである。
以前、車の免許を取りに行った時、教習所で聞いた「ミッション」・「オートマ」のバカバカしさは即座に気がついて、私のHPにも記事を書いている。
Manual Transmission (手動式駆動伝達) を「ミッション」、
Automatic Transmission (自動式駆動伝達) を「オートマ」と教習所で教えていたのだ。
現在はマニュアル・トランスミッション式が殆どなくなり、AT車という言い方になったのでまあ、許せる。
self starter (セルフ・スターター)を「セル」と略してしまう支離滅裂さは↑ソレより更に悪質である。
(1) 略すなら「セルフ式」でないと意味がわからない。
(2) セルフを「セル」と略しても略すだけの省力効果はない。全く無意味。
実際に英語の感覚があるなら SELFは一音節で発音するので略せない。
(3) カタカナで「セル」と書く別の単語が既に存在する。だから私はこれが略称と気がつかなかったのだ。
そんなことはどうでもいい。
問題はそういうようなバカバカしい略称を得々として吹聴する精神の卑屈さにある。
英語がわからんのなら日本語にすればいい。
キックペダル式(足踏み式)始動に対して 自動始動式(自動式、自立式、自式)と言えばいいじゃないか?
意味もわからず英語を略し、日本語で言おうともせず、得々として吹聴する。
コイツラの魂胆はミエミエだ。
「ミッション・オートマ」もそうだったのだが、要するに自分が「専門用語」を口にしているということが「カッコいい」と思い、他人(素人)に優越感を見せたがるというガキっぽいミエだのだ。
そういうのはどの世界にもあって、クラシック音楽でモーツアルトのレクイエムを「モツレク」と素人が得意そうにいうのを思い出す。あほか!
その他、看板にイキがって意味もわからんフランス語をあしらい、支離滅裂なアクセント記号を印字して馬脚を現す例はうんざりするほどあり、私のHPの主要ネタにもさせてもらった。
実を言えば、最近そこまでひどいのはあまり見かけなくなった。ちょいと残念(^^;
そういうのって専門用語でも外国語でも何でもない、ただのクソなので、こちらとしては「こいつはただのアホ」と思っとけばいいのだが、「セル式」では私自身がアホに加担してしまっていたのだ。
こいつは本気に腹立たしい。
コトバに対する感受性のない者の感覚を私は信じない。
その人の論理を真面目に検討するに値しないのだ。
こういう卑屈な精神が「ふれあい」とか「きずな」とかの安手のコトバの勢いにのってしまい、まともに考えるということもなく安直に自分の「正義に陶酔」(適菜収)してしまうのだろう。
ついでに言わしていただく:
「・・かなと思う」と必要も無いのに「かな」を入れたくなる感覚で生きている人物は、何を言おうとソレだけの人だ。
「今、政府は真剣に決断を下さねばならない・のかな・と思いますが、首相、いかがですか?」(参院予算委員会でのアホ発言)
みんなの党参議院議員の松田公太さん、こんな感覚で政治に出しゃばらないでくれ。
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