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| [日本語・外国語] | 
幅員がせまい? | 
| 2014/8/9(土) 午後 11:57 | 
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 夏休みの自由研究「ヘンな掲示文章探索」(2) 
「幅員」という日本語を二輪免許を取得して道路を走り出すまで、日常生活上でお目にかかったことがなかった。 
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文脈から明らかなので、別段この意味を理解するのに悩み抜いたということはない。 
しかし、日常語で単に「道路の幅」「道幅」と標記すればいいのに、どうして「幅員」というようなヘンな表現をしなければならないのか? 
多分、道路交通法等では「幅員」に厳密な定義があり、法的には正しい用語なんだろう。 
 
←でもね。 
「道幅減少」で充分標示の意図は達せられると思いますが。 
わざわざ日常語を避け、厳密な法定用語を使う必要がどこに? 
それって、もしかして単にお上の権威主義とか? 
で、別にその筋の方からの掲示ではなく、町の自治会からのお願いでも、つい「幅員」という用語を使ってしまうようだ。 
「道幅減少」というような普通の表現は誰も見たことがない。 
「道幅せまし」と書こうとしていたが、なんだか知らないが他はすべて「幅員」という用語を使っている。 
じゃあ「幅員せまし」でいいんだろう・・とか。 
私も幅員という用語の他の用例は知らない。 
でも、多分「幅員」の「員」とは数字・単位という意味に見える。 
「金員」=金の額、「人員」=人の数、「船員」=船の数・・は違うか。 
「道幅」なら「広い、狭い」で表現できるのだが、「幅員」は幅の数字のことで「大きい、小さい」もしくは「多い、少ない」と表現しないとどこかしっくりこない。 
「幅員がせまい」のではなく、「幅員が少ない」でないとどうもヘンなのだ。 
「温度が暑い、寒い」ではなく「高い、低い」 
「速度が速い、遅い」ではなく「高い、低い」 
「角度が広い、狭い」ではなく「大きい、小さい」等。 
まあ、とにかく意味が伝わればいいというもんだが。 
「幅員」という非日常語をわざわざ使ってしまったのが、ちと不用意でしたねぇ。 
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