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[時爺放言] |
NOVA問題(2) |
2007/07/26 |
先日、久しぶりにNOVAに行った。 「NOVA問題」が報じられてから初めての訪問だった。 「VOICE(自由会話)」の参加を申し込むと、「今日は通常より 少ない開催時間です。すみません。」と受付で言われた。 教室で同室した「常連」さん達に聞いてみた。 やはり「NOVA問題」の影響で「予約が取れない」というクレームが出そうな 教室に講師を急遽派遣している。 そのしわ寄せが自由会話枠に来ているようである。 NOVAには私のようにもう10年も継続している常連も多い。 もっとも当方の出席率は3月に一回くらいなのだが。 NOVAは大丈夫なのか?が話題になる。 NOVAのシステムを利用して楽しんで継続している生徒も多い。 そのような利用者にとっては今回の「NOVA問題」の報道で、自分達の 楽しみや習慣が損なわれる可能性が出てきたことが気がかりである。 経済産業省の処置は「新規契約を六ヶ月間禁止する」というもので、 それだけなら営業上の不利益は少ない。 しかし、コムスンやミートホープ、生命保険会社の未払い問題、広くは 社会保険庁や東京電力等の一連の企業・組織の不祥事と同時期に報道さ れたため、非常にNOVAバッシングがしやすい状況になっていた。 株価は下落し、NOVAは身売りをするというようなウワサも出ている。 結局、法的圧力よりも社会全体からの圧力でNOVAは疲弊していく。 われわれ3年有効のチケットを買って所持している者にとって、 それが白紙になりかねない状況である。 --- NOVAが法的制裁を受けた事由 (抄録)---- 経済産業省によると、NOVAでは購入したポイントに応じて授業を受けるシステム。事前にポイントをまとめて買うと安く購入できるようになっていた。しかし、中途解約時には返還額が低く抑えられていたほか、解約時の手続きも知らせていなかった。 またNOVAは、契約から8日以内であれば無条件で解約できる(クーリングオフ)にもかかわらず、契約日を教室見学や説明を受けた日に前倒しして解約できなくしていた。さらに勧誘時にいつでも好きな時間に予約できると宣伝していたにもかかわらず、講師の確保が追いつかず実際には予約が取りにくい状況が続いていたとして、同省は改善指示も出す予定。 ---------------------------------------------- そうだろう、そうだろう。 私もキャンペーン期間だから安くなるからとレッスンポイントの追加購入を勧められたりした。 しかし、実際は年中このキャンペーンをしていたのである。 ポイントの有効期限が迫ってきているのに予約が取れず、相当数をムダにしてしまったこともある。 でも、営利会社だからあの手この手で儲けようとするのは当然だし、営業トークにはのらず、自分の判断でうまく損しないように、有利に利用するのが現在の社会のルールと思ってた。 当時勤めていた私の会社だって同じだし、おそらくお宅の会社だって、おっとっと。 要するに「消費者のためにこれだけ奉仕していますよ」云々、というセリフを文字どおり信じるには、あまりに長生きしすぎちゃってるのである。 まあ、その営業トークが明らかに「虚偽」であるかどうかがひとつのクライテリアだろう。 私が特にNOVAについてバッシングへの反感を持つのは、バッシングが広がることによって、私の個人的利益が不当に損なわれるというまったく正当な個人の自己防衛感情からなんだけど。 それはさておき、NOVAを叩く人のあまりに無防備な、または甘い「企業」 への期待にあきれもするからである。(←すんません。口が悪くて。) NOVAのようなレジャーランドで遊ぼうとするのは、必死に勉強して語学をものにしよう、とする人のすることではない。70万(NOVA訴訟原告1号の払い込み金)も出すのなら、もっとできることがあるだろうに・・と思ってしまう。(←ごめんなさい) 私にとってはNOVAはコムスンやミートホープ社(あるいは社会保険庁・東京電力)のような普通の人に利害が直結している会社ではない。いわば、私のように趣味で遊びに行くちょっといい加減な動機にちょっとした金をはたける層のハナシである。 NOVA駅前パチンコ店論理を演繹的に俯瞰展開すると、 「出血サービスと書いてあるから、この店でパチンコをしたんだ! しかし結局すってしまった。出血サービスの説明が不十分。訴えてやる!」 もちろん、訴えはできます。しかしパチンコ屋さん相手ならバッシングの手も あがらない。それはパチンコ屋とはいかなるところか、という前提がはっきりしているからだろう。 NOVAの不明な契約・営業戦略の犠牲になられた方は、その不実を糾弾すべきです。 しかし、NOVAに金を払ったこともない人が「けしからん!」といって、バッシングの囲みに入って石を投げるのはいかがなものか。 本当に大金を出して「英語」を学ぼうとするなら、私なら「インタースクール」か「コングレインスティチュート」を薦めます。 同じ「株式会社」でもかなり「学校」に値する教育内容のへ期待はできます。 NOVAと契約する人には、途中解約等をすることにはならないよう最初から自分が必要なサービスは何かを見極めて契約することを望みます。 多くのNOVAの現役生には、NOVAという会社にではなく、NOVAの個々の講師との信頼関係や生徒同士の交流を楽しみに通っている人も多い。 われわれNOVAの現役利用者は決してNOVAが消滅することを望んではいない。 NOVAには契約や宣伝内容がより明確になり、不当だと感じる契約者がなくなるよう体質の改善を期待したい。 「けしからんから潰れて当然」と公言する人はちょっとその意図が「けしからん」と思う。 NOVAにはNOVAの企業が提供するサービスの受益者層がいる。 そういう受益者の権利を守ることも考えてください。 注釈)この記事はちょいと公開するには一般性に欠けるかも。 NOVA糾弾派に挑発されての口論の結果の産物ですので(苦笑) blog upload: 2007/7/26(木) 午後 4:16
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