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[時爺放言]

多様な世界・多様な夢(3)

2008/08/25
今年二月に現地で買って読んだLe Mondeの記事にこういう事例が報告されていた。

---最近日本でも見かけるようになったが、ヨーロッパはエオリアン(発電用風車)の導入はかなり前から行われている。
石油に代わるクリーンエネルギー源として補助金付きで導入する政策である。

設置数第一位はドイツ。
しかし、統計をとって見るとドイツではエオリアン導入してからの方が石油の消費量の伸び率が上がっているのである。

自然増がエオリアンの設置などでは相殺されないほど大きいという単純な理由からかもしれない。
しかし、エネルギーの消費量は単純な差し引き計算では捕捉できないほどいろんな要素が絡んでくる。
場合によってはエオリアンの導入こそが石油の消費量を押し上げている要因という見方もできる。

---ウチの奈良県大和郡山市でも今年になって突然、今まで無償配布していたペットボトル分別収集袋を廃止した。
無償というのはもちろん見かけのことで、実際は市民税から業者に支払って購入していたものだ。

ウチのアパートの自治会の会長役が回ってくるたびに、市から多量に配布されてくる分別収集袋の廃棄に悩んでいた。私は殆ど缶ビン・ペットボトル製品を購入しないのに、市では各戸の使用量に関係なく、標準5人家族家庭の廃棄量の一年分のプラスアルファを配布してるようだ。
第一、そんなものスーパーのレジ袋のような透明袋に入れればいいことで、どうして専用袋が必要なのか理由もわからん。
今頃廃止出来るというのなら、元から必要でなかったものでは?

多分、「ペットボトルを回収する」という目的を達成するため、専用袋の製造を委託するということを市の業務と定め、以来真面目忠実にお仕事を継続してこられたわけでしょう。
正しい市民サービスを供給するために市税を正しく分配する。
ゴミ袋製造業者・配布業者・収集業者・廃棄、いや再生業者。
更にいうなら、各自治会には「分別袋配布契約」を交わし、自治会にもお金を下さるのである。

あの、本当にそこまで市民税を分配して、実際、本当にそのペットボトル再生してたんでしょうね?それならまだ、いいんですがね。
blog upload: 2008/8/25(月) 午前 2:40
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