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「美しき碧きドナウ」( ..![]() |
[ピアノのお稽古] |
24の前奏曲集から No.5 D dur (ショパン) |
2008/8/9(土) 午後 3:04 |
自己流で悦に入って鳴らしているピアノほど近所迷惑なものはない。 自分でもあまりのヘタさに嫌気がさし、まじめにピアノを習いに行くことにした。 ピアノを習いに行きたい、というと早速ピアノ講師紹介サイトを検索し早く習いに行け、とけしかけたのはウチのヨメだった。 そうか、それほど迷惑してたのか・・・(^^; 自己流の方は他を探してください、と断られたこともあるが、ピアノ教師数名の体験レッスンを受けた。 異口同音に「もっとゆっくり弾く練習すること」と言われた。 そうでしょうねぇ。 大人だから先ず自分の音楽のイメージがある。 テクニックがついていってないのに自分のイメージにある曲想のテンポで弾いてしまう。 当然途中でずっこけるのだが、本人は別に気にしていない。 ずっつこけても、また起きて自分のイメージにあるテンポで走りつづけるだけだ。 まだ特定の先生には付いていないのだが、ピアノを習いに行くという意識は多少まじめに練習 せねば、というモチベーションにはなっている。 他人に聞いてもらう、という意識があれば、そこまでエゲツなく自己流で押し通せないのだ。 人前でずっこけるのはカッコ悪いという意識はある。 だから、一曲を根気よく反復練習するという自己流らしからぬ、けなげな態度も少しは出てきた。 しかし、100回の反復練習に耐える曲なんてざらにはない。 あまり感傷過多なのは、すぐ飽きる。 ながい曲もダメ。 深刻なヤツもしんどい。 100回反復しても何とか飽きないで弾ける曲として、このショパンの前奏曲No.5がいいかも。 さらりとした無窮動、同型反復の短い曲で、まるで鼻歌のような軽さである。 動きは案外複雑なのだが、全体では木々がざわめいているような無機質さに紛れ込んでいる。 さりげない風の動きの中に、ふと光のかげりが反映したりする。 一種のミニマル・ミュージック的な趣もある。 いや、何回弾き返しても飽きがこない。 もっとも同じ曲を100回も聴かされては、ますますもってご近所迷惑の度が進むことになるけれど(^^; |
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