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ノクターン No.18 ホ..![]() |
[ピアノのお稽古] |
ノクターンNo.8 変ニ長調 (ショパン) |
2009/8/27(木) 午後 11:46 |
ショパンのエチュードが何とか弾けるかも、という視野に入ると欲が出る。 やはりショパンはアマチュアピアニストの永遠の憧れであり続ける。 ノクターンはずっとニガテだった。 基本的に左手伴奏と右手旋律が甘ったるく続くサロン音楽ですね。 いくら筋金入りの軟弱な私だとしても、やはりポロネーズのようなリズミカルなものがいい。 本当のことをいえば、私の左手は16分音符の伴奏を弾くと、かならず右手旋律を消してしまう。 縁の下の力持ち、という役割が性格的に出来ないのである。(←ヘタなだけだ!) それでも、クラマー=ビュローやエチュードを修練したおかげで、左手の分散和音自動演奏もなんとか。 すると、やはりノクターンは単純明快で、文句なしに弾いていて楽しい。 さすがに、例の「ショパンのノクターン」と固有名詞になってるNo.2変ロ長調はシカケがあまりに 単純すぎ、2,3回弾くと、もう結構となるのだが。 私が本当に入れ込んでいるのはNo.17ロ長調。 物語性がたっぷりあり、調性を微妙に動かして陰影をつけていく語り口の絶妙さ。 しかも軽みを失わない大人の音楽。もうサロン音楽を逸脱してしまっている。 弾いていて一番サロン風に気持ちのいいのがコレ。No.8。 正直に言って、まったく単純な旋律の変奏技術だが、音楽生理的な快感は極悪で習慣性があり、 たやすく中毒症状に陥ってしまう。(←病みつき、ハマる、のサロン風修辞) 特に単音でひっぱってきた第一テーマから、次第に高揚していく二重音の第二テーマが、 たたみかけるように・ふと・始まる、ぞくりとする快感。 この二重音の目くらましい技巧のうねりが本能を直撃し、生理的な感応を引き起こす。 譜例の最後の小節なんかね。もっともこれはバラードNo.1の使いまわしだが。 聞くより弾く方がよりエモーショナルになる、実にアブない音楽である。 おっとっと、相手より自分が先にイッてしまいそう。(イミわからんが) |
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ノクターン No.18 ホ..![]() |