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[ピアノのお稽古] |
ドイツ舞曲op.35 (ブラームス) |
2018/6/13(水)12:43 |
ショパン・シューマンに次いでブラームスの曲集を開くことが増えた。 当初は晩年のインテルメッツオに浸っていた(自己沈潜;;)のだが、ついでに曲集の前の方にあるWalzerをぱらぱらと弾くこともある。 そしたらいつの間にか全曲16を通奏していることにもなっていた。 これは16のドイツ舞曲集だか、通奏すると全体にほのかに民謡風のテーマの統一感があり、やはり全体でナンボとうような有機的な構成になってるのが読み取れる。 緩急緩とか調性とか。 始まりまっせぇ〜!という前口上のあるNo1が終わると、ふにゃりと軽い鼻歌のようなNo.2が続き、この曲集全体を支配する付点四分音符+八分音符のリズムが紹介される・・・ まあ、いろいろあってハデで技巧的なNo.14でいよいよだな、そろそろだろ?とクライマックスへの期待を煽ると、突然やってくる肩すかしの・・・ ![]() なにコレ・・ブラームスの子守唄? とはちと違うけど、ま、そんなようなモンだ。 これは誰でも知っているというような民謡だろう。 第二曲で紹介していたリズムは実はコイツのとこへと連なっていたのだった。 なるほどそれで終わるんか、と思っていると軽い2声のカノンでふわりと曲を閉じる。 万雷の拍手で終わるのがテレくさい屈曲したブラームスの・・とまでは言わんが、ま、私としてはそのようなところで妙に親近感を覚えたりする。 よく考えてみるとシューマンのクライスレリアーナや交響練習曲、ショパンのソナタ2,3番というような好みの曲セットを永年練習させていただいているが、実を言うと通奏はできるのだが暗譜完奏未状態のまま。 ふと気がつくとこのブラームス「ドイツ舞曲」がいつの間にか全曲暗譜通奏できてしまっていた。 ショパンのソナタ第3をライフワークに、とか昨年は意気込んでいたのだが、「万雷の拍手を浴びる」なんてやはり私の人生やない。 案外こんなところでふわりと軽く生涯を閉じちゃうんだろな。 |
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