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[バイク/野外徘徊]

国道308号暗峠

2007/10/15(月) 午後 2:15
ほんの出来心だった。

いつものようにバイクでプールに行って、帰りに矢田山の子供の森まで走りる。
夜なら森の暗がりの魑魅魍魎ドモと遊び、昼間なら木々の間を少し散歩するんだけど。

日曜日の朝で、そろいの水色帽子をかむった良い子の野外何とか教室の一団が木陰のベンチに群がり、中型犬3頭を連れた夫婦までやってきたので早々に退散することにした。
尚、この御夫婦は感心なことにずっと犬をつないだまま散歩されていた。
フリスビーを投げて犬を興奮させて喜ぶ迷惑な飼い主とは大違いである。

それではちょっと足を伸ばして懸案の暗峠(くらがりとうげ)越えを決行することにしよう。
国道308号。
酷道の代名詞。

ウチから近い矢田山を越えている部分はいわば前座。
南生駒から東大阪市平岡までの生駒山の暗峠を越える部分が真打ですね。

とにかくみすぼらしい道路の舗装、険しい勾配、狭い車線、ややこしい道筋で初心者は絶対に走ってはいけない道なんです。

現に私には昨年免許取得後すぐに生駒方向から矢田山越え部分で失敗し、転倒してエライ目にあったトラウマがある。

急勾配でクラッチを切り損ねエンジン停止。
どうしても坂道発進ができず、極端な隘路と勾配で方向転換もできず、じたじたあがいているウチに転倒してしまった。
転倒してからも勾配が邪魔をしてバイクを起こすことができず、上で通過待ちをしていた車の方達に手伝ってもらってやっとバイクを起こした。
この時はすごすご坂を下り、来た道を戻っていったのである。

それ以来、あの角度の勾配でエンジンは始動できないと思っていた。
ようやく免許取得後一年を経過するころから、対向車がないことを確認し、一気に駆け上がる感じで走行できるようになった。

プールの帰りにちょっと矢田山駆け上がりを楽しんでいる部分は国道308号ではなくて県立民族公園から子供の森に上がる308の支道なのだが、道路状況はまったく同じ急・狭・雑。

先日、いつかは来ると予期していた対向車と鉢合わせがあって、やむなく上り途上で停車し、すれ違ってから恐る恐るクラッチをつないだ。
なんと、別に問題なくバイクはするすると坂を登り始めるではないか。

昨年の失敗は当方の坂道発進が未熟だったせいで、400CCが非力だったワケではなかったのだ。

という曰く謂れがあり、この前口上を述べてやっと暗峠に向かえるというものだ。

案の定、生駒越えのR308の入り口がわからず近くの住宅街の道を迷走、ちょうど車をガレージから出していた方に本当の308進入口を教示していただいた。

生駒暗峠までは比較的普通の山道で、のどかでもあり、あ、楽勝だな、と思った。
峠頂上でいきなり石畳になり、激しくバイクがつんのめり慌てる。
うむ。
石畳の国道か。
風情はあるんだけどね。

それからの平岡までの生駒下りが圧巻だった。
いやぁ。
ふう。
とにかく、これでもかの急・狭に加え急カーブもたっぷり。

道路仔細については「酷道」「国道308」で検索すれば、マニア(^^)のサイトに詳しい写真入りの報告がたくさんあるので、どうかソチラを。

いやぁ、楽しめました!といっておこう(^^)で、ついでにこの308号、大阪のどの辺りまで行ってるんだろうと、平岡からそのまま直進。
上六・鶴橋・千日前・港町。
南のど真ん中まで一本。

便利!といいたいが、大阪下町は怒涛の信号の波。
100メートルも行かないうちに信号待ち停車。
それがイヤなら700エン払って上の阪神高速東大阪線に乗れ、というのが世の中というものですね。

もう大阪下町のごちゃごちゃ道路は勘弁してくれ。
これにくらべりゃ暗峠なんて十分楽しめる天国だよ。

大阪ネイティブのライダーには、渋滞する車の間のすり抜けすることくらいしかバイクの楽しみはないのでは?なんて思ってしまうのだ。

ついでに四ツ橋線で梅田に出、秘密アジトに駐車し、お昼食べなきゃと歩き出す。

ここでやっと思い出した。

近所のプール帰りの出来心で生駒越えちゃったので
財布持ってきてなかったのでした。


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