過負荷な日常 五年保障 ..
[団塊の段階的生活]

図書館ホテル

2007/6/14(木) 午後 5:53
そろそろ旅行に?
越前とか淡路島とか今年はもう行ったじゃん。
アレはタイケンでしょ!

まあね。
会員制リゾートマンションの体験宿泊一泊二人で1000円とか、なんとかクラブの
営業マンの車で現地まで送迎してもらったりとか、なかなか低コストで
楽しめました。
しかし、手ごわい営業トークに負け、というか根負けし、思わず高額の会員権を、
ふと魔がさして購入してしまいそうになるという、やばいリスクもあり、もうアレは
パスしたい。

実際自分で適当な行楽地を探してみると、交通費・宿泊費が唖然とするほど高い。
なんせ一泊する料金でタイかベトナムなら往復できちまうのだ。

ウチの奥様が「あなたはユースホステルに泊まって」と言う口調が本気なのも
チト怖い(^^;

つまるところ、組合保養所とか国民宿舎あたりでお茶を濁す予定だが、食って
寝るだけのところという感じは否めず、ゆっくりとオトナの時間をすごせる
というようなイメージはない。

で、何?そのオトナの時間って?
えと、それはだねぇ。それは、そのぉ。
何なんでしょうねぇ?

雑誌を見ているとニューヨーク・マジソンスクエァの「Library Hotel」の
紹介記事があった。http://www.libraryhotel.com/

図書館風のホテルである。

DDC分類に従って各フロアと部屋のテーマが決定され、部屋の棚にはその分類番号
の本があふれている。
マホガニーの家具の後ろにハードカバーの洋書(当たり前だが^^)の背表紙
が並び、いや、なかなか落ち着いた、適度にスノッブな雰囲気である。

図書館通いが好きな人なら、閉館時間にふとこう思ったことはないだろうか?
「このまま書棚の間に隠れて一晩すごしたい」と。

宿泊客は自由に棚の本を閲覧できるのだ。雑誌記事によると、図書館風なのは
雰囲気だけで、別に司書が本を管理しているわけではない。
だから年間200冊ほどの本が勝手にもって帰られてしまっているそうである。

別に一日中本を読んでいたい、というわけではない。
しかし、一日中本の背表紙を眺め、本棚の間を散策し、そのまま宿泊できる
というのは、なんとなくある種の究極のホテルという気がする。

スタンウェイとか、ベーゼンドルファー等一晩中弾いていたいピアノを各部屋に
おいてあるホテルとか、名機・レアもののシンセサイザー音源弾き放題のホテル、
等々、なんかこのノリで面白いホテル開発してくれませんかねぇ。
もちろん格安で。

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