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[団塊の段階的生活] |
ハレルヤと晩秋の野外カフェ |
2011/12/22(木) 午後 2:03 |
12/18(土)
地元のホールにヨメと「メサイア」を聞きに行く。 合唱女声はマル、男声は少し頼りなかった。ソロは玉石混淆というところ。
第九の次あたりにこの季節によく演奏される曲だが、ソロのレシタティーボとアリアの組み合わせが素人耳には類型的で冗長に聞こえるのだが、さりとて第九第三楽章のような全員で安心してぐっすり眠れるような部分がなく、ヨメには不評だったようだ。
私はと言えば、今年もこの季節に「for unto as a child is born」の祝祭的なハーモニーを聞けたことだけで満足、wonderfull、wonderfull だね。 第九と同じく、強烈に季節感を呼び込んでくるメロディーである。
ああ、今年もこの特別な季節がやってくるんだ。Wonderfull, wonderfull と。
季節感はいいのだが、それなりに寒くなった。もう山奥へと野外キャンプに出かける気分にはならない。
コンサートが終わってから、この季節の夕刻を久しぶりにウチの市の裏山に登って野外カフェを開帳することにした。
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よく整備された広大な森林公園があるのだが、あまりに広いので恰好の犬の運動場と心得る輩が、夕方まで大声でフリスビーに興じているのが常である。
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犬を放すのは奈良県公園条例違反だが、別に罰則はないので誰も従おうとはしない。
喜ぶバカ犬どもの哄笑を聞くのがうっとおしいので昨年は一度も訪れなかった。
現在の隣の市のスポーツクラブに鞍替えするまで近隣のスイミングスクールで夜泳いでいたので、夏には帰宅するまでバイクで急峻な山道を駆け上がり、誰もいない暗がりに包まれて1人で涼んでいたのものだったのだが。
最近、思いついてもう一度登ってみると、この寒さが幸いし、晩秋の気配が強くたちこめる野には誰もいなかった。
いや、昼間は相変わらず犬がいたようで、フリスビー犬のステッカーを貼った車が、入り口に近い身体障害者専用駐車場に傍若無人風に停まっていたのだが、早い日没の気配に追われて直ぐ帰っていった。
あいかわらず夜には私の庭になってくれるようだ。
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コンサートが終わると直ぐ日没である。頃はよし。
テントを持ち込み、野外カフェを開帳に及ぶ。
別にテント泊をするつもりはないのだが、まあ、気分というか。
本当はどこかテント泊が可能な目だない場所を物色することも目的だった。
まあ、可能だろう。
しかし、あまりに市街地に近いので、夜になると斜面の向こうに町の灯がちらちらする。
おかげで、広大な割りには何となく人の気配から逃れられず野宿の意味はあまりない。
もっとも、つまらなければ丘を下って家に帰ればいいというもんだが。
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テントを風除け代わりにし、コーヒーを飲んでゆっくり過ごす。
日がすっかり暮れてしまうと
冬の野の野生味がすこしは出てくるのだが、急に寒さが周囲をきっちり覆ってしまう。
というわけで一目散に退散するしかない。
近くて便利なフィールドだが、野外カフェの開帳時間が犬の消える5時から、とっぷり夜になる前の1時間くらいしかないのが残念。
それに冬場は日本三大酷道のひとつにあげられる進入路が多分凍結してしまってバイクでは無理だろうな。
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