本日の曾野綾子と | 春にはなったが。.. |
[団塊の段階的生活] |
音楽CDすべて廃棄! |
2012/4/15(日) 午前 4:26 |
当初、早くも時代遅れになってしまったDVDプレーヤーが3000円台で売っていたので、大阪のアジトで使用するのにソレを買いに行ったハズだった。アジトではBS番組も視聴できないので。
ジョーシンに行くと、在庫一掃感謝祭開催中の特売で型落ちブルーレイディスク・プレーヤー(ソニーBDP370 )が1万円で積み上げられていた。 一日悩み、結局DVDからBDになった。
手に入れてみるとこのプレーヤーはなかなか使い道が豊富で、かなりの掘り出し物だった。
録画機能がなく、チューナーや何とかカードとかいう余計なものがないので、すっきりと薄型軽量である。
ブルーレイディスク(BD)プレーヤーといっても、当然CDやDVDの上位互換になっていて、本拠でBDに録画したBS番組だけではなく、CDも演奏できるので一台あれば便利だろうとも思ったのだ。
小型軽量なので大阪のアジトに置き、近所のハハオヤ宅にも持っていって過去の写真データや合成ムービーを上映し、雨の土曜日を過ごすこともできた。(3・31ハハオヤ84歳の誕生日)
データディスクの他はHDMIケーブル一本だけでテレビ装置に接続できる。
ブルーレイのレコーダーの方は同じくソニーの最下級モデルを持っていて、最安値モデルだが、写真を自動的にズームさせたり、フェイドイン・アウトさせBGMを付けてムービー風に編集できる機能がついている。
ソレで編集し、過去の旅行写真等を上映したワケだ。 当初はそんな目的だったのだが、この際、過去の写真データを保存メディアにバックアップしておこうという気になってしまった。
私はデジカメの発売当初からのユーザーで10年以上撮り溜めたデータをハードディスクに蓄積してある。 大半はつまらん写真だが、やはり旅行の記録等は捨て去ることもできない。 幸い紙メディアではないので外付けハードディスクの1センチ幅くらいの物理的容量に収まり普段はバーチャル空間だけにこっそり存在しているだけである。
実を言うと、デジタルデータは貯めてあるだけで整理も何もしていないのだが、バイクにも乗れないような正当的老人生活を始めた時、ゆっくり整理すれば格好のヒマつぶしになるだろうとも思っていたのだ。
ん、で、もうそろそろそのあこがれの正当的老人生活に入りかけてるのかもな。 というわけで、一週間くらいかかってハードディスク上だけに存在していた写真データをBD・DVDメディアにコピー、クロニカルに並べてラベルを貼った。これでハードディスクがイカれてももう安心というワケだ。
せっかくのBD装置なのに、DVDも使用するのは、写真のJPEGだけなら軽すぎ、BDの容量一杯に入れると収録ファイル数が多くなりすぎ、仕様上書き込める上限を軽くて超えてしまうからだ。
つまりウチのレコーダーはあまり賢くなくて、4000ファイル以上は数えられない、と言い出すのである。
これは「思い出ディスク」というようなタイトルをつけてメニューを作成するためらしい。
言われたとおり順に処理すればいいのに、こざカシコイまねをするから結局は能力不足を露呈してしまう。
いかにも現代的産物。余計なお世話。
BDに書くとガサガサ状態になってもったいない。DVDでいいか。ならパソコンでも読めるし。
写真をクロニカルに整理できても、今度はイベント単位にムービー化する、というようなヒマ仕事はたっぷりある。データさえ残してあれば、最後まで遊べるネタは切れない。
これで、常に「データー整理しないかんし、私も忙しい!」とヨメに息の長いレジスタンスを続けられるわけだ。
フォルダの一連の写真をスライドショーとして連続的に表示させられるのだが、ムービー化したときのように形式の変化がないので多量のダメ写真の連続ではすぐに飽きてしまう。
BGMは必要ですなぁ。
この装置はプレーヤーである。基本的にディスクキャリアーには写真データー入りのディスクを入れて読ますので、音楽用CDディスクを同時に入れることはできない。
と思うのだが、よく見るとデジカメデーター取り込み用の USB コネクタが付いている。
試しに、CDデーターをUSBメモリに入れて、このコネクタに挿入すると、ちゃんとタイトルを認識し、MP3等の音楽データーの再生装置としても使用するできるのである。
これはレコーダーにはない機能だ。レコーダーのUSB 端子は写真データーだけしか認識しない。 もちろん、スライドショー用のBGMとして使えるのだが、それよりもCD以外の音楽データー再生装置として使えるのは大変都合がいい。
私は写真データー以外にも過去に買った音楽CDを整理しなければならんのだ。
すでに、i-Phone持ち出し用等でCDの幾分かはMP3ファイルとしてパソコンでコピーし、外付けハードディスクに貯めてある。
しかし、直接パソコンから再生しようとすれば、音楽を聞くのにいちいちパソコンを立ち上げ、外付けハードディスクやオーディオアンプを接続しなければならないので、ちとめんどくさい。
CDをそのままプレーヤーに入れて聞く簡便さにはかなわないのである。
しかし、MP3データーをUSBメモリに入れてしまえば、プレーヤーのUSB端子経由で即再生できるのだ。
それにCDディスクと違い、いちいちディスクキャリアのディスクを入れ替えなくともいい。
テレビ画面上のメニューから直接アルバムを選択できるのもお手軽お手軽。
USBメモリは端子に挿し放しにしておけばいいのだ。
試してみると、テレビ受像機のUSB端子でもMP3の再生機能があった。(録画機はダメ)
USBフラッシュメモリにCDデータをコピーしておけば、そのままテレビのリモコンで音楽も聞けるのである。
今まで保管の便だけでしか考えてなかったのだが、この際全部のCDをハードディスクにコピーしてしまうという写真の整理に引き続きいての壮大な計画がここにして始まったのである。
これもほぼ一週間かかって全てのCDのコピー完了。
本当はデータを直接コピーすれば早いのだが、Window Media Player経由でコピー。
WMPを経由すればネット上のデータベースを検索し、うまくいけばアルバムタイトル・演奏者・曲目等の情報とジャケットの写真も一緒にデーター化してくれる。←ただし、モレも多い。
全CDのデータは32ギガバイトに収まった。
ちなみに今ジョーシンでは16ギガのフラッシュメモリ(USB2.0)を780円で売っている。
わずか二個のフラッシュメモリ、10パーセント引きで1400円の中に私の全てのCDコレクションが納まってしまう。
実際はテレビ受信機のUSB端子はUSBハブを付けて二本挿しにしたが、一本しか認識せず、結局32ギガ一本を買ったのだが。
とにかく、すべてのCDデータが親指大のUSBメモリに収まったのである。
今や私の全てのCDはテレビを点ければ何時でも参照し、演奏させることができるのだ。
単純にうれしい。
聞きたい音楽が簡単に聞ける素晴らしさ。
画面で昔買ったCDを眺め、即演奏させられる楽しさ。
この喜びをおすそ分けしようと、余った16ギガのメモリに適当に見繕ってコピーしヨメにプレゼントした。
で? ん? あ、会社の引き出しの中。書類コピーしようと・・。
USBフラッシュメモリの欠点は、小さすぎるので机の中なんかに入れてしまうともう2度と出てこない。
78回転SPレコードから始まり、EP、LP、CDと媒体のコンパクト化の歴史だったレコード音楽も、ここにして究極のカタチになった気がする。
もうディスクですらなく、稼働部分も不用な、端子に挿しこんだままの単なる親指長のメモリである。
これで私がここ20年くらいで買い集めた音楽の全てに瞬時にアクセスできる。
もっとも、既に私はインターネット上の配信で上原ひろみのアルバムを2枚買っていたのだった。
こちらは既に物理的な媒体は何も付いていない。ただ音楽だけを買ったというような気分だ。
本棚の一角を占めていたCDを箱に詰め、後は大型ゴミの日に廃棄するだけ。
・・・しかし、これも電子書籍と同じような問題があり、直ぐに廃棄してしまうわけにもいかないこともある。
仮にジャケット写真や演奏情報も全て記録できたとして、CDについていた解説や歌詞が残ってしまう。
特にオペラや歌曲の歌詞は鑑賞にも必要だ。
シェーンベルグの「グレ・リーダー」とかバッハのカンタータのドイツ語の歌詞はポイと捨てるわけにはいかんだろ。
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