年金報道のウソ | 箕面の滝(大阪府.. |
[団塊の段階的生活] |
岐阜谷汲山紅葉満員バスツアー |
2013/11/26(火) 午後 7:08 |
11月18日(月)
前回でコリたハズだが、どういうわけかまた途中下車不能人生のバス旅行。
前回「もういいわ」と率直な感想を述べたハハオヤだが、参加費昼食付キャンペーン価格2100円と聞き、「なら、行く」とこれもあまりに率直な意見撤回。
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かくて、近鉄上六駅を出発し一路バスは岐阜谷汲山へ。
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前回は添乗サンのガイド口調が少々煩わしかった。
今回は大丈夫、「静かなガイドさんにして!」と頼んどいたからとヨメ。
添乗サンは今回は問題なく、車内和気あいあい、と書きたかったのだが。
腰が曲がっているハハオヤの座席を少し倒そうとして、後部席に「少し倒します。」とことわると、「無理や!」とミもフタもない後ろのお方のご返事。
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かなり狭いバスではあったのだが、返ってきた日本語のレベルとして私には到底交渉を続ける意味もない世界の住人のようだ。
ま、ハハオヤには聞こえず、通路向こうのヨメには経過を報告しておいたのだが。
そんなことで引っ込むヨメではない。
次の休憩終了後、私が乗車する前に、今度は自分で後ろのお方と交渉を始めた気配。
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私が乗車すると、「バスでシート倒すのは禁止や、決まってるやろ」と後ろのお方の声。
「え?禁止って?・・」と何やら気色ばんできたヨメをあわてて押さえる。
マアマア、アレは違う世界のお方のようだよ。
というような悶着はあったのだが、なんせ2100円、文句は言えない、鶏釜飯昼食付。
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谷汲山華厳寺参道。
道中あまり大した秋景色でもなかったが、参道からは次第に紅葉の気配が濃くなっていく。
岐阜谷汲は一昨年の信州ツアー最終日にキャンプ場を探しに来たところだ。
わざわざバスを仕立てて紅葉を見に来るようなところだとは全く知らなかった。
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本日の主賓はハハオヤ。
モスグリーンの帽子が上品なおばあさん風。
実を言えば愛用の帽子があまりみすぼらしいかったので、ヨメが自分の帽子をかぶせたのだ。
私が自分の帽子をヨメにかぶせ、私がハハオヤの帽子を着用。
三者ともその帽子で着用してきた上下と違和感なし。
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参道はかなり長かったが、到着した本堂はこの石段の上。
これは押し車では無理か?
しかし、左手に階段を迂回する経路があり、踊場が多く大丈夫そうだ。
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このルートの方が紅葉が見事で、しばし記念撮影。
ソコで立ってて!
と私の帽子を被っているヨメが命令する。
キバった割りには光の処理がうまくいかず、何を撮ったかよくわからん写真↓
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まあええわ。
次行こ。
本堂前の長大な石段と合流。↓
このあたりの紅葉の混ざり具合と石段の構図がパノラミックでさすがの紅葉名所。 |
本堂前にて。
もちろん山門内脱帽。
やっとこさ到達した本堂だが、もう集合時間が迫っている。
急いで駐車場に還らんと。
帰りに参道の出店で買う予定だった「ういろう」を買いにヨメが走るが、なんと行列が出来ていてダメだったと。
急いでバスに戻ると、次はすぐ近くの横蔵寺。
途中の緑地公園キャンプ場に以前来たのだが、宿泊できるような雰囲気ではなく、しかたがないので渋滞の大垣を縦断し、雨の名阪国道を帰ったのだった。
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横蔵寺山門のこれ見よがしの紅葉。
塗り橋の上に母娘がいるのだが、ボケていてなにやらわからん。
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ハハオヤのVサイン。
なんでしょうかねぇ。
85歳でも写真となるとこんなポーズをとるんかねぇ。
どうもこれは日本だけの現象らしく、ドイツの大学で講師が、何故日本人はみんなアレやるのか不思議がっていた。
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これでどうだ。
横蔵寺には即身成仏体が安置されていて、拝観300円ナリ。
「舎利殿(ミイラ)300円」なんぞという看板もあり、即身成仏僧としてはこの後世のこの客寄、本望だろうか、歯ぎしりしてるだろうか?
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「ミイラ」とカタカナ書きするので見世物風になってしまう。
調べてみると木乃伊(ミイラ)はMommy(英)のポルトガル語経由の音訳とのこと。
即身成仏?そんな究極の自己顕示をいやしくも解脱を観想修行する者が企てるということが信じられません。
しかし、そうした聖遺物をありがたがるのはどこでも同じ。
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キリスト教圏でも、聖人の遺骸の争奪戦は中世教会の日常茶飯事だったらしい。
ヒトラーやハリソン・フォードが争奪戦を繰り広げた聖杯伝説も思い出すが、その日たまたま見た映画(ひかりテレビ)でもモーゼか誰かのミイラの体を集めれば不老不死になる、ちゅうようなモンをやっていて(タイトル忘れたが)、ありがた味は世界共通のようだ。
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本家のエジプトでは神的権力者の力の象徴だったワケで、そんなもんマネせんともっと真面目に修行に励んでくだされ。
↑上の写真では露出が強すぎ、せっかくのハハオヤのポーズだが不気味な心霊写真としか見えない。
やはりカメラ買わんといかんかな?
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はい、今回のバスツアーはこれにて終了。
帰路には横蔵寺門前で豆入りあられ、多賀SAでエビセンその他いろいろ物的重量が増す。
この世の違和感、あの世の違和感、盛り沢山だが、隣のハハオヤにフッサールの現象学を講義し、せめてもの私のプライバシーからの抗議とする。
昨年信州篠ノ井の宿でこの方にハイデガーをご進講させていただいたことがあるが、今私はフッサールで忙しいのだ。
キミたちは上六近鉄デ隣、新歌舞伎座ビルの地下で夕食のおかずでも買っときなさい。
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