街歩きいろいろ( 平城京跡大立山ま..
[野外徘徊記]

新年ワールドスパと新世界

2016/1/5(火)22:16
2016年1月1日(金)

あけましておめでとうございます。   2016/1/1の私でございます。

ヒマ正月。
午後、行くあてもなくお座なりに県立図書館近くの「ゆららの湯」¥720に行く。
一応天然湧出温泉らしいが、特色のある湯質ではない。
町場のスーパー銭湯で細かく区画された浴室に正月のヒマ老若がぎっしり。
もし平日空いているんだったら近場なのでまた行くかも?
と思ったが、平日料金500円の奈良健康ランドの方に行くだろう。

帰路イオンモールで福袋等。
サンマルクカフェでコーヒーとデザートサービスチケット¥1000を買い、店内で試食。
しかし、「デニブラン」は1月4日から有効ということで、チビクロの方を食す。
写真はソレじゃなくて年末に一人で食したコメダ喫茶店の「小倉トースト」(^^)/

1月2日(土)

ハハオヤ登場。
例によって梅田デパート数店にて福袋等。

新年早々のデパートのレストラン?人で一杯では?
と思っていたらそうでもなかった。

阪急D12階「美食句采」。

宝塚ホテル、美濃屋等4軒の老舗レストランに夫々発注できるフードコート形式。
なかなかいいアイデアで、スーパーのフードコートではあまりに正月早々から生活的過ぎるし、れっきとしたレストランだと好みが分かれるので悩むところ。
鰻専門店に行こうと考えていたのだが、ココがいい。

天丼、散らしずし、牛鰻ひつまぶしと、三人分の料理を注文し、三人で回し食い。
私だけ生中付(^^)/

料理は注文しなかったが宝塚ホテル系のおネエさんにシャッターを押してもらって記念撮影。
なかなか結構な新年デパート会食だった。

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1月3日(日)
新年特大企画「スパワールド入浴と新世界串カツ堪能日」。
え?ワールドスパ?スパワールド?どっちだった?確認するのもメンドイので適当に読んでください。

快晴の正月の大阪キタ下町の空。

私は大阪ミナミの下町の出身である。
釜ヶ崎と称される一帯の小便くさい商店街のケチくささがイヤで地球の裏まで逃げていったのだった。
ところが気が付けば元の大阪下町のどうしょうもない空中架線の猥雑さの中。
一生涯かけてなんちゅう馬鹿げたオデッセイをやっとるのか。


大阪キタの下町の人工密度は変わらず狭苦しいチンケな住戸の立てこみ方は相変わらず。
しかし、金回りは悪くはなさそうで夫々キレイに改築された家が多い。
しかし、自分の家がいかにキレイでもこの空中架線ではイカンだろ!と私は思うのだが、別に誰もソンなこと気にしていないのだ。
自分とこだけキレイなら他の世界はどうでもいい。
周囲の世界との整合性、バランスのとれた美意識なんて大阪のド下町には関係ないわい。
利便性第一。どこか狂った世界。

      そこで私も負けじと新年のひと狂い。
      この世は夢よ ただ狂え!
    この偏在する我らの狂気に生きる道を教えよ!
    私の前に道はなく私の後にはクソの山!


「新世界って知ってる?」
「知らん」
「え?もう50年も大阪で暮らしてて?」
「働いて忙しかったんや」

見ている世界はすべて違う。
少なくとも私はハハオヤの見ている世界は違うという認識はある。
しかしハハオヤは自分とまったく同じ世界に私も住んでいると信じている。残念でしたぁ(^^)。


あ、正しくは「スパワールド」のようだな(^^;

こういう世界認識の範囲の違い、そして「違い」の認識の違いがが果てしないテロとの抗争を招く。
自分の住んでいる世界が唯一の世界である、という固い安定した信頼を揺るがすものへの本能的な敵意。

世界なんて自分が勝手に作ってるもんだよ。
そやけど、オレが自分で作った世界やのに、なんで世界がオレに敵対しよるんかい。
こらぁ狂わな生きられんわなぁ。

昨年もヘンな年で、私は鬱逃れに夜遊びに狂おうとした。

台北にまで遊びに行き、まっすぐ家には帰らず新世界でも遊んで帰ったりした。
一人で遊んできた後はどこで遊んだかを家人に教えるというヘンなクセもあるようだ。
道頓堀・千日前からはじまり、台北に行き、そして今回は新世界ということに(^^)。
スパワールドは公称入場料3000エンと書いてあるが、あれはウソ。
平日1200円、日祝1500円のキャンペーン価格でずっと営業している。
本日も日曜と正月休みが重なっているのだが1500円。

風呂に入って、館内着で寝ころんで、ビールでも飲んで食って一日1500円は安い。

人は多いが、浴場面積が広いのでゴボウ洗い状態ではない。
ただし屋上のファミリープールは遊泳どころの騒ぎじゃない。

さて、そろそろ夜になってきたし新世界に移動しますか。

串カツを食うのだ。

何故だかしらないが、新世界なら串カツと決まっている。



そういえば子供の頃からじゃんじゃん横丁には串カツ屋があって、「二度漬け禁止」のソース缶の横には生キャベツが盛ってあった。

前回わりかし居心地の良かった店に行くと「九時半で終了です」と。え、もうそんな時間だったか。
少し広そうな店に適当に入る。
なんと今年あと少しで88歳が
新世界で串カツほうばってまっせ!

さすがに揚げたての串カツは軽く、甘めのソースが衣によくなじんでさすがの美味さ。

このハハオヤは少しでも甘いとだめ、辛いとだめ、熱いとだめな人だ。
しかし、この甘辛熱い串カツは美味いという。
真正下町出身の私からみれば単に日頃は自分を自分でかばいすぎているだけだと思う。
食べられるんだけど、甘いものや辛いものは身体に良くないと勝手に決め、その理念から一歩も出ようとはしないだけではないか?


横の娘さんも日頃は私に「単純な味しか分かってない」とかけなし、高級グルマンを気取っているのだが、この弩級B級グルメは美味いとおっしゃる。
本当はアンタも私とそうかわらんのでは(^^;


いや、安くて美味しかった。
庶民の正月は新世界だよ!

じゃんじゃん横丁でパチンコやって、トビタに上がって(又は温劇に入って)新世界で串カツ食って帰る。
それが昔からの大阪の庶民の休日だった。



で、なんで私が半世紀以上もかけてこんなところでオデッセイをやっとるのか理解に苦しむのだが。

まあいいや。
とにかく新年最初のハハオヤメンテナンス企画もめでたく無事終了。

「そうだったかな?」とヨメ。
ヨメが見た世界は私が便宜的に要約したものとはかなり違っていたようだ。
真実なんて誰にもわからん。
が、だからといってもうこの世界が即終了というワケじゃないんだろ?

vo:dankais/blog2016/68238988.html
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