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[静かな生活] |
この夏はストラスブールで(4) |
2018/10/3(水)14:41 |
![]() 8月上旬から9月上旬まで久しぶりにストラスブール暮らしをした。 実は到着早々問題勃発。 ストラスブール大学夏期講座開講日に大学に出頭すれど誰もいず、事務局に行くと今年は生徒数が足りず夏期講座は中止になった、と。 おいおい! 飛行機の切符は取ったし、宿舎は手配済みだし・・・そりゃぁないぜ! 話を聞いてみると、私のE-メールアドレスが転記ミスで事前連絡が受け取れてなかったのだった。 さよですか、と家に帰ることも今更できないのだ! まあ、それでは仕方がない。 その足でもう一つの私の母校 CIEL de Strasbourgに行き、即受講手続き完了、多少受講期間は減ったのだが、当初の予定通りストラスブールで一か月フランス語のお勉強をしてきた。 ![]() こちらの母校に行くと、やはり5年前に担任だった講師がいて・・ 5年前にも受講したら、そのまた5年前に担任だった講師がいて、とかだった。 この短期の外国留学生を受け入れる学校は意外と評判がよく、校舎が増築拡大されていて盛業中らしい。本業は商工会議所付属の職業訓練学校。 もっとも前2回は冬場だった。 やはり夏休み中の語学学校は生徒数が多くなる。 で、5年前の一クルーだけ受講した一生徒を担任講師が覚えていてくれたとは! と言うが、なんせ私は他の学生諸君に比して異色の高齢者、覚えもめでたかろうわけだ(^^; しかし、今年は同じクラスに熟年者が4名。 下がその男性メンバーで上のクラス写真(アナログ画像の素人スキャンだな)を撮ってくれたハンス・ユルゲン・ケステンバッハ「教授」(中央)、もちろんこの名前からしてドイツ人。 その向こうがあのホイジンガ氏(!)。もちろんオランダ人ですね。 ![]() 「教授」や「ホイジンガの末裔」についてはおいおいまた旅行記に書くのだが。 以前、フライブルグ大学のドイツ語夏期講座に参加した時、当時はかなり上の世代の大先輩(「ハン・ミュンデンメトードの父」)に懇意にしていただき、その衰えない学習意欲に感銘をうけた。 今回、よく考えると私は既にその大先輩の年齢になってしまっていた(^^; しかし、このハンス・ユルゲン「教授」はその私よりまた10歳上。 この御仁とはどこか感じ方や趣味が私と共通し、どことなく友人風に喋り合ったりした。 Je parle, donc je suis. もう商売に必要とかでもないのに、どうしてこんな年齢になっても外国に行って外国語を学ぼうと思うのか? 同じ趣向を持つ者は集まるところにやってくる。 自分の為の自分への自己顕示欲か(^^; ![]() 日本は異常気象の夏だったが、私はストラスブール郊外の町(もうストラスブールではない↑)で自転車に乗って暮らしていた。 中部ヨーロッパの夏の気候は快適だったし、ただの田舎町で過ごす静かな暮らしは私の精神をリフレッシュし、久しく忘れていた子供の頃の好奇心やちょっとした冒険心とかの新鮮な感覚を呼び覚ましてくれた。 救いのない日頃の加齢の悲哀を少しはリセットしてくれたという思いがある。 ああ、今でもやはりここで暮らしていたいのだ・・・ ヨーロッパで暮らすことへの想い。 若年の頃の憧れや夢が、少なくともその痕跡は未だに私の内部に残っていた。 やはり少しでもこちらで暮らせるように? じゃあ、来年はストラスブール大に正規の学生として登録して? と後期高齢大台突破以降の新生活プロジェクトを胚胎し、新たな決意と共に帰国したのだったが。 いままでは一ケ月以内の短期留学ばかりだったが、長期となるとそんなに簡単ではない。 ホテル暮らしではスペース的にも経済的にも持たないし、 年齢的に学生寮とかいう手にも頼れない。 ![]() 生活上ではピアノの練習やジム通いも手配する必要がある。 何よりVISA、滞在許可証をもらわんと学生登録もできないし・・ それよりその間無人になってしまう私の現在の居宅は? いろいろ考えるが、やはり短期・超短期の滞在を繰り返す方が得策か? かくて試行錯誤や思考作誤を悶々と繰り返す日々に(^^; 不動産屋の店頭の賃貸アパートの広告
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