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[静かな生活] |
一歩前進二歩後退 |
2019/2/14(木)18:32 |
・・・・・これじゃ全然前に進まんじゃないか (--; 昨年末以来めでたく「古希」ちゅうことになりました。 この漢字、あらためて眺めてみると、え?それはひょっとして大変なことやない?と見える。 昔は本当にこの歳までくる方は珍しかったんだろうなぁ。 今ではさほど珍しくもなく、政府は何とか年金の支給年齢をソコまで引き延ばそうと、画策しているようでもある。 私も気が付いてみれば、え、もうそんな!という感じ。 60歳の還暦に間に合った時には「すなおにうれしかった」ことを思い出す。 やっと何事かのゴールにまでやってきて、もうこれからはもうあくせく競争して生きなくともいいんだ、と一安心。 年金(ただしちょっと繰り下げで)ご支給いただき、仕事も辞めさせてもらって「後は余生^^」とかにやりとしたもんだ。 今回は別に大した特典も日本国からはいただけなかったのだが、ただ健保組合から「これから医療機関には2割だけ支払ってくれればよろし」というお免状が(^^; いずれそーなる、とは思っていたが、いざそーなってみると想定外のこともあった。 還暦越えて仕事辞め、お仕事代わりにスポーツクラブに通い始め、ちょっとランニングをガンバってしまい、藤井整形外科では変形性膝関節炎との診断。 以来、ヒアルロン酸注入には頼らず膝への負担を減らすたらたら式で、とにかくもジム通いは続けてきた。 昨年のスタジオプログラムの改定で、いつもの時間のたらたらダンスが突然”STRONG by ZUMBA”という60分のハードな筋トレ系に変更、以来多少無理して参加してきた。 これはコナミ、LesMillesでいうところの「ボディコンバット60」とほぼ同内容。 ところが参加しているうちに何とかコツのようなものが飲み込め、一時間のハードな動きにも耐えられる気がしてきたのだ。 そうなると少々欲も出、退会していた別のスポーツクラブの筋トレ系プログラムに今年から定期的に参加するまでに。 ボディコンバット・ボディパンプス・ボディアタック等。 気が付くと重いバーベル担いでスクワットをやっている羽目にも。 え?変形性膝関節炎、どうなったん? 多分、脚の他の筋肉が発達し、うまく膝をカバーしてくれてるんかな、とか(^^; 昔一度参加し、途中でヘバってしまい、少々トラウマがあった「ボディアタック45」もなんとか最後までついて行けるようなのだ。 これは完全に想定外だった。 私の予定では男性的筋肉生活限界はこの辺り、後は余命の8年間のらくら被介護生活で、とかが想定未来図だったのだ。 古希になった私がまさかボディアタックやってるなんて嘗ては思ってもみてなかった。 まあ、人生100年時代とかいう風潮もある。多少の人生の上方修正もやらんといかんなぁ・・・ということでは一歩前進というべきだろう。 日ごろ、ヨメにテレビで喧伝されている健康オプセッション情報を振りかざされ、愚にもつかんという顔をすると「死んでもいいん?」と脅かされる。 しかし、いくら健康オプセッション系食品を摂取したとしても運動等のエネルギーアウトプットがなければ身につかんだろう。 心的&筋肉エネルギーを消費しつづけてれば、自然に必要なものは入ってくるハズ。 それ以上何を入れなきゃならん? と、ロクなモン食ってないのに古希まできちゃった実績は、ヨメのうるさい私の不摂生生活批判を躱す具体的な反論材料にも使えるのだ。 ざまーみろぃ♪ ![]() ・・・・・・ おい! え? おい、人生ってそんな甘くはないぜ! ん? ・・・・・・ 急に右肩が異様に凝ってきた。 そのうち右腕が痺れ出し、ややもすると手が震えるよな感触も。 しまったぁ! 私は頸椎狭窄症の持病があったのだ。 調子に乗って、筋トレ系に目覚めたのはいいが、今度は肩甲骨上から首への筋肉が付いて張りすぎ、ただでさえ狭かった神経束の出口を圧迫してしまったのだ。 整形外科で頸椎のレントゲンを撮影、しばらく安静にして様子見、との診断。 どこか進めばどこかが後退していく。 自分の自然に逆らって進もうとすれば却って自分を劣化させる。 ・・・そういうことだ。 筋肉や内臓はメンテナンスしていけば再生するヤツもある。 しかし基本的には骨格や脳ミソとかの基幹部分はやはり経年劣化していくのだ。 ごまかして遅らせることはできる。 しかしこの一個の生命体としての自然寿命の残り時間のストックはきっちり古希になっちゃってるのだ。 神に一番近ずいた秦の始皇帝でさえ、ソレをどうすることもできなかった。 徐福に特効薬を探しに行かせるより、私の場合は残りのストックをいかにゴマ化して生存欲との折り合いを着けていくかという問題になる。 肉体維持的に言えば 1)大量にエネルギーを消費し、絶えず鍛えて自力再生力を涵養していく。 2)無駄なエネルギーを消費しないで、大事に今のカラダを守り、壊れんように維持する。 というような戦略が可能だろう。 1)は攻め、で2)は守り中心。 今、言えることは、自分の状態を絶えず把握し、時に応じて攻めと守りを使い分けるということ。 つまり多分、そのバランスを絶えず微調整し続けることがこれから生きる中身になるのだろう。 一歩前進、二歩後退。 ゆっくり急げ! 173センチ69キロ 体脂肪率15.0 BMI22.5の我が相棒よ。 |
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業平道にて遭難
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