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[サラエボから東ベルリンへ 2001] |
ストラスブール3 ライン川両岸から旅の再開 |
不穏な曇天の大気のまま、これでストラスブールは終わり、昼ころの列車でベルリンに向かうことにする。旅行後半は東独を周る予定だった。 ホテルを出て駅に向かうところで”やっぱり自転車に乗る”とヨメが言う。 「このままでは・・・だから・・・。」 言っていることは何となく分かる。 「で?自転車に乗って夜帰って來る、それからどうするん?」 「どうにかなるでしょ」とヨメ。 む、なかなか言うではないか。 「異存はない。そうしよう。どうなっても責任は負わない。」 ホテルに荷物を預け、駅の貸自転車屋に。 昨日のおやじから自転車2台借りる。 ↓自転車借用契約書
![]() 契約書によれば 2台で60FF 保証金600FF 18:30返却予定。 ![]() 車体のメンテナンスや交通ルールの解説で、まるで自動車教習所の教科書のようだった。 さすが自転車大国フランスの面目。 バーデンバーデン行きツアーの案内があったので、これももらっておく。 ![]() ←この観光コースはストラスブールから直ぐライン川を渡りドイツに入り、シュバルツバルト(黒森)伝いに北上、バーデンバーデンまで行くツアー。 ストラスブールからバーデンバーデンは学生時代自転車で日帰りした記憶はある。もちろん自転車では山は無理なのでライン川沿いの村落道を往復した。 今回はそこまで時間の余裕はないし、ストラスブールの郊外からそのままライン川左岸に沿ってフランス側アルザスを走ることにする。 この図ではフランス側の中間あたりにあるアグノーで多分ドイツ側に渡れるハズだ。 ちなみに、2009年にヨメと南ドイツを旅行し、シュバルツバルト山中のフロイデンシュタットの保養所に投宿。自転車で山を下ったが、やはり登りは無理で列車に自転車を積み込んで帰ったことがあった。⇒自転車でシュバルツワルトを散策する 考えてみればドイツやベトナムのホイアンや台湾の高雄でヨメとよく自転車に乗ったもんだが、この旅行でイタリアのビチェンツアで自転車を借りたのがその初回だったワケだ。 ![]() ・・・ というワケでヨメとストラスブールの町を自転車で走りだす。 中心街を抜け、まず嘗て私が下宿していた街路を走行。 ヨーロッパ議会の運河沿い隣、オランジュアリ公園近くの住宅地だった。 しかし自転車では15,Rue J.J.Hennerの下宿は確認できなかった。 運河を渡り、ストラスブール郊外のローベルソーへ。 ![]() やがてライン川沿いの湿地や森に踏み込む。 ![]() ライン左岸のフランス側のアルザスはこんな感じの湿地で村落はもっと内陸よりにある。 ![]() このあたりのライン川は比較的穏やかな大河だが、やはりよく氾濫していたのだろう。 アルザス北部は森と湖沼が続くだけ。 ![]() 木々の上に載っているボンボリはコウノトリの巣。 ![]() コウノトリはアルザスのシンボルになっている。 ストラスブールの街の中でも公園の至る所にコウノトリの巣があり、そこらで鳥が歩いている。 ![]() 湿地の森を抜け、それからひたすらライン川の堤防道を走る。 ![]() ![]() ![]() ![]() ライン川本流。対岸はドイツ。 ![]() ↑Pont de Gambsheim by Google map
やがてアグノーの橋(本当はGamgsheimの橋)が見えてくる。大きな橋だが、産業道路橋というような趣でダム橋というような感じ。 ここで休憩、写真も撮ったはずだが見当たらない。 大体、この橋あたりでフランスの東部のドイツとの国境橋が最後のはずだ。 あとはライン川が左行するにつれ、国境が地図上で上ドイツ下フランスになる。 そしてフランスはロレーヌ、ドイツはザールラント地方に。 2014年に私はザールラント大学の夏期講座に参加、フランス側のザルグミーヌとかいう小っこい町にビールを飲みに行ったが、今Google地図を見るとアグノーにかなり近い町だった。 橋のフランス側で一軒だけ営業してた店で昼食にする。 ![]() ↑Le Rhinkaechele Gambsheim by Google map
多分、この店だと思う。今でもこの店一軒しかGoogle地図には載ってない。ここでも玉ねぎスープとパンを喰ったのだが、タルトフランベだったかも? あまり馴染みのない田舎のレストランだが、給仕又はオーナーのおバさんが愛想よく、料理も美味かったと記憶する。ヨメも多分大人しく食べていた、と(^^♪ ここから橋を渡ってドイツ側に出、ストラスブールの隣町、ドイツのケール市まで戻って行くことになる。 ![]() 服装もドイツに(^^♪ ![]() 対岸はフランス。 ![]() ヨーロッパの冬は日没が早い。 途中、典型的なドイツの田舎町を通過。 ![]() 少し探索。 ![]() ただの小さい村だが、住居は田舎風に綺麗に揃っている。 ![]() なかなか”寒村”とは言い難い生活レベルのようだ。 ![]() この家は木組みの装飾がサマになっていると思ったら、やはり村のレストランだった。 ![]() 風が強くなる。 ![]() もうケール市の近くだが、どうも幹線道路から外れて産業用道路に迷い込んだようだ。 やはりケール市郊外のライン川沿いは物資倉庫等の港湾施設が占めていた。 やっとケール市街に帰り着き、アイスクリームを喰う。 ヨーロッパ橋を渡り18時ストラスブール帰着。 クレベール広場のVELOPARKに自転車返還。 ホテルibisのカフェで時刻表を研究。 今夜はもう宿は取っていない。 ユーレイルパスの特権、車中泊だな。 結局・・・夜行でハンブルグ朝9時着なら一晩眠れるだろう。 DB(ドイツ国鉄)でバーゼルまで戻り、夜行のハンブルグ行きを捕まえる。 ”CityNightLine”という愛称の寝台専用車だった。* 全席予約制、車内で2等の座席をその場で予約。 ![]() ![]() *CityNightLine by Wikipedia→
何の気なしに「夜行のハンブルグ行きを捕まえた」と書いているが、Wikiで検索するとかなりレアな国際運行車両だったようだ。 2015年営業終了。2等の座席も特別仕様。 これはチューリヒ発ハンブルグ着のKomet号だった。 →CityNightLine 車内は快適、一日自転車漕ぎだったのでか快眠。 ハノーバーを通過したのは夢うつつに覚えているのだが。 up:2025/5/24(土)2:35
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