北欧横断列車の旅 .. 3度目のストックホルム..
[北欧旅行2006]

リーセフィヨルド・プレケーストーレン

2016/2/13(土)19:17
7/23(日)
旅行案内に出ていたスケジュールにしたがい、早朝出発すべく展望レストランへ朝食に。

しかし、8時オープンとのこと。
ウェイトレスのおネエさんに頼み込んで入室。
7時半、まだ暖かいソーセージ系の準備はないが、そくさくと朝食。

あいかわらず習慣的に昼食用サンドイッチをせっせとテーブル下で作成するヨメ。


レセプションに荷物を預け、タクシーを呼んでもらってフェリー乗り場に。
23.07.2006 8:02 STAVANGER TAXI 119.00 Kr =\2242

対岸のタウ行きフェリー乗船
23/07/2006 08:37 STABANGER-TAU 2 VOKSEN 72 KR



フェリー内でスェーデンクローネをノルウェークローネに替える。




タウ着。


次いでバスに乗り換えフィヨルド口に。

バス料金を払ってしまうと帰りのバス代が残っていない。
フィヨルド口の店屋でなんとかしようと思う。
店屋で水を買う。
しかし両替は不能。
バス内で見かけた日本人カップルをひそかにアテにする(^^;

フィヨルド口下車。
ユースホステルの売店で両替を頼むが、インターネットでレートを調べる等難航している様子なので却下してもらう。

プレーケストーレンへの登山開始。

最初の登りがきつい。

かなりへばる(^^;
途中で力尽き、道端で座り込んでいる観光団のおバさんがいる。
「お先に!」と挨拶。
「私はもうここでいいので・・」と手を振ってニガ笑い。

脱落した組を抜いていくと何だか調子が出てくる(^^;
鼻歌が出る。
ついには大声で歌を怒鳴るとすっかり疲れが消えてしまう。
最初の遅れを取り戻した感じである。


2時間ののぼりでプレーケストーレン着。

途中の光景はたいしたこともなかったし天気もよくないので不安だったが、さすがの光景が出現。

天気も回復。

プレーケストーレンはリーセフィヨルドに張り出した岩棚。
手すりもなにもなく、そのままあっさりとフィヨルドに切り立っている。

高所恐怖症気味の私は「キミなら行ける!」とヨメをけしかけるしかない。

いやぁ、流石。 おだてれば何でもやってくれる方である(^^;。
ちなみに、登攀道でへばっていたのは主としてヨメの方だったのだが。

追記)
記憶では私はアソコまでやってないと思っていたのだが、上の全景の端に立っていたのはヨメではなくて実は私だった。
今回、拡大し見返して判明。

崖プチのヨメ全景はこの方↓
私の方がわずかに間合いを詰めている。

それにしてもこの柵もロープも何もないテーブル岩の壮絶な光景。
日本であれば安全柵で周囲を囲い、「絶景!!プレケーストーレンここ↑」というのぼりを立て、入場料1000円也を徴収するだろう。

ノルウェーはそんなことはしない。ただ冬場は登山禁止だそう。
多分一日に十数名は転落死してしまうように思えるのだが不思議と事故はないらしい。

実際に転落してしまったのはこのサングラス。
前年に南半球ニュージーランドのクライストチャーチで購入したヤツなのに。

落ちたサングラスを取りに行くと危うく遭難しかける。↓ヤラセくさいが(^^;
たまたま地球の真裏の角度になり、故郷からの重力波が直接到達、時空の次元を切り裂いて落ちていったのだ。壮大な距離感に恍惚となる。

お嬢ちゃんもせいぜい気を付けて。


目をつけていた(^^;日本人の若いカップルに100ノルウェークローネと手持ちの800円を交換していただく。
こんなところにまで来たのはいいが、バス代がなくて帰れないなんてのは。

しかし、実はそれから似たようなハメになってしまったのだった(^^;

1時間くらい過ごし、下山する。
帰りも歌を歌っていると一向に疲れを感じない。
私は偏平足と外反母趾(現在は+変形性膝関節炎でヘレンケラー状態)で通常の道路の歩行はニガテだが、どうやらデコボコの岩道なら足にいつもの負担がかからないようなのだ。

3時30分にフィヨルド口まで下山。
バスの時間を確認し、ユースホステルの売店で水をのんでアイスクリームを食し休憩。
ノルウェーのミネラルウォーターの甘み。
23072006 15:26 45.00 = \847
23072006 15:37 15.00 = \282

ところで?
16時のバスがやってこないが?

売店や駐車場の係員に尋ねるが子細不明。
ヨメにもバス停のタイムテーブルを見て確認してもらうが、16時に間違いない。

最後にもう一度見に行ってやっと了解。
バスは既に15:45に出ていたのだった。
各駅の到着時刻とその駅の出発時間を早トチリしてしまっていた。

後は夜の9時発しかない。
おいおい。
本日は夜行列車でオスロに向けて発つ予定なのだ。
夜の9時までプレーケストーレン登山口のバス停にクギづけされると非常にヤバい。
フェリーはもうないかも。
あったとしてもホテルに荷物を回収しに行っていると夜行に乗れないぞ・・・。

オトストップ(ヒッチハイク)を試す気になり、バス停でとまっていたフランスの観光バスの運転席のおバさんと交渉。
「方向が同じだったら連れて行ってあげるんだけど」
「それならいいですよ。その辺でオトストップしますから」。

道路で立っていると、もう一度そのバスが来る。
冗談で親指を立てた。
すると「仕方ないな」という風に停止してくれる。
「では、どこかバスの通るところまでなら連れて行ってあげる」と。
助かった!

ボルドーの団体旅行グループのチャーターした観光バスで、本隊は登山中。
運転手と添乗員が駐車場で待機中だが、どこかに食べに行こうとしていたらしい。
フランスでは熱波がすごくて死者も出た、とかだそう。

国道13号に出、路線バスの停留所に下ろしてもらい掲示を確認。
タウ行きのバスもある。
よく礼を言って気さくなフランスの旅行グループのバスと別れる。


ノルウェーの片田舎での標準バス待ちの図。
「もう来る頃なんだがなぁ・・」と起き上がりかけるおジさん。

上の写真では家の屋根越しに海岸線が見えている。






タウ行きのバスに乗り再びタウ港。
2006-07-23 17:32 Jorpeland - Tau 2 voksen 54 kr


すぐにフェリーが出ていた。
23/07/2006 18:07 Tau stvanger 2 voksen 72 Kr



6時スタバンゲル着。
充分夕食にも間に合う時間。

バス代・飯代くらいのノルウェークローネをATMで引き出す。
スタバンゲル駅で夜行列車を余裕で予約。

駅横の公園散歩。

公園内にすっきりした教会があった。
ベンチに座って小休止。

波止場の方にいくと、波止場に面したレストランのテラスにムール貝を食べている人。

それにしようか、とテラスの空席に陣取る。

ムール貝を注文するが、もうキッチンが閉まったので食事はできないとのこと。
飲み物だけ。残念でした。

しかたがないので、裏通りの開いていたレストランに入る。

しかし、そこはタイ料理店だった。
ヨメはなんとなく不満顔。
隣の客は料理を残している、あまり流行ってなさそう、とか何とかぶつくさ言う。
しかしもう時間の余裕がない。
ここで食べると主張。

するとヨメがもう半べそ状態になっている。
「ムール貝、たべたかったぁ・・」;(メソメソ);。

あまりの子供っぽさにあきれ、少々立腹もする。
しかし、まあ子供っぽくて単純でかわいいじゃないか、と思うことにした。

ムール貝ならまたいつか食べさせてやるよ・・・。
・・・とその時は思っていたが、爾来10年未完ですね(^^;
Phileas Fogg 105 Nok =\1983


バスでホテルに帰り、荷物を引き上げ、レセプションでストックホルムの系列ホテルのRICAを予約してもらう。
2006-07-23 21:15 2VOXSEN 44.00 Kr

もう一度バスでスタバンゲル駅に。
2006-07-23 21:58 2voxsen 44.00 kr

売店で食料買込み、オスロ行き夜行列車に乗り込む。
63kr = \1187

昨日からちらりと見かけていた一人旅日本人のおジさんと同車内だった。
45日かけて旅行するという大阪の60歳と海外旅行の話。

ウチはそんなにゆっくりと周ってられない。
明日中にはもう一度ストックホルムに帰り着き明後日発の飛行機に帰らなければならないのだ。

北欧横断列車の旅 .. 3度目のストックホルム..