←[台北台風記].. 雨の上海彷徨
[上海杭州霧雨紀行]

深夜、霧雨の上海へ

2016/12/1(木)13:27

上海浦東金融センター地区の夜景 11.27

11月22日(火)
今年は近場アジアにLCCで行き慣れてしまって少々タカをくくっていたかも知れない。
上海旅行出発一日前になってやっと図書館から借りてきた資料に目を通すが、上海市内の名所地図をスキャンするだけで終わってしまった。
中日に杭州行きにするか蘇州か、も未定。
上海に深夜到着してからのホテルだけは確保したが、例によって後は未定。

関空出発前にもヨメが携帯電話を会社に置き忘れた、とか空港ラウンジパスを家に取に帰るとかのメールが入り、準備不足の不安、不慮の事件への期待を大いに盛り上げてくれた。
おいおい、初めての大陸中国だよ。大丈夫かい?

とにかく上海浦東空港深夜0:30着。


入国後、ターミナル2到着ロビーのATMで500元(8150円)、二台目で引き出し成功。
この後も同じ中国商工銀行ATMなのに引き出し失敗率50パーセント。

ヨメ情報により、深夜連絡バスはターミナル1からの乗車が確実とのことなのでT1まで急ぎ歩く。
ターミナル1は閑散として人影まばら。

適当に出口から一階道路に降り、歩道上のバス停をさがす。
ちょうど出発間際のバスあり、プリントアウトしてあった「虹橋空港行バス路線表」を係り員風に示すと、「このバスだよ」風の返答。
到着後一時間を過ぎ、既に深夜1:40。
なんとか市内連絡バスに乗りこめたようで最初の関門クリア。

バスはターミナル2の停留所に停車、もう満席で殆ど乗り込めない状態だったが、他にもT2から出発していくバスが見えた。
切符売りのオバさんが乗り込んできて一人一人に行き先を聞いている。

プリントアウトの停車場一覧の「人民広場」を指し、二枚購入。 16元x2。

深夜の寂しい浦東地区走行中のバスの現在地をタブレットのGooGle地図を参照し確認。
市内中央部の人民広場で降車。
雨だった。
同時に降車した乗客は殆ど道に待ち構えている白タクに乗り換え去っていく。
当方は予約したホテルまで歩いて行くつもり。
しかしGoogle地図と現地の照合がつかない。

雨はそう強くはないが、時間も遅いので歩いてじっくり探すことはできない。
タクシーか開いているコンビニを探していると、歩いていた男に呼び止められる。
タクシーを探している、というとアソコと指さす。
結局、この男は白タクの運ちゃんだった。

英語のホテル名はもちろん通じず。
タブレットの中国語のアドレスを示す。
20元で行くという。ならいいか。

走り出してすぐのブロックを曲がると予約したホテルのマークが見えた。
たいした距離ではなかった。
しかし、GooGle地図のホテルの住所の位置とは大幅に違っていた。

中国ではGoogle地図を含め、Google系アプリはまったく役に立たない

2時40分、Campanile上海ホテルに無事チェックイン。
部屋は清潔で、中国第一夜のシェルターには充分すぎるくらいだったが室内はかなり埃っぽかった。
フランス系のホテルでテレビチャネルにTF5MONDフランス語放送あり。
ヨメが探してきたホテルだったが、偶然私が3年前にシャルルドゴール空港で泊まったホテルと同じだったのをロゴマークを見て思い出した。  →

まったくの偶然だが、双方とも到着第一夜のシェルターとして利用しているのが面白い。

もっとも、今回は寝るだけに星三つホテルは少々もったいなかったかも。
帰国時の早朝発便では浦東空港内で仮眠し、それで充分だった。
わざわざ深夜バスに乗って市内まで行く意味はない。


←[台北台風記].. 雨の上海彷徨