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[台北台風記]

台北駅周辺付け足し観光

2016/10/11(火)22:44
9月28日(水)午後
台北駅前の新光三越近辺の繁華街の中級ホテル着。
チェックインは午後三時からなので荷物を預け、近隣散歩。

繁華街ブロックのすぐ西側は228平和公園で広大な緑地が確保されている。

先ず「國立臺灣博物館」↑
正面入り口に二か国語併記看板が出ていた。
「 本日休館 
  本日はお休みです

なんともありがたい日本語併記の注意書きだが、漢字「本日休館」は十分日本語なのに。
過剰親切多大多謝仕候。

鄭成功さんの記念像の東屋で昼寝や雑談に興じる近隣善男善女。


台北駅のすぐ近くなのに以外とゆったり散歩できる空間になっている。


あまり観光的には期待してなかったのだが、たっぷりチェックイン前の時間を過ごすことができた。


←橋の欄干に立ち、すっかり鄭成功サンになったつもりのゴイサギ。

公園横にはMRTの台湾大学付属病院前駅がある。
MRTで台北駅西側繁華街に用があるなら、台北駅で降りてウロウロ地下街を通り抜けるより、この台大医院前駅で降車した方が便利だろう。

繁華街ブロックにもどり昼食にする。
駅前食い物屋横丁的な繁華街で至る所にレストランがある。
日系でいえば吉野家・王将・やよい軒他。
台湾餃子の八片雲集もあちこちに。
とある水餃専門店で麺と水餃。
安くて美味い。
昼食はこれで充分。

店の片隅で一言もしゃべらず、ずう?っと餃子を作っている店の子。

ホテルにチェックインし、本日はもう何も予定のないおまけの追加日なので夜まで自由行動(?)とし、ヨメに現金300元だけ渡して駅前に遊びに行かせ、私は2000元持って駅裏のサウナに。
今回の初日に確認した「天龍三温暖」に行く。 600元也。
これで12時間滞在可。
追加1時間につき50元。

台北の他の金年華・亜太サウナとほぼ同様の規模。
ただ駅裏すぐなので人は多い印象。
浴室はそんなに広くないが設備はいい。
浴衣に着替え、食堂ラウンジに出ると、次に階下への階段がある。
階段下はテレビ室とマッサージ室、奥に二段ベッドが並んでいる仮眠室。
このマッサージ室には白衣の男性マッサージ師が待機している。
テレビ室の大型スクリーンは2画面で、ニュース番組と洋モノポルノ映画を放映中。

食堂に帰ると、黒のミニドレスとホットパンツの女性二人組が男性従業員に混じって給仕や飲み物の用意をしている。
ちなみにソフトドリンクは無料。
私が缶ビール70元を注文してちびちび飲んでいると、ミニドレスのおネエさんがやってきて「スペシャルマッサージ?」と日本語で(^^;
「ハウマッチ?」と英語で(^^;
「ヨンセンニヒャク。」と日本語で(^^;
わ、高いよ。予算オーバー。「じゃ、いいよ。」とニガ笑いして手を振る。

誰も別にじろじろ見ている様子でもない。
この時間は殆どがおジいちゃんで、あまり営業活動にも身がはいっていない様子(^^;

浴室には普通に個人持ち込みの洗髪用具なんかも置いてあり、近隣のオジいちゃん連中が普通に入浴に来ている雰囲気。
町の銭湯とポルノ放映・怪し気なミニマッサージ嬢とが普通当たり前に並存している。
サウナと風俗店の境目がなく、アナログ的に連なっている。
普通のビジネスホテルとラブホが台湾では区別がないのと同様に台湾サウナはいい加減で楽しいのだ(^^)


夜8時半にホテルでヨメと落ち合う。
ヨメの方はというと、駅前ぶらぶらし、北門まで地下街をあるき、天龍サウナ前も通って帰ってきたとか。
三時間のブラ歩きでも別に平気?やはり別行動で正解だったか(^^;

繁華街で夕食を、と物色するが意外と駅前商店街は店じまいが早く、目当てにしていた火鍋店はすでに閉店。
のこりも大したことはなく、結局屋台で売っていた胡椒餅(50元)だけしか食えなかった。

地下街もあまり人は居ず少々寂しいのでMRTで西門にいくことにする。

西門繁華街は相変わらず賑わっていた。

しかし意外にこの地区のレストランの閉店は早く、殆どがもう店じまい。
恰好の火鍋屋があっても23時まで予約済みと。
西門は夜の食堂街としては大したことはない。
夜はやはり夜市だな。

西門町外れの方で営業していた肉粽店にはいる。

肉粽。野菜粽と冬瓜のスープ。105元

結局西門でも夜市と同じようなモノを食ってるだけ(^^;

道端のおジイさん・おバアさんがやっていた果物屋でパパイヤ牛乳40元。

露地の屋台で臭豆腐50元。
もう店じまい間近で、最後の客が帰ると店主のおジさんが鍋に残ってい揚げ豆腐をオマケで追加しに来てくれた。ごちそうさま(^^)v

西門町MRT駅から帰路。
台北駅とは逆側の地下鉄に乗り込んでしまったが、中正記念堂で乗り換えれば台大医院前まで一駅。

←立派なMRT駅名表示。

やはり台大医院前の方がホテルには近かった。

ホテル配付のコーヒー券でフロントのカウンターで就寝前のコーヒー。


そんなに悪いホテルでもないが、一泊6000円は高い。
駅前の利点か?
この地区には同程度のホテルが目白押しになっている。
しかし、この地区のこのクラスのホテルに宿泊するなら天龍サウナの向こうの地区のロイアルシーズンズや城市商旅の方が・・一ランク(1000元)高いが設備は数ランク上。

9月29日(木)
系列ホテル地下で朝食。
桃園発11:05なのでそんなにゆっくりしてられない。
まったく西欧風の朝食セット。
パンやスープは取り放題でメインのパンケーキ・卵・ベーコンが一皿でやってくる。
悪くはない。
しかし、空港に早く行って世界金持ち&特権階級ラウンジで飽食してやる予定、
さっと食べ、空港シャトルバスに。


桃園空港着。
台北駅からは朝のラッシュ時では一時間以上見ておく必要がある。
ピーチ関空便のチェックイン開始まで、ピーチの看板の架った列の一番前で並んでいたのだが、いつの間にか係員が別の場所にピーチ看板を付け替え。
結局、空港に早く来たワリには列の後方に陣取るハメに。

チェックイン後、ターミナル1のラウンジ(貴賓室)に。
相変わらず閉鎖中。
手前のラウンジの案内看板を見ると我々が会員になっている世界金持ち&特権階級クラブのマークがあった。
そうか、ウチのクラブの専用ラウンジは無くなって、隣の一般航空会社ビジネスクラス&一部カード会社系ラウンジと一緒になってしまったのか。

とにかく入場。
広いが寒々としたつまらないラウンジで、あまり大したエサはないようだ。
取りあえずビールを飲むが、そんなに腹は減っていない。
「じゃ、第2ターミナルにいってみる?」「そうだねぇ」
ということで、即退出しTerminal2へ。
途中、別ラウンジの受付で第2ターミナルの会員ラウンジの所在を尋ねるがラチ開かず。
因みにそのラウンジも入場可だったが、なんだか同じような印象なので入場却下。
空港Infomation のおネェさんにT2の会員ラウンジの所在を教えてもらう。
私は知っていたが再確認。

T1からT2への長い回廊をひたすら急ぎ足で。
おまけに私はロイアルホテルの水浴からか、体調が悪く下痢気味だったのだ。
とあるトイレ前で「私はもうダメ。ここで待つからどうか君だけでも行ってくれ!」と涙の別れ。

とにかく、この回廊がクセもので往復40分は見ておかないと制覇できないのである。

やっと苦労の末、ターミナル2のMOREラウンジに駆け込み、急ぎ焼き芋食し、ルーロ―飯を掻き込み、ケーキをほうばり、ハーゲンダッツを取って来るヨメ↓

とにかく、この世界金持ち&特権階級会員なるのにどれだけの苦労を・・・(^^;
「はい、おしまい。時間です!」と遅れて到着した私が冷たく宣言。

   今回の結論
食事はターミナル2のMORE Lounge がベスト。

ピーチカウンターでチェックインしたらそのままターミナル1から出国せず、スカイトレインで先ずターミナル2まで行って出国する。
MOREラウンジで搭乗30分前まで過ごし、ターミナル1の指定ゲートに帰って来ること(^^)v


予定より二日遅れて29日午後2時半関空帰着。

なんと日本はもう風が冷たくすっかり秋の気候になっていた。

(台北台風記 完)
注記)
帰国後、会員になっている不埒なカードの付帯海外保険の担当会社に電話し、航空機遅延保障の請求手続をする。

しかし結果は:
1)欠航での遅延保障では宿泊費は出ない。食事代2万円までが補償内容。
2)航空機の遅延の結果、トランジット空港で乗継便に乗れなかった場合が宿泊費2万までの補償、とのこと。
したがって、今回の老爺酒店宿泊費25000円はでませ〜ん(^^)と。

ウム、緊急時にそこまで調べて確認してられないよ。
ちなみに、通常の海外旅行保険の航空機遅延保障では、欠航も遅延乗り継ぎ不能も区別なく宿泊費の補償がある。
このような「遅延保障」の中身が保険会社によって違うのは混乱の元だ。
どうか簡単な定義に統一してほしいモンだ。

せめて今回老爺酒店で豪華2万円のディナーを食っとけばよかった。
セブンイレブンの食費なら請求すれば出るハズだが、そんな領収書なんてもうないし、200元程もらってもしかたない。

1)一昨年の春カトマンズ空港閉鎖による欠航。
2)一昨年秋のベトナム帰りのトランジット時の台風による空港滞在2晩(←この時はホテル代は出たハズ)
3)今回
と、海外旅行保険金補償に全敗中。
なんと学習能力のないことか!

次こそ死亡保険一億円(!)目指して頑張るゾ(^^)/

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