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〔フライブルグ通信〕

[外に自閉する -2-]  遥かなるラインの畔(3)

2011/07/04

フライブルグ大学語学研究所との抗争
 
6月30日、フライブルグ大学ドイツ語夏季講座の申し込み締め切り日。
私の現状回復(登録受諾)を要求する大学からの返事はないが、講座の申し込みが正式にクローズする前に確認することがある。
 
1) 私には申込みが終了しているというアナウンスがあり、ドイツ語・英語のページにはその旨の記載があるが、果たして日本語版他のページでは未だに申し込みを受け付けられる状態で放置しているのか?
 
2)申し込みを受けつけたとして、講座料金を引き落とし、正式受講証を発給することを未だ行っているのか?
 
3)更に、多分杜撰な事務処理上のエラーで受けつけたとして、その誤りをいつ訂正するつもりなのか?
 
最後の3)は「受講締め切り」の通知が、私のダブルブッキングの訂正申し込みメールに対する返事として帰ってきたので、もしこちらからアクションを起こしてなければ、いつまでエラーを放置するつもりなのか確認する必要があると思ったのだ。
 
6月30日の夜、ドイツの30日のワークタイムが終了する前に、為替交換手数料をムダに支払う覚悟でもう一度フライブルグ大学夏期講座にHPから申込むことにした。
前回はドイツ語版では「申し込み終了」の表示があり、日本語版では無かったことを確認したのだが、表示が無いだけで、手続きそのものはブロックされているのかもしれない。
手続きができても、講座料金の払い込み(引き落とし)はブロックする処置になっているのかもしれない。
 
結果)
「満席で申し込みを締め切った」という表示のない日本語(や中国語)のページでは申し込みボタンが未だ有効。しかも、すべて正常に申し込み・登録ができ、受講料を支払わさせられ、結果正式な受講証が交付された。
↓これは講座が満員になった後にも、受講料を取り、交付してきた受講証である
 
要するに、講座側が受講受付終了後に取った処置はドイツ語、英語版の受講案内ページに「受講は満席で終了した」という赤字注意をいれただけで、その他の言語板のページや受講受付処置はすべて受講可能状態のまま放置されているのである。
 
この状態でも事務の怠慢は明らかで、クレームに値するのだが、正式にクレジット会社の私の口座から出金されているのかどうか、すぐに講座当局からの「ミスで間違えて受けつけた」という連絡がくるのかどうか待つ。
 
もし、連絡がなければ、実際にこの受講証を持って8月8日フライブルグ大学に出頭し私の権利を主張してやろう、とこのとき決意したのだ。
為替手数料どころではなく、航空機チケットもムダにしたとなれば、この商取引の犯罪性は明らかだ。
 
7月1日付けで講座当局からの返事があった。
「返事遅れてもうしわけないが、我々が満員で受け付ける余地がないと返事したのにもかかわらず、またあなたからの申し込みがあった。なぜ、こちらの受諾の返事を待たず、もう一度申し込みをしたのか?講座は満員で受け付ける余地がない。受講料は返金する。」
という内容。
同時に相変わらず、私のクレジット口座から料金が引き落とされているこを確認。
 
このレスポンスは私が6・28に出した「原状回復を望む」メールに対する返事として帰ってきたので、今回の確信犯的申し込み実験の受付からどのくらいの期間エラーを放置するつもりなのかの検証は出来なかった。
 
私は講座当局の態度に対し徹底抗戦を辞さないと態度を決めた。
この返事には私がメールで指摘した当局の事務処理のエラーやシステムの不備への謝罪は一切なく、ただ私側の申し込みエラーとして処理する文面しかなかったのだ。
 
フライブルグ大学は日本や中国の志願者をそこまでバカにするつもりなのか!
独語・英語(と仏語)のページから入った志願者だけには「受付終了」と伝え、知らされずに申込んだ日・中
の志願者には「申し込みはあんたの間違い。金を返すのでそれでいいだろう」と?
 
この後、いよいよ切羽つまってきたので他の大学の夏期講座を探したのだが、7月に入りすでに締め切っている
大学が多く、行き先の変更はそんなに容易ではない。
しかし、いづれの大学もフライブルグ大学のように、定員オーバーなのに、いきなりクレジットカード番号を入力させてとりあえずお金を払い込ませるというようなバカげたシステムではなかった。
 
エアーフルト大学: 申込む前に先ず空席があるか問い合わせる。
ライプチッヒ大学: まず申し込み書を送付。費用は申し込みが受理されてから支払う。
 
それが当然の手続きだろう。
フライブルグ大のシステムはあまりにオンラインシステムに頼りすぎていて、人間の常識が働いているとは思えない。少なくとも、申し込み受付が出来ないが、HPの更新も技術的にできないのなら少なくとも受講料の引き落としはブロックすべきだろう。
しかし、「語学研究所」「International Language Institut)が日本語や中国語でのコメントも入れられないというのも情けないぞ。
また、他大学の情報を参照した独日学術交流協会サイト(DAAD)でフライブルグ大学の学生募集案内を見ると、なんと「日本人のための夏期講座」というのも募集していた。
他の大学にそんなバカな講座はあり得ず、フライブルグ大学内でも他の国民に向けての同様講座はない。
日本人にそれほど人気の大学とは知らなかったが、こんなところに応募する日本人がいるということも情けない。せっかくドイツに行って、日本人だけのクラスでドイツを習うって、いったい何を考えているんだか。
こういう人が多いから、大学当局も営利に走ってしまうのだろうし、講座担当者の日本人を見くびるような態度も理解できる気にもなる。
まあ、「見くびる」というの言いすぎかもしれないが、少なくとも私の問いにまともに答えようとはしていないのだ。
 
私はうやむやにはしないぞ!
とは、思うのだが。
もしかしたら私を支援してくれる「日本」なんてもうどこにもないのかも。
 
7月2・3日(土・日) 週末停戦。

 

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7月4日(月)
先週、フライグル大学とのトラブルを説明した大阪・神戸ドイツ領事館に電話
領事部担当者と今までの経緯を報告。
私側の主張もっともだが、領事館としては職務の範囲外でどうすることもできないとか。
「ドイツに消費者センターのようなもの、ないんですか?」「さあ。」
むしろ在独日本領事館の担当ではないか?と。
さっそく、フライブルグ担当の在独日本領事館をしらべて下さる。
「ミュンヘンですね。」
恰好の振り向け先が分かり、早くそっちに行ってください、かね。
 
むむ、外国公的組織に一個人として異議申し立てすることはそんなに簡単ではない。
ま、当然か。
 
とにかくフライブルグ大学語学研究所夏期講座担当者に返事する:
「そちらが自分達のミスを認めないかぎり徹底抗戦しますぞ。」
ま、そこまでのブラックメールでもないが、ドイツに失望したという内容のメールを講座担当者に、CCでフライブルグ大学学長、在独日本領事館に出す。
 
私が「欝」というのはうつ病のことではない。
メランコリとカナで書いてしまうと自動的に文学的昇華をとげ、何となく軽い憂愁感のようなイメージになってしまう。
そうではない。
はらってもはらっても不快が顔に振りかかる藪の中の前進のように、木々が生茂り錯綜した状態が鬱だ。
そして問題は不快ではなく、自分と周囲の世界の存在が意味を失ってしまうことだ。
得体の知れない圧倒的な気配があり、この世の不如意というような形をとって常に私の神経を押しつつむ。

 

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