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〔フライブルグ通信〕

[D32] 初めてのフライブルグ観光 2日目

2011/09/09

9月2日(金)
お昼過ぎにMENSAに行って最後の食事。
ここでフライブルグ残留N氏と会う。
他に春から来ている大学の客員研究員の方一名。
 
わずか二日なんだが、久しぶりに日本人と会って(!)なんだか私は喋りすぎた。
どういう心理か!
すみません。
ご迷惑さま。
 
さて食後、もう夕方に近いがフライブルグ観光2日目である(^^;
当市一番のアウグスチナ博物館(AUGUSTINERMUSEUM)に始めて入場する。
中世の教会の建物をそのまま残して博物館に転用している。
ライン地方の美術とフライブルグ大聖堂の彫像のコレクション。
縦に長い空間に教会のガーゴイルが上方横から突き出している展示法が面白い。
奥に本物のパイプオルガン。実際にちょいと音を出していた。
 
コルマールのウンターリンデン美術館にあるグリューネバルトのものと同じようなレタブルが数種。
 
してみると当時は各教会の祭壇にはよくあったのだ。題材も似たようなキリストの受難物語。
しかし、圧倒的にコルマールのものの保存状態がいい。
こちらのコレクションはひび割れた板にはげかけた絵。
←これは違うのだが、中世的生々しい嗜虐趣味が目を引く。
 
空間や照明の使い方が新鮮な印象を与えるが、コレクションそのもので感銘を受けるようなことは無かった。
 
地下の展示場ではシュバルツバルトの歴史を展示。

民具や物産。
パネルに説明。
 
あ、これなんかお土産に良さそう、と思わず値札を探したが、それはない。
 
 
 
はいはい、そうですか、と一通り回って終了。
 
これで8ユーロとはちと高いのでは?
と、外にでてチケットをよく見るとこの博物館と他に3つの美術館・博物館の共通入場券を買わされていた。
 
大変だ。
もう夕方で時間がない。
一番近い「自然科学博物館」に行く。
なんともない学校の教室のような建物だった。

しかし、特集で「蛇」についてのあれこれを展示していて、それなりに面白かった。
 
水晶やオパールの結晶原石→
 
 
←日本。
嫉妬に狂い復讐する女性(にょしょう)とか。
清姫さんでしょうか?
それにしては図柄と文言が全く違うようだが。
 
 
 
↓蛇皮の上着とブーツのアンサンブル。
ヨメに土産に、と思ったのだが値札がない。
 
 
見学者は私一人。

30分くらいで一通り見て、次「近代美術館」 ↓
ちょっと繁華街の裏にある建物で、昨日前を通った。
しかし、多分もう時間だろう。
扉を押すと開いたので入る。

係りの男が出てきて「ゲシュロッセン! また明日」という。
というわけで本日の観光終了。
 
中心街にある市交通局の店で明日の切符をどうするか考える。
ノイシュタットまで片道5.1ユーロ。
今まで散々使ってきたREGIOKARTEの一日券(24時間券)は10.2ユーロ。
ノイシュタットの宿についてから多分TITISEEやSEEBURGにビール飲みにいくだろうから、24時間券買っといて損はなかろう。
問題はいつから使用開始なのか。
買ったときからだと、今買うともったいない。
窓口のオバサンに24時間券の使い方を聞く。
買って、最初に使うときに印字器で日付スタンプを印字し、そこから24時間。
ちなみに、最初にフランス語?日本語?とやってドイツ語だけ、と答えさせてから、やおらドイツ語で訊ねるという常套手段を行使。
「ドイツ語喋れるじゃないですか。あなたのドイツ語は完全に理解できます。」とのおことばをいただく。
ホメられるというのはつたない証拠である。
24時間券を購入したが、宿舎に帰るのに使えば明日のお昼のノイシュタットには使えるが、夜には期限が切れてしまう。
やはり今日も歩いて帰り、明日のノイシュタット行きから使うことにしよう。
 
 
かくてまた違う道筋を帰宅するが、途中で雨になる。
なんだか最近よく突然雨になる。すぐ上がるのだが。
川筋に降りて遊歩道を歩いていると、いつも橋の上から見えるカフェのテラスに出る。

 
ではビールのみながら雨宿り。
 
帰宅後、最後のジョギング。
そして最後の晩餐。
 
明日からは流浪の身である。
 


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