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〔フライブルグ通信〕

[D35] ノイシュタット暮し+南シュバルツバルトの町と村(6)

2011/09/13

9月4日(日)
朝から雨。
食堂で朝食。
ハム類とパンは豊富だが野菜がない。
トマトときゅうりのみ。
これはフライブルグの宿舎でもそうだった。
ドイツのホテルの標準朝食ビュッヘか。
 
 
雨が少し止んでいたので、部屋に帰らずそのままノイシュタットの町の散歩。

 
山に雲がかかり、それなりの景観になっている。

犬をつれたご婦人が散歩していてしきりに後ろの私を気にしているそぶり。
距離がつまったところで思い切って挨拶してみる。

不審な目つきで「何を撮っている?」とか尋問するそぶり。
「山と雲。きれいですよね。」「なんたらかんたら・家とか」
よく分からんが、不審な目つきはかわらない。
多分世間話のような内容に思える(←さっぱりわからんかった)。
 
適当に切り上げ、ではさよなら、と別方向に歩き出す。
なんか変なオバサンだった。
もしかして、アジア人が珍しいのか?
 
ん、なことはないよな。
TITISEEに行けばうじゃうじゃ中国系観光客がいるし。
 
・・おっと、後ろにまだ付いて来ている。
← これは南シュバルツバルトの民族的図柄。特産のクックー時計を売り歩く行商人。
日本ではハト時計になってしまっているが、このクックーは日本で言うと「閑古鳥」で、あまり縁起がよくないので日本に輸入したとき「ハト時計」という名称にしたのだろう、多分。
 
 
 
 
 
ラートハオス→
 
ひととおり公園と教会の構図を撮影し、宿に帰る。
 
さて本日の予定。
11時半頃に列車の到着にあわせてバスの大量出発があり、どれか一本を選択しなければならない。
割合遠くまで行きそうな一本を選択して乗り込む。
 
アイゼンバッハ.行き。
経路がちょいとよく分からん書き方をしてあるが、まあ、行けばわかるだろう。
また田舎の路線バスでの観光である。
天気はそんなによくない。
 
 
 
 
フリーデンバイラー
(FRIEDENWEILER)付近
ザンクト・メーゲンやザンクト・ピーター行きのような広々とした牧場の眺めではなく、スキーのピストが点在する山間の村めぐりである。 
・・そのうち、やはり乗客が誰もいなくなる。
何だかイヤな予感がして「ここ終点ですか?」と運転手に尋ねる。
「終点は二つ向こう」の答えを得て、運転主のすぐ後ろの席に移動。
 
やがて終点EISENBACH HOCHST れれ、一度通った停留所だが?
 
 
 
アイゼンバッハ
(EISENBACH)
「ここが終点だよ。」
「どうも。あ、このバス、ノイシュタットに戻ります?」
「30分後にラートハオス前から」
「了解」
どうだい、旅行用ドイツ語はばっちりだよ>ヨメ。
 
つまり、この村の停留所は2箇所あり、行きはラートハオス前から別の村に回り、村の別の停留所EISENBACH HOCHSTが終着。
帰りはラートハオス前からが始発ということだ。
よく理解できました。
では30分村を歩けばいい。
ところがバスを見送るとどちらの方角がラートハオスなのか全く分からない。
適当に歩いてみるがわからん。
下手すると午後4時の連絡までこのバス停で待つことになるか。
逆方向に試行歩きすると、かすかに教会の尖塔が見えた。
それそれ。
 
こういう規模の村の教会は向かいがラートハオスで二個一になっているのだ。
やっと方向が確定し、道をたどると先ほどのバスが途中で止まっている。
運転手はどこで休憩しているのやら。
やがてやって来たバスの運転者と二度目の挨拶をし、ノイシュタットに帰着。
 
本格的な雨になっていた。
では、本日はこれで終了だな。

雨ではバルコニーにも出られないし、部屋はやはり暗いし。
 
ロビーは広いが暗いのには変わりない。
ではおとなしく昼寝する以外にない。
 

 
午後6時、雨が小雨になっていたので、列車に乗ってTITISEEに食事に行く。
雨になると急に寒くなり、夏の陽気な行楽地のイメージはどこにもない。
実はシーズンオフの鄙びた湖が好みなので、そういうのもいいんだけど、次第に日暮れてくると侘しさも若干。
では、本日は思い切って一番高そうなレストランに、と意を決し、湖にプライベートビーチを持っているホテルに入る。
ロビーにグランドピアノ、ひろいレストランに老人数組、テーブルに白い布のナプキン。
あ、やはり一人でこういうところはちょいとなぁ。 格負け退散(^^;

昨日のレストランに戻ることにする。
ロビーにアップライトピアノ、ナプキンはピンク。
まあ、こういうところなら。
 
本日は雨で流石にテラス席は誰もいない。
こちらが一人なのを見て、案内嬢は少し考え、ビュッヘのすぐ近くのあわただしそうな席に案内される。
やはり一人で食事しているテーブルはない。
まあ、そういうことだ。
本日は焼きサーモンの小を注文。
本当に小さかった。
これならもう2ユーロ追加して大にすればよかった。
でも、例のサラダバーで満腹する。
ちゃんとデザートの果物・ヨーグルトもいただける。
昨夜の二番煎じで、帰りの列車を逃しまた小一時間雨の駅前で潰すことになる。
うむ。
こんなところで夜の雨の中でいったい私は何をしているのか、とかちらりと思ったりもする。
↑帰り着いたノイシュタット駅前ホテルのロビー。 こうしてみるとなかなかの調度だな。

 

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